最近では、ドラマなどでも『こじらせ男子』がテーマに取り上げられていますけど、実際にそういう男性は増えているのかもしれません。
一見するとモテそうなタイプに見えても、よくよく知るとかなり残念な特徴を持っていたり、女性からすればちょっと引きそうな趣味・こだわりがあったりして、「この人と付き合ったら、大変かも……」と感じる男性が結構います。
個人的には、セクシー俳優の肩書きがすっかり定着した斎藤工さんが、いわゆる『こじらせ男子』に見えるのですが……。
今回は誠に勝手ながら、斎藤さんを例に『こじらせ男子』を分析してみたいと思います。
斎藤工さんは無類の映画好きで、つねに複数本のDVDを持ち歩き、撮影やメイクの合間でも時間があれば映画を観るそうです。しかも、自室のリビングにはプロジェクターと専用のスクリーンがあり、ソファがちょうど良い距離に置かれているとのこと。すべては映画を観るためにセッティングされていて、女性ウケが良いモテ男の部屋にはちょっと遠いかもしれません。
また、映画を語り出すと止まらなくなり、オタクならではのこだわりもあるため、話題のハリウッド映画をたまに観る程度の女性からすれば、「まったく話についていけない……」となるはず。あんなにイケメンなのに、一緒にいるのが苦痛になるかもしれません!
こじらせ男子は、自分の好きなものに強い思い入れを持つため、好みによっては、自室が女性を受け付けないムードになっている場合が少なくないでしょう。部屋の中がフィギュアだらけ! 壁に自転車が掛かってる! レコードが数千枚! なんて男性もいるかも。
斎藤工さんは、16歳のときに10歳年上の女性と交際しており、お付き合いは5年程続いたそうです。当時の彼女サンは26歳。高校生が社会人の女性と付き合うなんて、なかなか稀だといえます。斎藤さん自身も、同じ高校生との恋愛を経験していないところに後悔があるようです。
そのうえ、映画が趣味で青春時代を映画に費やしていたため、夏休みも部屋にこもりきり……。「あの頃、波打ち際にもっと楽しいことがあったはず」と、悔しがっているんだとか。
ちょっと変わった恋愛遍歴を持つだけに、斎藤さんにはヤキモチ焼きな一面があったり、意外にもフラれることが多かったりするんだそうです。
こじらせ男子の多くは、恋愛経験があまり豊富ではないといえます。恋よりも打ち込めるものがあるとか、そもそも女性が苦手などという理由から、外見の良し悪しに関係なく恋愛にこなれていないタイプが多いでしょう。
斎藤工さんといえば、セクシーな旬の俳優さんというイメージですが、本人にはそれを否定する言動が多く、あからさまに「自信がないから、いつも不安」とコメントすることも少なくありません。堂々としていれば、何もしなくても女性たちがチヤホヤしてくれて、モテモテなんじゃないかと思うんですけど……謙虚すぎるほどの自己否定が残念な感じです。
こじらせ女子もそうですが、こじらせ男子も自分を過小評価する傾向があります。みずからの『男』の部分に自信が持てず、不自然にオトコっぽく振る舞う人もいれば、中世的な雰囲気を漂わせる人もいるでしょう。自虐的な発言も多く、顔がカッコ良いほど「もったいない!」と思っちゃいますよね。
いろいろと特徴がある『こじらせ男子』ですが、根はピュアで誠実。そこが魅力でもあるといえます。斎藤工さんで言えば、パッと見は文句の付け所がないほどのイケメンなのに、その印象を自ら覆すようなギャップをいくつも持っているところが素敵なんじゃないでしょうか?
ちょっと面倒くさい『こじらせ男子』ですが、攻略ポイントさえ押さえれば、素晴らしい彼氏や旦那さんになるかもしれませんよ!