婚活パーティーに参加しようと申し込んだのに、「中止になりました」という連絡が続き、がっかりした経験はありませんか?
実は、婚活パーティーが中止になるのは珍しいことではなく、その背景にはいくつかの共通した理由があります。
しかし、事前にポイントを押さえておけば、中止ばかりの状況を避け、スムーズに出会いのチャンスをつかむことが可能です。
この記事では、婚活パーティーが中止になる主な理由と、そのリスクを減らす選び方のコツをわかりやすく解説します。
婚活パーティーは出会いの場として人気ですが、実際には中止となるケースも少なくありません。
中止の主な原因は以下の4つです。
・参加者が集まらず開催できない
・当日のドタキャンで人数不足になる
・運営会社の事情による中止
・天候や災害などの予期せぬ事態
業界の傾向として、特に平日夜や地方開催のイベントでは参加人数が集まりにくい傾向があり、繁忙期や天候の影響も大きな要因となっています。
それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。
婚活パーティーは多くの場合、最低開催人数(男女各5人程度)が決められており、これを下回ると開催できません。
特に地方や小規模な運営会社主催のイベントでは、集客が難しいことが多いです。
背景には、以下の理由が挙げられます。
・開催日時や場所が参加者に合わない
・同日に競合イベントが重なっている
・男女どちらか一方の応募が少ない
男女比のバランスは参加者の満足度を大きく左右するため、仮に全体の人数が集まっても男女比が偏ると開催中止になるケースもあります。
また、条件が厳しい婚活イベントも男女比が偏りやすい傾向にあります。
例えば男性だと「高収入の男性限定」、女性だと「20代女性限定」などをテーマにした婚活パーティーは、異性はすぐに集まるものの限定されている方は集まりにくいので、中止になってしまうことも少なくありません。
婚活パーティー業界では、当日キャンセル率が1~2割程度とされ、特に無料や低価格のイベントで顕著です。
直前の体調不良や仕事の都合を理由としたキャンセルが多いですが、中には「気が進まなくなった」など心理的な理由もあります。
ドタキャンが発生すると単純に人数が不足するだけでなく男女比も崩れてしまいます。
男女比が崩れると、1人で待ち時間が長くなる参加者が出るなど満足度が下がるため、運営側がやむなく中止を決断することもあるでしょう。
特に 連休明けや繁忙期、天候が悪い日はドタキャンが増える傾向があります。
また、料理や飲み物も用意している婚活パーティーの場合、ドタキャンした人の分も無駄になってしまい、採算が取れなくなってしまいます。
他の参加者にも迷惑をかけてしまうことから、当日のドタキャンは極力避け、どうしてもキャンセルしたい場合は早めに運営会社へ連絡を入れるようにしてください。
中止の理由は参加者側だけでなく、運営会社の都合による場合もあります。
例えば、以下のようなケースが挙げられます。
・会場の予約が取れなかった
・担当スタッフの急な欠員
・小規模運営会社でサポート体制が不十分
大手の運営会社は代替会場の確保やスタッフ調整が比較的スムーズですが、中小規模では対応が難しく、中止につながりやすい傾向があります。
中には個人事業主規模で主催している場合もあり、規模が小さいと開催するかどうかをギリギリまで判断を見極めるケースが多いです。
自然災害や天候不良も中止の大きな要因です。
台風や大雪、大地震などは安全を最優先に判断され、中止となるケースがあります。
【季節別のリスク例】
夏:台風による交通機関の乱れ
冬:大雪や路面凍結での移動困難
春秋:大雨や強風による開催困難
また、交通機関が機能していない状況だと会場まで訪れることができても、場合によっては帰宅できなくなる恐れもあります。
会場までの道中に足を滑らせてしまい、ケガをする可能性もあるでしょう。
こうしたリスクに備え、運営会社がオンライン婚活や別日程への振り替えを提案するケースも増えています。
せっかく予定を立てても中止ばかりでは、気持ちが萎えてしまうものです。
しかし、参加するパーティーを賢く選ぶことで中止リスクを大幅に減らすことが可能です。
特に意識したいポイントは以下の4つです。
・中止が少ない時期を狙って参加する
・大手運営会社のパーティーを選ぶ
・参加人数が多いパーティーを狙う
・オンライン開催も視野に入れる
それぞれ具体的に見ていきましょう。
婚活パーティーは季節や時期によって中止率が変動します。
【狙い目の時期】
・春(4月~5月)
・秋(9月~11月)
春や秋は比較的参加する人も多く、開催率も高めです。
特に年末年始や大型連休前後は出会いを求めている人が増え、安定して開催される傾向にあります。
【避けるべき時期】
・真夏(7月~8月)
・冬の大雪シーズン(1月~2月)
一方で、婚活パーティーが中止されやすい時期もあります。
例えば7月~8月などの真夏は、旅行や帰省で出かけている人も多く、婚活パーティーを開催しても参加者が集まりにくい傾向にあります。
また、1月~2月の大雪シーズンは、天候による中止リスクが高いです。
特に雪がたくさん降る地域は大雪による影響を受けやすく、開催しても中止になりやすいです。
このように、季節ごとの傾向を把握して申し込むことで、中止に振り回されるリスクを抑えられるでしょう。
運営会社の規模や信頼性は、中止の可能性を左右します。
【大手運営会社の特徴】
・会場を複数確保しており、代替対応がしやすい
・スタッフが充実していて当日対応もスムーズ
・集客力が高く、最低人数を満たしやすい
【選定の目安】
・運営実績が5年以上あるか
・毎週複数のイベントを継続開催しているか
・口コミやレビューで評価が安定しているか
運営実績が豊富な大手運営会社を選ぶことで、代替対応をしてもらえるケースもあるでしょう。
ただし、大手運営会社だからといって必ず開催されるというわけではありません。
中小規模の運営会社に比べて素早く中止にするかどうかを判断できるため、万が一中止になったとしても早めに連絡をしてもらえる傾向にあります。
中止を避けるには、大規模パーティーを選ぶのも有効です。
大規模な婚活パーティーに参加するメリットは以下のとおりです。
【メリット】
・ドタキャンが出ても全体人数が多いため中止になりにくい
・多くの異性と出会えるため、カップリング成立の可能性が高まる
万が一ドタキャンが出てしまっても、きちんと参加してくれる人が大多数を占めるため、注視にならない可能性が高いです。
また、より多くの異性と出会いたいと思っている人も、参加人数が多いパーティーに参加すればカップリングが成立する可能性も上がります。
【目安】
・男女各10人以上(合計20人以上)で開催されるイベント
・募集枠が「残りわずか」と表示されているものは高確率で開催
ただし、大規模すぎると一人ひとりとじっくり話す時間が減るため、「人数」と「会話時間」のバランスを考えることも大切です。
近年はオンラインでの婚活パーティーも人気が高まっています。
オンライン開催なら、自宅から会場まで移動する手間が省けて手軽に参加できるのはもちろん、万が一交通機関が機能していなくても参加することが可能です。
【メリット】
・天候や交通事情の影響を受けないため中止リスクが極めて低い
・自宅から気軽に参加できる
・移動時間や費用がかからない
オンラインを上手に活用すれば、天候や人数不足に悩まされず、安定した出会いのチャンスを得られるでしょう。
ただし、オンライン婚活パーティーでも注意すべきポイントがあります。
【注意点】
・通信環境を整えておく(Wi-Fiやイヤホンを準備)
・カメラ映りを意識し、明るい部屋と清潔感のある服装を心がける
・信頼できる運営会社を選び、セキュリティや個人情報の管理がしっかりしているかを確認する
特に通信環境やカメラ映りなどを気にしておかないと、通話が途切れてスムーズにコミュニケーションが取れなかったり、顔が影などの影響で暗い印象に見えたりすることもあるので注意が必要です。
婚活パーティーが中止になるとがっかりするものですが、前向きに捉えれば次につなげるチャンスにもなります。
中止になった時の対応方法は以下のとおりです。
・返金や振替対応を確認する
・他の婚活手段への切り替えを検討する
・開催傾向を分析し、次の申し込みに活かす
落ち込むよりも、冷静に対応しながら次のステップを見据えることが大切です。
まずは、参加費の返金や振替対応がどうなっているかを確認しましょう。
多くの運営会社では、主催者都合による中止であれば全額返金が一般的です。
【対応例】
大手運営会社:全額返金に加え、次回使える割引クーポンを提供する場合が多い
中小運営会社:返金対応のみ、または振替のみの場合がある
確認すべきポイントは以下のとおりです。
・返金は現金か、クレジットカード経由か
・振替の場合、利用期限があるか
・次回の優先予約や割引特典が付くか
返金や振替の仕組みを事前に把握しておくと、万が一中止になっても安心して対応できます。
例えば返金方法は決済手段によって異なる場合が多いです。
クレジットカード決済で支払った場合、運営会社側が請求取り消しを行う場合があります。
請求取り消しだと決済日の都合で引き落とされてしまう可能性もあるでしょう。
しかし、その翌月または翌々月に支払った分がマイナス請求されるので安心です。
婚活パーティーの中止で時間が空いてしまった時は、他の婚活方法に切り替えて新しい出会いの機会を広げるのも1つの手です。
主な代替手段としてマッチングアプリや結婚相談所、オンライン婚活イベントへの参加などが挙げられます。
【具体的な代替手段】
・マッチングアプリ
メリット:空き時間に気軽に利用できる、出会いの母数が多い
デメリット:真剣度に差がある、自己管理が必要
・結婚相談所
メリット:専任カウンセラーによるサポートがある、結婚意識の高い人と出会える
デメリット:費用が高め、活動にある程度の時間と覚悟が必要
・オンライン婚活イベント
メリット:中止リスクが低く、全国の人と出会える
デメリット:対面での雰囲気がつかみにくい
それぞれの特性を理解した上で、自分のライフスタイルや目的に合った方法を選びましょう。
今回は、婚活パーティーが中止になる主な理由と、そのリスクを減らす選び方のコツについて紹介してきました。
婚活パーティーが中止になるのは珍しいことではなく、参加者不足やドタキャン、運営会社の事情、天候など様々な要因があります。
しかし、中止を避ける工夫をすればリスクは減らせます。
大手運営会社や参加人数の多いイベントを選び、季節や開催傾向を意識することで、安定した出会いの機会をつかめるでしょう。
万が一中止になっても、返金や振替を上手に活用したり、マッチングアプリやオンライン婚活など別の手段を取り入れたりすることで、前向きに活動を続けられます。
大切なのは一度の中止に落ち込まず、柔軟に切り替えて婚活を続けることです。
こうした積み重ねが、理想の出会いにつながっていくでしょう。
婚活パーティーの参加頻度は、月に2回程度がおすすめです。
婚活パーティーに参加する人は自分のペースで自由に参加できるため、人によって頻度も異なります。
週1回の参加でも良いですが、あまり参加しすぎると心身ともに疲労してしまうので、適度に休養も取れる月2回程度の参加がおすすめです。
婚活パーティーで失敗する例として、うまく会話ができなかった、友達と参加して逆に気恥ずかしい空気になった、などが挙げられます。
婚活パーティーの場合、会話に割ける時間が短いため、慣れていないと何を話せばいいかわからず、自分の良さをアピールできずに終わってしまいます。
また、「1人で参加するのは恥ずかしい」という理由で友達を誘ったことで、逆に友達からの目が気になって積極的に動けなくなるケースは多いです。
しかも、どちらかだけカップリングが成立し、友達と気まずい雰囲気になってしまうことも少なくありません。
Written by 早紀