交際0日婚と聞くと、「大丈夫なの?」と思う人が多いかもしれません。しかし、実際には交際0日で結婚を決めるカップルがいるのも事実で、それは芸能界だけに限った話ではないのです。
しかし、いざ自分が婚活する立場になると、交際0日婚についてもう少し詳しく知りたくなりますよね。
この記事では、交際0日婚のメリットや注意点などを紹介していきます。
たとえば有名人同士では、人気YouTuberのヒカルさんと、キャバクラ社長の進撃のノアさんカップルが、先日交際0日婚を発表しました。また、以前は俳優の山本耕史さんと堀北真希さん、放送作家の鈴木おさむさんと森三中の大島美幸さんなどの交際0日婚も話題になりました。このように見ると、意外と交際0日婚をしている人は、年々増えている印象がありますね。
また芸能人だけでなく、「プリモ・ジャパン株式会社」が2016年3月に一般人を対象としたアンケート調査をしました。その結果として、直近1年以内にプロポーズまたは入籍した20代〜30代の男女500名のうち21人は、交際0日婚だということが分かっています。
参考文献:プロポーズ意識調査 2016年度プロポーズ意識調査
Q6より
不安も多い交際0日婚ですが、意外と納得できるメリットもあります。それには、どのようなものがあるでしょうか。
まずは、無駄な時間や労力を使わずに済むという点が挙げられます。多くの場合、好きな人に告白をして、交際をスタートさせますよね。その後、ある程度の時間をかけて、お互いを徐々に知っていき、ケンカなども乗り越えながら、結婚という目標に向かって進んでいきます。
このような交際→結婚という順序を踏んで進めると、どうしてもある程度の交際期間が必要になりますし、そのための労力を使うことは避けられません。ある意味では、それも恋愛の醍醐味とも言えますが、そのような時間や労力を使わずに結婚まで叶えられるのが交際0日婚なのです。
2つ目は、すぐに夫婦になることで経済的に安定する点です。交際期間中は、それぞれ法律上は他人同士なので、お互いの経済状況は別々になります。しかし、夫婦になると生活費はもちろん税金や社会保険料の優遇措置などがあるため、何かと経済面が安定する側面も。また、会社や自治体などによっては、お祝い金をもらったり、家族手当の支給があったりするケースも存在します。
そのため、最終的に結婚を視野に入れている場合、交際0日婚だと、すぐに経済的な安定が叶うというメリットがあるのです。
そして3つ目は、恋人同士のような新鮮な気持ちで結婚生活をスタートできます。交際0日婚では、恋愛初期のドキドキ感を味わえる期間がないまま結婚生活をスタートさせることになります。
つまり、本来ならば交際期間中の新鮮な気持ちを結婚生活をしながら味わう事ができるので、夫婦でありながら恋人同士のような関係性も楽しめるでしょう。
メリットも多い交際0日婚ですが、もちろんデメリットも存在します。以下に、交際0日婚をする際の注意点について解説しましょう。注意点を知っておくことで、より幸せな選択ができるはずです。
1つ目は、相手の欠点に気づきにくいという点です。交際0日婚では、当然ながら交際期間がないため、相手の性格などを深く知ったうえで結婚するのとは異なります。また、どうしても相手の良い面しか見えない傾向があり、恋愛モードで相手を判断してしまう危険性も伴います。
そのため、結婚してから相手の欠点に気づくケースもあり、お互いに考え方をすり合わせる努力が必要ということを頭に入れておくのが大切です。
そして2つ目は、価値観や相性の良さを見極めるのが難しいということです。これまで、まったく異なる環境で過ごしてきた2人が同じ時を過ごすようになると、やはりお互いの価値観がぶつかってしまったり、生活ペースの相性の良さなども知っていく必要が出てきたりします。
しかし、交際0日婚ではそれまで他人同士だった2人が突然夫婦になり、同じ空間で生活するようになるので、結婚生活を送る中で価値観や相性の良し悪しの違いが出てきやすくなります。
このような違いもお互いに相談しながら、すり合わせることが重要になるでしょう。
時代の変化に伴って、恋愛のわずらわしさを省いて結婚へ進みたいと考える人も増えてきています。今回紹介したように、交際0日婚にはメリットもありますが、一方でしっかりと見極めないと後々トラブルの元になってしまう要因もあります。そのため、自分にとって結婚相手に求める条件を明確にしておくと安心ですよ。
Written by 久木田(くきた)みすづ