アラサーで「いない歴=年齢」は意外と多い
若者の草食化などと言われる昨今ですが、アラサーになっても恋愛未経験の「いない歴=年齢」の人はどのくらいいるのでしょうか?
「明治安田福祉研究所」が調査した「20~40 代の恋愛と結婚- 第 9 回結婚・出産に関する調査より – 」に、20代、30代の独身者で交際経験がない人=「いない歴=年齢」のデータが出ていますので見てみましょう。※1
<2016年のデータ:独身者のうち交際経験がない人>
20代男性 53.3%
30代男性 38.0%
20代女性 34.0%
30代女性 24.7%
意外と多い! というのが正直なところではないでしょうか?
もちろん何をもって交際経験がある、恋愛経験があるというかはその人次第ですし、自己申告なので確実なものではありませんが、アラサー独身で恋愛経験がない(いない歴=年齢)の人は、男性で約4割、女性3割くらいいることになります。
なぜ、男性の方が恋愛経験がない割合が高いのか、これは未婚率の男女差と同じで、一部の男性の中に交際女性を次々変えるタイプがいるからです。
ダサい男性は全くモテませんが、多少ダサい女性には声がかかる(ヤリモクだったりするわけですが……)ので、女性の方が恋愛、交際しやすい環境にあります。
(政府調査で童貞処女の割合『性経験の有無』でも処女よりも童貞が多いのはそのためです。)
じゃあ今のアラサーはダメなの?
アラサーで恋愛経験がない人が結構いるということがわかりましたが、その人たちは負け組、草食、生物として劣っているのでしょうか?
そういうことは全くありません! 昔の人に比べて今の人のほうがコミュニケーション能力が著しく劣っているというデータはどこにもありません。
ではなぜアラサーで恋愛経験がないと焦るのか? それは今の時代、「お見合い結婚」が少なくなったからです。
今も昔も、対異性コミュニケーション能力がない人の割合は大して変わっていないでしょう。
でも、昔はお見合いがあったので、恋愛経験ゼロでも20代半ばを過ぎれば縁談が来て、その相手と結婚できていた(結婚させられていた)ということです。
対異性コミュニケーション能力がなくても(よほどひどい人以外は)、伴侶もセックスの相手も確保できていました。でも恋愛結婚が90%以上、お見合い結婚が5%を切った現代において、「恋愛はできないけどお見合いならば結婚できていた層」が社会的に救えなくなってしまっているのです。
未婚率の上昇もそれと関係しています。私の両親もお見合い結婚ですが、結婚後どんどん相手を好きになっていったそうです。
でも、今は恋愛能力が高くないと結婚まで持っていけない、私のようなモテない男性にとっては結婚は無理な世の中になっています。
アラサーで恋愛経験ゼロなら「婚活」に切り替えよう!
アラサーで恋愛経験がない場合、ここから独力で相手を見つけるのは至難の業です。
30代も半ばを過ぎると、バツイチ離婚経験者が再び恋愛市場に参入します。当然、「一度は結婚できた人」ですから「一度も結婚できない人」「一度も恋愛できない人」が太刀打ちできる相手ではありません。
もう、ここは思い切ってステージを変えましょう。
私の意見として、こうなったら婚活をするしかないと思います。婚活ならば、コミュニケーション能力以外の年収や学歴で勝負できますし、婚活市場にいる人たちは奥手でぐいぐいくるタイプではないので似た者同士、相手が見つかりやすいと思います。
燃えるような恋愛をしたい! という気持ちはよくわかりますが、それを求めているとどんどん条件が悪くなり絶望的な戦いになってしまいます。
結婚を前提の恋愛でも、結婚後どんどん好きになってもいいではありませんか! 私は結婚相談所で妻と知り合いました。こんないい人と出会うことができ運命に感謝しています。妻も恋愛経験があるタイプではないです。でも二人とも幸せです。だからアラサーで恋愛歴がなくても焦らずにステージを変えてみましょう。
引用
Written by 松田(松本)謙太郎
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