「家庭的」「子供が好き」「大人しく、保守的」「従順」こんな特徴は、女性の魅力として大事にしたいところですが、一部の男性にとっては全く価値のないものだったりします。好みのタイプは人それぞれですから、もちろん、恋をする時に何を重視するかは自由なんですが、それでも女性からすれば純粋に疑問ですよね。どうして魅力として認めないんだろう? と。
今回は、家庭的な女性を特に素敵だと思わない男性の本音を探りたいと思います。
家庭的な要素を重視しない男性には、実は結婚願望がありません。家事が得意だとか、保守的で子供好きなどといった性質は、奥さんとして持っているべき魅力なので、結婚を視野に入れなければ「別になくてもいいもの」なんですね。
もちろん、料理上手な彼女は素敵ですし、重宝するでしょうけど、付き合う上で必須条件にはならないと、しばらく独身をつらぬきたい男性は考えます。
特に、20代前半~後半の、結婚というものが具体的に考えられない世代や、そもそも結婚に良いイメージを抱いていないタイプは、家庭的であることを女性の好みとして挙げないでしょう。それよりは、やっぱり、容姿にどれだけ手を掛けているか、自分と性格が合うかどうか、といった点を気にするはずです。
30歳を越えて、何となくでも結婚を考えている男性なら、手作りの料理やお菓子が美味しいとか、従順でやたらと自己主張をしないなどという女性を、「妻として理想的かも」と考えますが、独身をいつまでも楽しもうとする男性は、「結婚を迫ってきそうで重い」と受け取るようです。
知り合って間もないうちから、自分がいかに家事が得意かを自慢したり、子供好きで経済観念もしっかりしているという発言を畳みかけたりすると、独身貴族の男性は逆に距離を置きたくなるでしょう。しかも、そうしたアピールをする女性がアラサーだと、「ヤバい。結婚させられる!」と、危機感を覚えて逃げてしまうのです。
そのため、たとえば、他にも友人が参加するようなバーベキュー大会、既婚の友達が子供も連れてのホームパーティーなど、意図しなくても家庭的な部分が見えてしまう状況なら構わないでしょうけど、二人きりで映画を観て食事をするだけのデートで、やたらと「家庭的アピール」をするのは、ちょっと危険かもしれません。付き合って早々に結婚を迫ってくる要注意オンナと見られてしまうでしょう。
すでに述べたとおり、女性に家庭的な要素を求めないということは、つまり男性に結婚願望がないと考えられますので、逆を言えば、「この人は付き合っても結婚できない」と判断できます。アラサーを迎えて真剣に結婚を考える女性にとっては、夫候補をふるいにかける良い見極めポイントになるのです。
したがって、好きになった男性が、「手料理とか手作りお菓子とか作る彼女って、なんか重くない?」なんて話したら、その彼には結婚願望がないと見なすべきでしょう。あるいは、そろそろ入籍してもいいんだけど……と考える彼氏が、「子供って、うるさいし苦手」「お互いに自由が一番。俺に従ってほしいなんて思わないし、同棲もめんどくさい」などと言うのを聞いたら、彼との結婚を望むより、別れて結婚願望のある男性と付き合った方が良いかもしれません。
いずれにしても、女性の「家庭的な要素」にどういう反応を示すかで、男性が交際相手に何を求めるかが何となくでも見えてしまいます。そのため、そこをどう判断するかで、好きな人との付き合い方や恋のゆくえも決まるでしょう。