世の中、学歴だけじゃない! しかし、学歴コンプレックスを抱える人は、いつまでも自分の学歴に劣等感を抱いて、「自分なんて」と卑下してしまいがち。
今、世の中で活躍している人の全てが素晴らしい学歴を持っているというわけではありません。学歴だけに囚われていると、もったいないということに気が付きましょう。
ここでは、学歴コンプレックスのある人の特徴についてご紹介します。
学歴コンプレックスは、ある種の意識の刷り込みです。幼い頃から家族に「いい学校を出て、いい会社に勤めてたくさん給料をもらいなさい」と言われ続けた人は、自然と「いい学校を出た人は、お金持ちで偉いんだ」という考え方になってしまうのです。
自分が、親の思うような学力の高い学校を卒業できなければ、自分はダメなんだとコンプレックスを抱いてしまいます。
家族だけでなく、お盆やお正月などで親戚と集まるたびに、普段会わない親戚から「将来はどこの大学に行くんだ」とプレッシャーをかけられている場合にも、同じようになります。
親しくしている友人や身近な人が高学歴だと、自分の学歴が気になるようになり、少しでも偏差値が劣っていると、コンプレックスを抱くようになってしまいます。
また、周囲の人が「あの人は〇〇大学出身だって、さすがよね」などと噂しているのを聞くのも、学歴に対するプレッシャーになります。
自分に自信がない人は、自分を他人と比べがちです。人の悪いところを見つけて、自分の方が優れていると思うことで慰められているのです。
反対に、他人を羨むばかりで、「自分はやっぱりダメなんだ」と底なし沼に落ちていってしまうパターンもあります。
入試で希望の学校に受からなかったことのある人は、学歴コンプレックスを抱くことがよくあります。一生懸命勉強したのにダメだったという挫折感が、自信をなくさせてしまうのです。
また、行きたかった学校に行けなかった悔しさが、合格した人への嫉妬に変わることもあります。すると、その学校に通う人にいつしか劣等感を抱くようになり、それが学歴コンプレックスになります。
プライドが高い人は、自分が人よりも上のランクにいなければ気が済みません。自分の学歴よりも高い人を見つけると、自分の学歴が劣っていることに引け目を感じ、それが学歴コンプレックスになるのです。
自分よりも学歴の低い人の前では堂々としていられるけど、学歴が高い人を目の前にすると突然おとなしくなってしまうことがあります。
「学歴は関係ない」とはよく言われますが、全く関係ないわけではありません。やはり社会では、学歴をその人の一つの指標となります。
例えば入社試験のとき、ある一定の学力以上の人材がほしいとなると、それを振り分ける目安は最終学歴になります。
また、偏差値の高い学校を卒業している人は、日々コツコツと勉強することができる忍耐力があり、目標に向かって頑張ることのできる力があると評価されます。学校名だけで価値を判断されているのではなく、学校名からその人の内面までも見られているのです。
学歴の低い人が努力していないとみなされているわけではありません。ただ、多くの人が応募してくる書類選考では、わかりやすい指標になる最終学歴が注目されやすいのは事実です。
確かに学歴はその人を判断する一つの目安になりますが、いくら学歴が素晴らしくても、人間性が高くなければ評価されません。
極端にコミュニケーションが取れないとか、学力は高いのに常識がないなど、周りとうまく付き合うことができなければ社会では通用しないのです。
学歴以外で評価されることは場面はたくさんあります。意外にも世間はそれほど学歴を気にしていなくて、自分で自分を苦しめているだけかもしれませんよ。
学歴は、そう簡単に覆せるものではありません。もがいてもしょうがないのです。ですからいっそのこと、考えることをやめてしまいましょう。
これは、自分の学歴についても、他人の学歴についてもです。「どこの学校出身ですか」という質問も封印してください。
学歴について触れないようにする癖をつけていくことです。
学歴に自信がないなら、資格を取りましょう。社会人になると、学歴よりも資格が重視される機会の方が多いです。
仕事に関わる専門的な資格はもちろん、好きなことに関する資格でも、なんでもOK。社会人になってからもなお勉強して資格を取る人は、努力家だと評価されますよ。
学校に通うというのも、一つの手段です。最近は通信制の学校の種類が多く、大学もオンライン授業とたまのスクーリングで卒業できる学校が豊富です。
学生時代にもっと勉強しておけばよかったと後悔しているなら、大人になった今から通い始めても遅くはありません。実際に、会社員をしながら学校に通っている人も多くいます。
学歴コンプレックスを抱えてウジウジしているくらいなら、いっそのこと学校に通って自分のしたい勉強をしてみるといいかもしれませんよ。
他人と比べる時にわかりやすいのが、偏差値がある学歴です。
ただ、学歴はその人にとっての一部であり、全てではありません。だから、学歴が高いからといって、人の価値が決まるわけではないのです。
学歴を気にしてがんじがらめになっているのはもったいないこと。気にせず、自分のやりたいことに一生懸命努力することが、自分らしく楽しい人生になりますよ。
Written by さあや