恋愛に不安はつきもの……。その中でも相手が自分に夢中になっていると感じられたり、恋愛の主導権が自分にあると確信したとき、「この恋愛は勝ちだな」と感じませんか?
今回の記事では、「恋愛で勝ちを確信した瞬間」とはどんなときなのか、また、「恋愛における勝ち」の定義について解説していきます。
「恋愛を勝ち負けで表現するのは何だか違う……」確かにその通りですね。
筆者が思う恋愛の勝ちの定義は、「相手との勝ち負け」とは少し違います。
追う恋愛が追われる恋愛に変わったときや、不安な恋愛ではなく安心できる恋愛ができているときの心の余裕。それを「勝ちの恋愛をしている」と表現するのがしっくりくるからです。
「相手を打ち負かす」という意味ではなく、「自分の魅力が届いている」と確信し、心の中でガッツポーズをしている瞬間……確かに「この恋愛は勝った!」と感じるはずです。
連絡の頻度=相手への関心度の高さ。
「最近向こうから連絡がくるようになった」「返信しなかったら追いLINEがくるようになった」以前に比べて明らかに頻度や熱量が増えたとき……。勝ちを確信して浮かれてしまう瞬間です。
LINEのラリーがいい感じに続いて、付き合うフラグが立っているときのワクワク感は、まさに勝ち恋愛の醍醐味ですよね。
「この日は会えない」と言ったら、予定を変えてでも会ってくれる、土日に優先して自分との予定を入れてくれる……こうなったら恋愛において勝ちを確信してしまいますね。
「自分が合わせてでも会いたい」と思われているということは、相手にとって自分の優先順位が上がったということですから。
「〇〇と仲いいの?」「最近忙しいの?」など、周りの異性に敏感になったり、探ってくるような発言があったら「失いたくない」と思ってきている証拠。
相手が危機感を感じたら、この恋の主導権は自分にあると思ってもいいでしょう。付き合うまでの「追われる恋愛期間」を余裕をもって楽しめるフェーズに入ってきています。
「ちょっと先だけど一緒に花火行こうよ」「来年は〇〇したいな」というような、数ヶ月先の「未来」に関する予定を提案してくる……。それは長期的に関係を築きたいと思っているサインです。
また、先の予定を取り付けておくことで未来を想像させたり、「繋ぎ止めていたい」という気持ちの表れでもあります。
そんな、「自分に対する信頼」とも取れる発言を聞いたとき、「勝ち」を感じられますね。
「明日の夜は会社の飲み会があるんだよね」など、会わないときの行動を知らせてくるのは、「自分を信頼してほしい」という気持ちの表れです。
不安にさせることで気持ちを揺さぶるのではなく、安心感を与えてくれる人との恋愛は、「勝ち」を確信しても良いのではと思います。
恋愛以外のことに目を向けたり、視野を広げて自分らしさを大切にし始めた……。そんなとき、今まで反応が薄かった相手が追ってきたら「この恋愛に勝った」と思うのではないでしょうか。
それはまさしく、相手に勝ったというよりも、「不安な自分の気持ちに勝った」と表現する方がぴったりだと思いませんか?
勝ちを確信し、相手が自分に夢中だとわかると、何かにつけてその気持ちを確かめたくなるかもしれません。
わざと相手が嫉妬するようなことを言ってみたり、試すような行動をしてみたり……。
しかし調子に乗ってエスカレートすると、相手はだんだん「好き」よりも、「疲れた」という気持ちが上回ってきてしまいます。
優しい人は態度には出さず、急にいなくなってしまうものです。
付き合ってからは、相手にとっても「これは勝ちな恋愛だ」と思ってもらえるような、安心感や充実感を与えることが何より重要です。
付き合う前は多少の駆け引きも恋愛の醍醐味ですが、付き合ってからも上下関係があったり、どちらかが遠慮してしまうような恋愛は長続きしません。
「どちらも勝ち」と思えるような、愛が循環する関係を目指しましょう。
恋愛で「勝ちを確信した瞬間」とは、相手の態度や行動の変化を通して、「自分が大切にされている」と実感したときに訪れるものです。
それは、駆け引きに勝ったということではなく、自分の魅力が相手に届いたという、「心の勝利」のこと。
ただし、恋愛は勝って終わりではありません。
その先の信頼や思いやりがなければ、長続きしないのもまた事実です。
「勝ち」と感じたその瞬間から、本当の意味での愛を育む時間が始まるのかもしれません。
Written by 花山こころ