社内恋愛と聞くと何となく密やかに進行……というイメージがありますよね。でも昨今は、“オープンな関係” を選ぶカップルも増えているようです。
実際のところ、どちらの方が幸せなのでしょうか?
今回は、“社内恋愛でのオープンな関係のメリットとデメリット”についてお話したいと思います。
まず、「マイナビウーマン」が2016年に行ったアンケート(22才〜39才の働く男女/有効回答数425件)結果をご紹介しましょう。
Q.社内恋愛中のカップルは、周りに自分たちの関係を打ち明けた方がいいと思いますか?
<女性>
オープンにした方がよい 23.8%
隠し通した方がよい 76.1%
<男性>
オープンにした方がよい 42.0%
隠し通した方がよい 57.9%
意外にも男性の4割もの人が「オープンにした方がよい」と考えているのですね。
男女共に、オープンな関係を指示する理由として「隠していてもいつかはバレる」「こそこそしたくない」などがありましたが、男性特有と感じられる理由では「言い訳などが面倒くさい」「他の男性からのアプローチが減る」などがありました。
社内恋愛でのオープンな関係のメリットとデメリットについて、他の男女にもリサーチしてみましたので、具体的に挙げてみましょう。
<参考元>
社内恋愛はオープンにすべき?|マイナビウーマン
https://woman.mynavi.jp/article/160905-174/
「ちょっとしたことで言い訳を考えたり、周りの目を気にするのは面倒。オープンにすればコソコソしなくていいから楽」(28才男性/会社員)
「堂々とランチにも行けるし、社内で普通に話すのに気を遣う必要もない」(26才女性/OL)
オープンな関係であれば、職場の人に対してまるで悪いことをしているように隠れたり、嘘をついたりするストレスはありませんね。
職場の同僚とプライベートな話をすることが出来るのもメリットです。
また、忙しくてデートできない時期でもランチを共にしたり、一緒に帰宅したりと、二人の時間を作ることもできます。
お互いの仕事への理解も普通のカップルよりあるのではないでしょうか。
「前の彼女の時秘密にしていて、同僚が彼女を食事に誘い、結果的に浮気されてしまった。オープンにしていれば防げたと思う」(27才男性/会社員)
「若い派遣の子にランチを奢ってあげたりしてたので、『私のことは早めにオープンにして』と頼みました」(24才女性/OL)
男女共に、相手の浮気を封じるためにオープンな関係にしたいという思いがあるようです。近くにいるからこそ気になってしまうというのもありますね。
「結婚するつもりなので、上司に『隠していた』と思われるより最初から打ち明けた方が印象が良い」(29才男性/公務員)
「結婚しても仕事を続けたいので、彼と同じ会社にいる状態を認めさせるために、早めにオープンにした」(27才女性/OL)
社内恋愛では、結婚後に女性が退社する、もしくは異動するという例が少なくありません。
早くから二人が共に働く状況に周りを慣れさせ、認めさせることで、そんな状況を避けられるかもしれません。
「周りに変な気を遣わせると思う。仕事もしにくいです」(30才男性/会社員)
「同僚でいましたけど、チームで飲み会誘うときでも気を遣う。自分だったらと思っても職場でバレてるのは面倒です」(26才女性/OL)
自分達がよくても、周りに気を遣わせるのはデメリットですね。あらぬ噂になったり、面倒がられたり、やりにくいということで仕事に支障が出ないとも限りません。
「別れたときを考えると、オープンになんかしてたら悲惨。本人に会うだけでも気まずいのに、周りからも興味津々で見られる」(25才男性/会社員)
「上手くいっているときはいいけど、別れたらと思うと……気を遣われるし、恥ずかしいです」(23才女性/OL)
社内恋愛で別れた場合、もう会わないというわけにいかないので、他の恋愛より厳しい面がありますね。
二人だけでなく、他の人にまで知られていると心の負担は尚更大きいでしょう。
いかがでしょうか?
「秘密にしているからこそ燃える」(26才男性/会社員)
「オープンにしたら何だかつまらなくなった」(25才女性/OL)
などという意見もありました。密やかな関係だからこそのスリルが恋愛感情をかき立てるというのも確かにありそうです。
社内恋愛でのオープンな関係にはメリットもデメリットもあります。
仕事にも影響することなので、オープンにするにしてもタイミングはよく考えて決めた方がいいでしょう。
Written by mami