女性からすれば「結構モテてる」「カワイイ」「オトコに不自由してなさそう」という印象なのに、三十路を越えても結婚話がなかなか出ない……。そんな女性が、たまにいます。彼氏は切れないけれど、結婚相手として男性から本命視されないようなのです。
また、同性としては、外見が良くてファッションセンスも悪くなく、性格に難アリというわけでもない女の子が、なぜ奥さん候補にならないのかがイマイチわかりません。そこには、男性にしかわからない、独特の感覚が「違う」という判断を下しているはずです。
いつも彼女止まりで結婚できない女性は、なぜ妻になれないんでしょうか?
放送作家の鈴木おさむ氏は、独身時代にモデルや誰の目にも美人と映る女性ばかりと付き合っていたそうです。でも、結婚するとしたら「なんか違う。こういうコたちとは、結婚してもすぐに離婚するだろうな」とずっと思っていたそうで。現在の奥さま、大島美幸さんとは当初、ネタで結婚したことは有名な話ですが、同じ業界で働いているという点、お互いに笑いを真剣に追求できるという点などから、『おしどり夫婦』として現在も仲良く結婚生活を続けてらっしゃいます。
つまり、外見のキレイさや無難な性格というのは、彼女として付き合うだけなら重視ポイントになるけれど、結婚するとなれば最優先事項ではないということ。夫婦として共有できる感覚・価値観が存在するかどうかが、男性にとっては大切なようです。
そのため、そもそも仕事や趣味が同じというカップルは、そうでないカップルより結婚話が出やすいかもしれませんね。日ごろから関心深く思っていることを話して、スムーズに理解し合える関係は居心地が良いだけでなく、『一心同体感』を得やすいでしょう。
言い方を変えれば、運命を感じやすいのです。
世の中の夫婦すべてが元同僚とか、元趣味仲間というわけではありません。そもそも接点がまったくないのに結婚できている男女もいるわけで、そうしたケースで男性に選ばれる女性は、好きな男性の本質を理解しようという意識が高いといえます。またそれが、彼女止まりにならず妻として認められる条件の一つになっているでしょう。
男性は、自分に共感してくれる女性をパートナーに選びたがるものです。特に、生涯の伴侶として結婚する相手には、自分を尊重してくれることを求めるはず。そのため、彼氏の仕事や価値観、信念といったものに同調して、好きな人と感覚を共有しようとする彼女に、男性は愛着を覚えやすいといえます。
一緒にいて安心できますし、「このコだったら、どんな時も自分の味方でいてくれる」と信用できるのです。
ありがちな話ですが、結婚生活においてお金はとても重要です。それも、十分なお金があるかということより、何に対してどれだけのお金を費やすのが妥当だと思えるかが夫婦間で合致するかが大事。妻のお金の遣い方に不満を覚えると夫はイライラしやすく、ケンカも起きやすくなります。もちろん、逆もしかり。
たとえ、他人からすれば無駄遣いであっても、夫婦が納得して遣うのなら問題ありません。『金銭感覚が合うかどうか』も結婚する上では、厳しく値踏みされるポイントとなるでしょう。