あなたに許嫁(いいなずけ)がいたらどうしますか? その場合必ず結婚をしなければならないのでしょうか。
ここでは許嫁について詳しくご紹介します!
許嫁は現代ではあまり聞きませんし、許嫁のいる人に出会うこともそうありません。過去の産物として認識している人も多いのではないでしょうか。
しかし、現代にも稀に許嫁を持つ人がいて、成長過程、もしくは大人になってから伝えられて戸惑うことがあるのです。
許嫁とは、家柄や付き合いの中で両親などによって結婚を約束している相手のことを言います。そこに許嫁になる人の意思は反映されません。
現代では、早ければ幼稚園くらいの年齢から異性を意識し、思春期になると自由に恋愛を始め、自分の意思で結婚相手を決めることが普通になっています。
そこに「あなたには許嫁がいる」と聞かされたら、驚きとともにどうしたらいいのかわからなくなってしまいますね。
両親によって決められた結婚相手は、状態としては婚約です。そんな勝手に決められた許嫁と絶対に結婚をしなければならないのでしょうか。
きっと、許嫁と決めた人たちからは「当然結婚をするものだ」という意思を感じることになります。許嫁は、思いつきでなるわけではなく、例えば資産家や家柄の良い家と縁を結ぶことで、自分の家の格をあげることができます。
資本社会ですから、中には取引先の大きな会社の御曹司との結婚によって、仕事の幅を広げられるということも考えられますね。
両親からそう伝えられて、決定事項だし、家の繁栄のために、と思う人もいるかもしれません。
当事者が納得をすればもちろんそのまま話を進めればいいのですが、結婚相手は自分で決めたい、恋愛をしたい、自分の人生を大切にしたいと思うのが当然です。現代は自由を尊重している時代ですから、断ることは何も問題ありませんよ。
家族との亀裂、許嫁相手の気持ちなども考慮してしまいますが、本人が拒否をすると無理矢理に結婚をさせることは本来できないものです。
許嫁がいて驚いている方、自分の環境を呪いそうになりますが、一番大切なことはあなたの意思ですので、覚えておきましょう。
世の中には少数ですが、許嫁がいて、その相手と結婚を選ぶ人もいます。
許嫁を幼少期の頃から知っていて、自然と「結婚をすること」を意識することで恋心を抱いている場合が多いですよ。
人の心とは不思議なもので、異性として意識していると好きになってしまうことがあります。好きではない人に告白をされて断ったけれど、その日から何となく気になる心理と似ていますね。
また、家のことを考えて、それは結果的に自分の幸せにもなると判断した場合です。
結婚は生活です。たとえ好きな人と結婚をしても相手が仕事もしなかったとしたら、どちらを選びますか? というような究極の決断を迫られた末の答えということになるのです。
許嫁は大昔の出来事ではありません。現代にも許嫁のいる人もいて、ある日急に報告をされることがあるのです。
しかし、許嫁は法律ではありませんので、許嫁がいたからといって、必ずその人と結婚しなければならないということはありませんよ。
許嫁がいると言われてもまずは落ち着いて、対処しましょう。
Written by 春森 桜