職場恋愛はなかなか難しいものです。周囲に知られると困ってしまいますし、退職などもそう簡単にはできません。ですから、職場の人に片思いをしても一歩踏み出す勇気はなかなかでないものです。
そこで、職場での片思いを乗り越えられた女性に、その秘訣を聞いてみました。
「同じ職場な以上、仕事中も彼にアプローチしたくて仕方がない気持ちのときもあります。でも、そんな気持ちは抑え込んで、仕事は仕事と割り切り、気持ちを悟られないようにしました。
こうすることで、いざアプローチをしたとき『気づかなかった! 公私をきっちり分けられるしっかりした女性なんだね』と言われ、いい印象を与えることができました」(29歳/金融)
公私混合の人は苦手意識を持たれがちです。もし付き合うことになったら、職場でラブラブアピールをされる可能性もあるでしょう。
真面目に仕事をしたい男性にとっては、気持ちはありがたいものの迷惑行為となります。公私を分けられる女性なら「付き合っても安心」と思ってもらえそうですね。
「仕事のデキる女と思われれば、信頼度も上がるでしょうし好印象になると思い、仕事をひたすら頑張りました。恋よりも頑張ったかもしれません。
ただし、自分一人でバリバリやると近づきがたい女性になります。人に頼るときはちゃんと頼るようにすると、周囲とのコミュニケーションが取れるしっかりした女性に見せられました」(32歳/士業)
仕事を頑張ることが恋へのステップアップになるなんて、ちょっと意外かもしれません。
仕事の成果が上がるうえに、もしかしたら恋まで叶うかもしれないなんて一石二鳥。デメリットが見つからないいい方法だと思います。
誰かに頼ることは人によっては苦手かと思いますが、これも恋のためと思って努力してみましょう。ただし、頼りっきりや任せっきりはNGですよ。
「彼が甘いもの好きなら、個装のチョコレートや飴など、長期保管ができるちょっとしたお菓子を差し入れています。彼だけにあげると怪しまれるので、職場の人にも同時に。
そうすることで『職場の人に気を配れる女性』『ホッとした気分にしてくれる女性』という印象を持ってもらえました。職場の人にも好評です」(27歳/建設)
仕事の合間の甘いものは本当に癒やし効果バツグンです。「長期保管ができるお菓子」というのもポイントが高いですね。
すぐに食べたくないときだってありますし、苦手な味なら誰かにあげてしまうこともあるでしょう。そういうとき、長期保管が可能ならありがたいものです。
甘いものが苦手なら、ガムやおせんべいも良さそう。彼の好みに合わせて選んでみてください。
「二人きりで食事の機会を得るためにも、口実を探して食事に誘いました。『あの仕事を手助けしてくれたお礼』『行きたいお店の客層が男性ばかりで行きにくいから』あたりが無難です。
また、相手の考え方によっては、飲みの誘いよりもランチのほうが警戒心を持たれないときもあります。『お礼にサクッとランチでも』と誘ったら、快く誘いに乗ってくれました」(30歳/介護)
飲みの誘いは場合によっては、下心を感づかれやすいです。感づかれてもかまわないのならいいですが、まだ知られたくない、じっくりと仲を深めたい人にはランチのほうが気軽で良さそう。
職場の人とばったり遭遇してしまうことを避けたいタイプの人は、職場から少し離れた場所や、ご近所でも職場の人が来なさそうな穴場のお店を探しておくといいですね。
ご紹介した行為は一見地味で、効果が少ないように思われるかもしれません。しかし、職場での片思いは慎重に進めたほうがいいもの。少しずつ攻めることで、じわじわと二人の仲を深めることができますよ。
焦らず、長期戦のつもりで頑張ってくださいね。応援しています!
Written by 神之 れい