学生時代「男一瞬友達一生!」なんて言葉もはやりましたが、正直なところみんなパートナーと友達のどちらが大事だと思っているのでしょうか?
「それぞれの関係性にもよる」「選ぶなんてなんだか薄情」なんて意見もあるとは思いますが、パートナー派と友達派それぞれの意見をまとめてみました。
あなたはどちら派でしょうか?
パートナーと友達の最大の違いは、家族になれるかなれないかです。
結婚を考えているパートナーとはこの先家庭を築いていく可能性もあるのですから、自分の人生レベルで大事な人でもありますよね。
パートナーとは将来があるけれど、友達とはどこまで行っても友達。そういう意味で「パートナーの方が大事」と思う人も多いと思います。
友達とはあまり人を選ばずに仲良くなれたとしても、本当に相性の合うパートナーと出会うのは簡単ではありません。
自分が好きだと思っていても相手からも好かれるとは限りませんし、相思相愛の運命のパートナーと出会えるのは奇跡なのかもしれません。
そんな貴重な出会いだからこそ、友達よりもパートナーを大事にするという意見も納得できます。
友達も楽しさを共有したり励ましあったりと、かけがえのない存在ではあります。しかし、「これ以上甘えたらダメだな」というラインが存在すると思います。
辛いときは特に、パートナーからしか得られない癒しや心強さがありますよね。
パートナーだからこそ受け入れてもらえる自分の一面もあるでしょうし、お互いになくてはならない存在です。
大人になると乗り越えなければいけない壁もどんどん出てきます。
若い頃のように楽しさを共有できる友達よりも、困難をともに乗り越えられるパートナーの大事さを実感するのでしょう。
あんなに仲が良かった友達も、結婚して子どももできたらすっかり疎遠に…… なんてこと多いのではないでしょうか。
特に女性は家庭があれば家を空けることも難しいですし、友達と遊ぶ余裕もなくなります。環境やライフステージの変化でそうなってしまうのは仕方のないことでもあります。
そう考えると、疎遠になる可能性のある友達よりもパートナーが大事なのかもしれません。
いくらパートナーと言ってもここ数年で出会った仲。共に過ごしてきた時間は友達には敵いません。
学生時代から酸いも甘いも共に乗り越えてきた友達との縁の方がずっと濃い! こんなに歴史が詰まっている友達よりもパートナーを選ぶことはできないと考えている人も多いでしょう。
失恋して朝まで飲みに付き合ってくれた日も、幸せを自分のことのように喜んでくれた日も……。友達がいたからこそ今のパートナーと幸せになれたのかもしれませんね。
正直、パートナーとの未来は結婚か別れるかの2択。結婚したとしても最後まで添い遂げられるかは保証できません。
今の恋愛感情はいつか落ち着き冷めるかもしれませんし、もしかしたら他の人に心がわりする可能性もゼロではないのです。
その点、長年築き上げてきた友情はちょっとやそっとでは変わらないもの。
「愛は冷めても友情は冷めない!」という熱い友情で結ばれた関係なら、友達の方が大事派の意見も納得です。
パートナーのことは好きだけれど、自分のことを理解してくれているかというとまた別なのかもしれません。
恋愛感情が絡んでいるからこそ分かり合えない価値観や無神経な発言で喧嘩にもなります……。パートナーシップを築き上げていくのには時間も精神力も必要です。
それに比べて、友達は自分のことを理解してくれ、最後には笑っていられる。そう考えたら友達を大事にしていつまでも気楽に楽しく過ごすのも良いのかもしれません。
パートナーとは、家庭を築いていくかもしれないと思うと、人生において重要な相手でしょう。
しかし「老後」と考えるとどうでしょう。子どもも巣立ってパートナーと2人きりになったとき、熟年離婚をする夫婦も少なくありません。
会話も少なく一緒にいても何をするわけでもないパートナーよりも、友達との笑い合える時間が生きがいになっている可能性は高いです。
ライフステージが変わることがあっても、「最後はやっぱり友達が大事!」という意見にも大きく頷けますね。
どちらも大事なパートナーと友達。別の存在だからこそ本来比べられるものではありません。
どちらが大事かと言われたら、それはライフステージごとに変わっていくのが自然なことかもしれませんね。
独身時代は友達との時間が楽しくてたまらないけれど、結婚したらパートナーや家庭がメインになってくる……。
子育てがひと段落したら友達と一緒に自分の人生を楽しみたくなる……。
そのときによって大事なものが変わっていくのは自然なことです。
白黒つけず、どちらもできる範囲でずっと大事にしていきたいものですね。
Written by 花山こころ