毒親かどうかってなかなか気がつけないもの。特に小さいころは自分の育ってきた環境が当たり前だと思うので、他の家との違いがわからないんですよね。
でも大きくなり、場合によっては大人になってから「自分の親って変だったのかも」と気がつくこともあります。
今回は子どもから絶縁される親の特徴をまとめました。「自分の親って毒親だったかも」と思う人はチェックしてくださいね。
子どもから絶縁される親の特徴で多いのが、子どもは親の所有物だと思っていること。
たとえば
・行動を監視される
・交友関係を制限される
・部屋に勝手に入られ物色される
・進路や就職先を自分の思い通りにしたがる
など、これらは一般的な親はしません。それぞれもう少し具体的に見ていきましょう。
【行動を監視される】
LINEのやり取りを見られたり、着信履歴を管理されたり、子どもの安全を考えてではなく、自分が監視したいが故になんでも見たがるのは毒親の特徴。
また、子どもが遊びに行くことを極端に嫌がるのも絶縁される親あるあるです。自分の手の届かないところに行かれては監視ができないため、極力自分のそばに置いておきたいと思っています。
【交友関係を制限される】
自分が気に入らない子どもは絶対に寄せつけません。子どもには「あの子とはもう遊ぶな」と直接言うこともあれば、特定の子を家に連れてきた時だけあからさまに不機嫌になることも……。
いずれにしても子どもは親の顔色を伺って、交友関係を広げられなくなります。
【部屋に勝手に入られ物色される】
子どもといえどプライバシーはあるはず。しかしいずれ子どもから絶縁される親は、子どもは自分の所有物だと考えているのでプライバシーなんて一切無視。
子どものカバンを漁ったり、友達との手紙を見たり、やりたい放題。常に子どものことを把握したがるのです。
【進路や就職先を自分の思い通りにしたがる】
毒親は子どもの将来までもを自分の思い通りにしたがります。
たとえば、自分が医学部に入れなかったから自分の子どもには絶対に医学部に入ってほしいと進路を強要したり、就職先は実家から通える場所じゃないと難色を示したり。
子どもに圧力をかけ、子どもが反論できないようにするのは絶縁される親の特徴です。
なんでも自分が正しいと思い込んでいるのは毒親の特徴です。
たとえば「自分の言った通りに勉強しておけばいいんだ」と勉強方法や勉強にかける時間を一方的に決めつけてそれ以外は認めない、なんてことも。
他にも家で食べるすき焼きが自分の思い通りの具材や手順で作られなかった時、そのことに対し怒り倒すなんて、かなり幼稚な例もあります。
「今まで育ててきたんだから」と恩返しを強要する、そんな親も実際にはいるのです。
アルバイトを始めた子どもに対し「初給料は親に何かプレゼント買うんだよな」と強要したり、子どもの就職が決まったら「今までお金を使ってきたんだから就職後は毎月親に仕送りをして当たり前」と言い放ったり。
そんなことをしては子どもから絶縁される親と言われても仕方がないと思うのが一般的ですが、毒親たちはそのことに気がついていません。
怒鳴って威圧感を出し、それで子どもを押さえつけようとするのは、よくいる毒親の特徴です。
子どもが自分の考えを言おうとするだけで「うるさい! 親の言うことを聞いていればいいんだ!」と大声を出して威嚇する、そんな親も実在します。
何度も繰り返し、子どもに自分の意見を言えなくしているのです。そしてどんどん子どもを自分の思い通りに育てていく……。これが絶縁される親のよくある手段です。
子どもには威圧的で偉そうにしている親でも、周りにはいい顔をします。ご近所さんや学校の先生方、親戚にも毒親の片鱗を見せません。
だからこそ、子どもが助けを求めても「あの人に限って」「子どもの反抗期かしら?」と、流されてしまう……。周囲との関係を良好に築いておくのも毒親の特徴です。
大人になってから「自分の親って毒親だったのかも」と気がつく人は多いと思います。実は私自身もそうでした。
親が子どもに与える影響って大きいですよね。親に信用されず常に監視されて育ってきた子どもは、同じく疑い深くなってしまったり、自分自身のこともどこか信じられなかったり……。
常に怒鳴られる環境に身を置いていた人は、声の大きな人が苦手になってしまうなんてことも。
とにかく、子どもから絶縁される親って子どもに大きな傷を与えているんです。
「自分の親ってちょっと変だったのかも」そう思っている人は、まず自分自身をたくさん褒めてください。「今までよく頑張ったね」「子どものころ辛かったよね」って。時間はかかるかもしれませんが、過去の自分をたくさん認めてあげてくださいね。
そして親と絶縁したい人は連絡をすべて切るのもありですし「絶縁までは……」と思う人はまずは物理的に距離を取るところから始めてみてください。
「自分の親だから」と、子どもばかり我慢する必要はありませんよ。
Written by yuuki