6月12日が「恋人の日」というのを知っていましたか? 恋人の日は、恋人たちがお絆を深め合う日。二人一緒に何かをしたり、プレゼントを贈りあったり、「恋人」であることの喜びを感じながら、素敵な一日を過ごすための記念日です。
6月12日が恋人の日と言われる由来と、おすすめの過ごし方についてご紹介します。
「恋人の日」とは、恋人同士がお互いの愛を確かめ合い、絆を深めるための記念日です。恋人だけでなく、家族や友人など、大切な人とともに過ごすための日としても定着しています。
恋人の日は、ブラジルのサンパウロ地方ではとても有名な日で、バレンタインよりもメジャーだとか! 最近は日本でも認知度が上がってきています。
恋人の日は、愛や縁結びの神として特に厚く信仰されている聖人、聖アントニオにちなんだ記念日です。
聖アントニオは、ポルトガルに生まれ、幼い頃に修道会に入りました。彼の説教は、人の心だけでなく、水の中に棲む魚まで惹きつけるほど感銘を与えるものだと評判で、多くの人を導き、救いました。
聖アントニオは多くの人に慕われ、彼の説教を聞くために遠方からもたくさんの人が訪れるほどでしたが、不幸にも病により、30代半ばで亡くなってしまいます。
当時説教は、愛を説くことと同様だとされていたため、聖アントニオは「縁結びの神」として信仰されるようになりました。聖アントニオの亡き後、命日である6月13日は祝日とされ、その前日を「恋人の日」と定めたことがこの記念日の由来です。
ブラジルでは、6月12日の恋人の日に、恋人同士で贈り物をしあう習慣があります。
贈り物として代表的なのは、写真立て(フォトフレーム)に写真を入れたものや、マンジェリコンというハーブを使った鉢植え、花束など。それらの贈り物に愛のメッセージを添えて渡すことが一般的です。
恋人の日の定番の贈り物は、フォトフレームです。2人の思い出の写真やメッセージを入れたり、あえて何も入れず「これから思い出を増やそうね」との思いを込めて贈るのもいいかもしれませんね。思い出を一層輝いたものにするためにも、特別なフォトフレームを選ぶことをおすすめします。
日本の全国額縁組合連合会でも、1988年から「恋人の日」のPRに取り組んでいるそうですよ。
ブラジルでは、恋人の日にマンジェリコンというハーブを贈る習慣があります。マンジェリコンとはバジルの仲間で、観賞用としてはもちろん、ハーブティーにして味わうこともできます。マンジェリコンが、2人で過ごす時間をゆったりリラックスさせてくれるものになるかもしれませんね。
季節の花束も人気です。ブラジルでは、このお祭りのとき、聖アントニオ像にカーネーションを捧げることから、恋人への贈る花としても選ばれています。「無垢で深い愛」という花言葉もあり、素敵なプレゼントとなるでしょう。
そして、6月は花盛りの時期。とりわけ、あじさいやラベンダーは香りや花付きがよく華やかです。
隣にいないときでも相手の存在を実感できるのが、おそろいのグッズのいいところ。アクセサリー、キーホルダー、普段使うボールペンなど、いつも身近に置くことができ、よく使うものがベストです。
恋人の日が思いを確かめ合う日だからこそ、きっと最適なプレゼントになりますよ。
恋人の日は、いつもとは違うスペシャルなディナーを計画してみませんか。手をかけて作った料理、特別に選んだワイン、キャンドルなどで非日常を雰囲気を演出してみましょう。
好きな人と過ごす時間がロマンチックな雰囲気に包まれ、自然と気分が高まります。
素敵な夜景を見に行くこともおすすめです。街明かりのきらめきを見ていると、誰もがロマンチックな気分になりますよね。
静かに夜景を眺めながら、これまでの思い出を語ったり、日頃なかなか伝えられない感謝の気持ちを伝えてみたり、改めて相手に対する思いを素直に口にしてみてください。
心を開いて過ごすことで、二人の絆がより深まります。
恋人の日は、恋人だけではなく、大切な人と一緒に過ごす日。ですから、恋人である二人を支えてくれる友人たちとホームパーティーを楽しむこともおすすめです!
友人に囲まれて、美味しいものや楽しいおしゃべりで過ごす時間は、「つながり」や「絆」の大切さを実感させてくれるでしょう。
恋人の日には、ぜひ「二人が協力しあってできること」に挑戦してみましょう。
大自然の中で楽しむアスレチックやデイキャンプ、二人で知恵を絞り出し合ってクリアする謎解きゲームなどは、ワイワイ楽しめて盛り上がること間違いなし! その他、料理をして一緒に食べるというのもいいですね。
共同作業をすることで、相手の知らなかった一面を見ることができ、より絆が深まるかもしれません。
恋人の日は、日頃なかなか伝えられない素直な気持ちや感謝を伝えるのに最適です。日常をちょっと特別にしてくれるようなものを贈ったり、共同作業を楽しんだり、心も体も近くでいられるような時間にしましょう。
今年の6月12日は、大切な人と一緒に特別な一日を過ごしてみませんか。
Written by さあや