結婚は人生の一大イベントです。
生活環境が変わり、人によっては仕事や住んでいる地域も変わってしまうでしょう。
気軽にできることではない分、いろいろな覚悟が必要になると思います。実際にどのような覚悟をしたのか、既婚女性に聞いてみました。
「当たり前のことですけれど、旦那以外の男性に目を向けないと改めて誓いました。私は浮気経験もないし気が多いわけでもありませんが、男友達は多いので……」(29歳/IT)
交際している時点で他の男性に目を向けることはNGですが、結婚してからはもっと気を引き締める必要があります。他の男性に目移りしてしまったら、旦那への心理的負担はもちろん、慰謝料の支払いや裁判などに広がる可能性がでてきます。
結婚は「この人だけ」と決める行為。今一度、そのことを見直すのはいいことですね。
「今まで人間関係の整理をしたことなかったけれど、結婚を気に整理する覚悟を決めました。変な人と交流があると、旦那やいつか生まれる子どもにも悪影響があると思ったからです。『◯◯さん(旦那の名前)の奥さん、変な人と交流があるらしいよ』なんて思われたら大変です」(33歳/専業主婦)
結婚は住所や連絡先が変わることも多いので、人間関係を見直すのにちょうどいい機会ですね。今後のお付き合いを遠慮したい人と縁が切れれば、新しいスタートも快適になりそう。
新しい連絡先が嫌な相手に伝わらないよう、周囲に口止めをしておけば安心です。
「私の旦那は何もできない男性でした。家事も料理も壊滅的だったので、ひとつひとつ根気よく教え込みました。まず本人のやる気をださせるところから大変でしたね……。私のほうが収入も多く家にいないときもあるため、本人のためにも家事は覚えてほしかったんです」(27歳/金融)
男性の家事参加率が増えてきているとはいえ、「そもそもどうやればいいかわからない」という男性も多いようです。こちらから徹底的に指導するしかないですね。子どもの指導とは違い、大人の男性となると「男のプライドが」「女性からあれこれ言われるのは嫌!」など、ハードルも上がりがち。かなりの覚悟が必要になりそうです。
「独身時代のように『なんとかなる』『自分へのご褒美』などの感覚でお金を使うわけにはいきません。家庭用の貯金は必要だし、念のためへそくりだってします。ケチケチしすぎるほどではないけれど、金銭感覚は整えました」(35歳/アパレル)
結婚のデメリットとして「お金を自分のために使えない」「お金の自由がない」をよく聞きます。こちらもそれを踏まえた上での覚悟でしょう。
ただ、一部からは「自分にではなく、自分以外の人(旦那・子どもなど)にお金を使う喜びがわかった」という意見もあります。家族のためにお金を使うことが「不自由」と思わないようになれればいいですね。
「仕事大好き人間ですが、出産や義両親、私の両親の介護などで仕事ができなくなる日はくると思う。旦那が仕事を辞めてそれらに対応してくれるとは思わないから、今のうちから覚悟を決めました」(30歳/医療)
せっかくキャリアを積んでも、出産・介護を理由に仕事を辞めてしまうケースは多いです。特に出産は女性しかできないことなので、旦那に代わってもらうことができません。わかってはいることですが、これも覚悟を決めておかないと割り切れない思いでいっぱいになってしまいそうです。
いろいろと覚悟を決めることはありますが、それらを乗り越えてでも「この人と一生を添い遂げたい」と思えるのが結婚です。
あなたが何か覚悟するように、きっと彼も何か覚悟を決めているでしょう。その覚悟を胸に決めて、二人で仲良く生きていけるといいですね。
Written by 神之 れい