付き合っている彼がすぐキレる性格だと「私何か悪いことした?」と不安になったり、どう対処すれば良いのか分からずに困ってしまったりしますよね。
実は彼自身、自分がすぐキレる原因が分かっていないことも。深層心理や、上手な対処法をお伝えします。
すぐキレる男性って、一見強そうに見えますよね。中には「狂犬」なんてあだ名をつけられ、恐れられている人もいます。
しかし、意外なことに心の中は正反対。自分に自信がなく、弱い部分を知られるのが怖くて怖くて仕方ないから、大きな声を出したり、暴力をふるったりすることで、必死に「俺は強いんだぞ!!」と虚勢を張っているのです。
こうなってしまうのには、学校で友達からバカにされることが多くて劣等感を持ってしまったとか、親の望む通りの子供でなくては存在を認めてもらえなかったりしたというような、彼自身どうにもできなかった辛い過去が関係している場合が多いです。
キレながら彼が求めているのは「ありのままの自分をそのまま受け止めてほしい!」ということ。
彼の怒りに対して真っ向から立ち向かったり、逃げたりするのではなく、罵詈雑言は聞き流しながら黙ってそばにいてあげると、少しずつ気持ちが落ち着き「この人の前では弱いままの自分でいいんだ」と安心して、徐々にキレなくなっていきます。
とはいえ、男性にキレられると怖いし、手の出る男性相手だと身の危険を感じることもありますよね。ある程度落ち着くまでは二人きりで会わないようにするなど、自分を守ることを最優先に考えるようにしてください。
たとえ彼がキレやすくなってしまったことに、辛い過去が影響しているとしても、そのせいであなたが理不尽に怖い思いをさせられるのはおかしいです。
自分のことで精一杯の人は、そんな当たり前のことに気付いていない場合も多いので、正直に「あなたにキレられると怖いし悲しい」と伝えてみましょう。根が優しい彼なら、自分のしてきたことの罪の重さに気付き、キレやすい性格を治そうと努力してくれるかもしれません。
もし「お前がいつも俺を怒らせるから悪いんだ」と開き直る男性なら、残念ながら関係の改善は非常に難しいです。本当の理由を告げるとまたそれで怒り出すので、適当な理由を作って早々にお別れしましょう。
手の出ない彼で、自分の感情が処理できずパニックになってしまうような時は、「大丈夫だよ」と抱きしめてあげることで落ち着く場合があります。
まるで癇癪を起こした子供をなだめる母親のようですが、彼が心の底で求めているのはまさにそうした形の愛情。情緒不安定でキレやすい男性は、子供の頃に無条件に愛された経験が少なく、母親の愛情にも飢えている場合が多いです。
ちょっと時間はかかるかもしれませんが、彼がキレるたびに抱きしめることを繰り返していると、自己肯定感が育って気持ちが安定し、自分の感情もコントロールできるようになるので、長い目で見守ってあげてください。
男性はプライドが高いので、好きになった女の子になかなか弱みを見せることができません。
そのため、本当は仕事のミスに落ち込んで怒りっぽくなっているのに、かっこ悪いところを知られたくなくて、別の理由を無理矢理こじつけている場合もあります。
普段はあまりキレるほうではないのに、一時的に情緒不安定になっているような時は、この可能性を疑って優しく声をかけてみましょう。
「何かあったの? 良かったら話してみてくれない?」と甘えさせてあげると、安心して本当の気持ちを打ち明けられるかもしれません。
辛い時は彼女が責めずに優しく話を聞いてくれるという信頼関係ができると、キレるのではなく理由を正直に話してくれるようになりますよ。
すぐキレる男性は、自分でもその本当の理由が分かっていない場合が少なくありません。
なんらかの理由で本当の自分を押し隠し、怒りを溜め込んだまま大人になれば、誰だって感情をうまくコントロールできなくなるもの。年齢を重ねれば自然と大人になれるのではなく、ありのままの自分をそのまま受け入れてもらったという経験が必要不可欠なのですね。
暴力をふるう男性からは逃げたほうが良いと思いますが、直る見込みのある状態なら、母親になったつもりで根気よく付き合ってあげると落ち着く場合があります。
無理をしすぎないよう、自分を第一に考えながら対処してくださいね。
Written by まぁこ