「どこからが浮気だと思う？」「どこまでなら許す？」こんな話を女の子同士でしたことはありませんか？
浮気の定義って人によってあいまいなので、悩むこともありますよね。今回は状況別に「浮気かどうか？」を検証してみることにしました！
あなたにとっての浮気の答えが見つかりますように。

彼氏の浮気、許せますか？

わたしは許せません。あっ、冒頭からさっそく個人的見解を述べてしまいましたが、あなたはどうですか？彼氏が浮気したのを知ったら、それ、許せますか？

世の中には、いろいろな人がいます。昔なら「浮気は男の甲斐性」なんて言われて、男性に限っては浮気が容認されていたこともありました。

過去の知り合いに「パートナー同士、浮気はOKってお互いに決めてるんだ」と言い切った男性もいます。それまで浮気は悪だ！と決めてつけていたのですが、人の数だけ恋愛観が存在するのだな……と一つ大人になった瞬間でもありました。

さて、そうは言っても多くの恋する女の子達は「浮気はイヤ」、「彼氏には、自分だけを見ていてほしい」という願望があるのではないでしょうか。カラダとココロをパキッと切り離して考えられる男性と、同じように割り切ることはむずかしいですよね。

ということで今回は、しばしば女の子達の間でも議論になる「どこからが浮気？」問題について考えてみたいと思います。

二人っきりで会う

まずもっともライトなところから、彼氏と女の子が二人っきりで会う場合ですね。これを浮気と呼べるでしょうか？

ケースバイケースにはなりますが、「会う」だけで浮気と決めつけてしまっては、彼氏も相手の女の子もちょっとかわいそうかもしれません。たとえばもともと仲の良い友人であったり、仕事上の関係であったり。性別を超えた関係性って、いくらでもありますから。

ただ「浮気」とは呼べないまでも、ちょっとモヤモヤする……と感じる人は男女問わずいるかもしれませんね。「二人で会うの？ふーん……別にいいけどさ～」みたいな。

何かあることを心配しているわけではなくても、なんだかおもしろくない。それでつい、嫌味の一つや二つ、言いたくなってしまうんです。

もし自分がその立場に立たされたときは、グッとこらえて笑顔で送り出してあげた方が良いでしょう。どうしてもひと言物申したいなら、嫌味ではなく、ちょっぴりヤキモチをのぞかせる程度にとどめておきます。それくらいなら彼氏も「かわいい」と感じてくれるはずですからね。

ということで、友人やビジネスつながりで会うだけならセーフ！ただし、相手に対して下心がある場合はアウトですよ。

手をつなぐ、腕を組むなどのボディタッチ

ただの友人と手はつながないでしょう。仕事関係の相手と腕は組まないでしょう。というわけで自分の彼氏がそれをやったら、見て良い気はしないでしょう。

でも「浮気」か？と言われると、ちょっとむずかしいラインですね。「大人なんだから、それくらい大目に見て」と言われてしまうと、ぐっと言葉に詰まってしまうかも。

ただ個人的には、肌と肌が触れ合う距離に近寄ってるだけで「相手を異性として意識してるよね？」と。「もっと密着したいと思ってるよね？？」と言いたくなるので「下心あり＝浮気」と認定してしまいたいのですが……。

手をつないだから浮気！というのはちょっと弱い気がするので、一般的には「厳重注意」レベルでしょうか。

キス

「海外では、キスはあいさつだよ！」なんて言い訳はナンセンスの極み。ここは日本です。キスはほぼ浮気と認定してしまってよろしいのではないかと思います。

というのも、男性にとってのキスは女の子にとってのキスよりもずっと性的なもの。女の子がキスだけでうっとりと幸せに浸っている間にも、男性は「もっと、もっと！」と先に進みたい気持ちが高まっていくわけです。

しかも相手は本命の彼女以外の女の子。その背徳的な状況に、ますます盛り上がってしまうに違いありません。つまりその一回のキスの中には、男性の「あわよくば」の気持ちがたっぷり詰め込まれているんです。

浮気のボーダーラインはどこか？を考えるうえで、キスは非常に微妙な立ち位置です。多くの女の子が、ここを堺に浮気かどうかの切り分けを迷います。

あなたはどうですか？彼氏が他の女の子とキスをしても、「浮気とまでは言えない」と許してあげられますか？

もし「許せない」と感じるなら、キスは浮気なのです。

大人の関係

彼氏が他の女の子と体の関係を持ってしまった場合は、堂々と「浮気だ！」と言って良いでしょう。結婚しているのにパートナー以外と性交渉を持った場合は不貞行為と言われ、正当な離婚事由として認められているくらいですからね。

ただし先に述べた通り、中には「浮気OK」をルールとしてつき合っている恋人達も存在します。この場合はそもそも「浮気かどうか」なんて考えること自体が意味をなさないですし、お互いに本当に納得しているのであれば、それでも構わないでしょう。

ためしに男性の意見も聞いてみました

ここで、男性の意見を一つご紹介しましょう。

知人男性に「どこからが浮気だと思う？」と聞いてみたところ、しばらくうーんと悩んだ後に「キスから。ただし頬はギリギリセーフ」という回答が返ってきました。

やはり浮気のボーダーラインを設定する際、キスは大きな分かれ道となるようです。このあたりの感じ方は、男女で大きな差は見られないようですね。

とはいえ、恋愛観は人によってさまざま。束縛の強い男性の場合はもっと厳しいラインを設定しているので、つき合いが長くなればなるほど息苦しく感じるかもしれません。

参考までに、わたしが過去におつき合いしていたモラハラな彼は、男性と二人きりはおろか、女の子同士の集まりに参加することすら許してくれませんでした。中にはそういう人もいる、いろんな考え方の人がいるということを、どうぞお忘れなく……。

浮気のボーダーライン、あなたならどこに引きますか？

「浮気」という言葉自体が、なんだかふわっとしていますよね。だからみんな迷うのかもしれません。

手元の辞書を紐解いてみると、浮気とは「異性に対する愛情が他に移ること、移りやすいこと」とあります。
wikipediaには

「心の向かう対象（意識を向ける対象）がひとつの存在に定まっておらず、他の対象にも向かってしまう状態」
参考元：浮気 - Wikipedia

という記述を見つけました。
つまり、どんな行動をすれば浮気と断定するか？については明確に決まっていないのです。

だから浮気のボーダーラインはその人によってさまざま。自分が「イヤだ、つらい」と感じたらそれはもうある意味で浮気ですし、正直に「やめてほしい」とパートナーに伝えるべきです。そうすることで、お互いの浮気に対する認識をすり合わせていきましょう。

また、自分がされたらイヤだろうと思えることは相手に対してもしない。ただ会って食事をするだけでも、同じことをされたらイヤだと感じるのであればそれはやっぱり「浮気」なのです。

その言動が浮気かどうかを決めるのは、いつだって自分の心ひとつ。「どこからどこまでが浮気なの？」なんて、深く考える必要はありません。お互いがお互いを思いやり「相手の嫌がることはしない」というシンプルな考えにもとづいて行動すればいいだけなのです。