独身貴族と呼ばれる人たちや考え方があります。
ある程度の収入を自分独りのために自由に使って暮らしている、そのためあまり制約が無く、自分の満足のために気持ちやお金に余裕がある、そんな形で捉えられることが多いです。
今回は独身貴族の恋愛について考えていきましょう。
独身貴族は、制約を好みません。恋愛は双方向ですが、相手からの制約に対してのストレス耐性がとても低いです。
独りでできることから満足感を得ることに慣れてしまっているので、誰かと共に幸せを噛みしめることに対する魅力も気づかない内に薄れてしまっていることが多いです。
ですから、恋愛においても、別れを恐れませんし、相手というよりは、自分自身のペースやタイミングで始めたり終わらせたりします。
独身貴族との恋愛は遊園地のアトラクションやゲームのようなものだと考えておいた方が良いでしょう。
独身貴族は自分に自信があります。ですから、恋愛という意味では、さらに自分が自信を身につけていけるのかを重要視します。
新しい趣味、新しい環境などに連れて行ってくれるお相手だと関心が増すでしょう。
また、「最終的には独りでもやっていける」と思っていますので、これ以上成長できないと感じると恋愛も終わってしまうことが多いです。
独身貴族との恋愛は、あなた自身も新しいことを身に付け、行動を継続していかないと中々長続きしない傾向にあります。
独身貴族はけなされることを非常に嫌います。独りで築いてきた世界や時間が邪魔されることになるからです。
誰かから評価されるのではなく、独りで考え、独りで判断して培ってきた経験に大きな自信を持っているからです。
独身貴族との恋愛は、相手を褒めたりたたえたりすることが苦にならない人に向いているでしょう。
少しでもけなされたり、大切にしているものを軽視されたと感じるととたんに恋愛から離れて行ってしまいますので、細心の注意が必要です。
独身貴族と呼ばれる人たちは、「ご縁があれば恋愛や結婚をしたい」という表現を使うことも多いです。
裏を返せば、よっぽどのことが無い限りは、基本的には恋愛も結婚も煩わしさがあるということを頭や経験で理解しているということです。
独身貴族は自ら恋愛を遠ざけてしまっているため、恋愛のチャンスがあったとしてもそれを掴み取って育んでいくことがどんどん苦手になってしまいます。
独身貴族のスパイラルに入ってしまうと、どんどんと恋愛は遠のいていくといっても良いでしょう。
独りの時間が長い方は、あなた自身が独身貴族化してしまっている可能性があります。独りの方がストレスが少ない分、心は安定しているのかもしれません。
一方で、恋愛や結婚を目指していくのであれば、早々に「他の誰か」と過ごしていく時間を作っていくようにしましょう。
Written by 神崎志乃