子どもの頃は些細なことですぐ泣いてしまうことがあっても、大人になるにつれ泣く機会もどんどん少なくなるものです。
しかし泣くことは、ホルモンバランスを整え体に良い影響を与えると言われています。では、「泣く夢」を見ることはどんな意味をもたらしているのでしょうか?
1.体の健康回復
2.悩みや障害が解消される
3.幸運や嬉しいことが訪れる
夢占いで「泣く夢」が意味するものは以上の3つです。現実でもストレスや悩みがある時、思いっきり涙を流すと何も問題が解消されていなくても、スッキリした気分になります。夢も現実と同じように、夢の中で泣くことで事態が好転する意味を持っています。
自分自身に立ち塞がっていた問題や障害が取り除かれ、物事がうまく進むという暗示です。ただし、夢の中の泣き方によっては悪い心理状態を表したり、警告を意味する場合もあるので、泣く夢のパターンごとに解釈を見ていきましょう。
基本的には泣き方が激しければ激しいほど良い暗示になります。自分を悩ませていた問題が解消され、状況が良くなる吉夢です。
大きな幸せの前触れでもあり、心の中でモヤモヤしていたものがスッキリして清々しい気分で過ごすことができるでしょう。
周囲の人がビックリしてしまうくらい大きな声で泣き叫ぶ夢は、直面している大きな不安や問題が解決につながることを意味しています。ここでポイントとなるのは涙が出ているか出ていないかです。
涙を流さずにただ叫んでいるだけの夢は、恐怖や不安が心に根付いているサインなので注意してください。体調面が優れていない場合も叫ぶ夢を見てしまう傾向があります。
「泣く夢を見ていて目が覚めた時に本当に涙が出ていた」という場合は、現実で気持ちの整理がついていない出来事があるという暗示です。目の前の現実に意識が行き過ぎてしまい、夢の中にまでその出来事を持ち込んでしまうのでしょう。
泣く夢を見ることで、自分自身のけじめをつけようとしているのかもしれません。夢を見る前よりは多少気持ちも楽になるのではないでしょうか。自分の精神安定を保つために、泣く夢を見ることで浄化機能を果たしていると言えそうです。
嬉し泣きをしている夢は、幸運が訪れる前兆を意味します。恋人がいない人は、素敵な異性と出会えるサインかもしれません。
今までなかなか波に乗りきれていなかったことも、信じられないくらいスムーズに進んでいくことが期待できそうです。
感動の涙が意味するのは、心理状態の大きな変化です。今まで持っていた考え方や見方、意識が変化していく可能性があります。
この夢を見たことがきっかけで、自分の意識が変わり、人生の分岐点になるかもしれません。精神的にも成長できるチャンスとも言えるでしょう。
悲しい気持ちでヒソヒソと泣く夢は、強い後悔が心の中にあることを意味しています。普段気にも留めることのない胸の奥にしまってあるものですが、実はどこかで気になっている念なのかもしれません。
恐らく何かのきっかけで夢の中に出てきたのでしょう。すぐには乗り越えられない記憶かもしれませんが、時間をかけてゆっくり解決してくれるに違いありません。
知っている人の前で自分が泣いている夢は、その人とのコミュニケーションがうまくいっていないことを表しています。
その問題は、時間の経過とともに解決できることかもしれませんが、できれば自分から相手の意見や話を聞いてみてもいいかもしれません。
本来泣くという行為は、笑うことと同じくらい人間の体に良い刺激を与えてくれるものです。
泣く夢は、比較的良い暗示として捉えても問題ありませんが、人前で泣く夢は、もっと関心を持ってもらいたいという心の警鐘かもしれません。
夢の中で誰がどのように泣いているのかも夢を読み解くヒントになるでしょう。
Written by 早紀