包容力がある人はとても魅力的に感じられます。
包容力とは何か、包容力がある人の特徴、そうなるために必要なことなどについてご紹介していきましょう。
包容力というのはどういったものなのか、具体的な例をあげてまずはご紹介していきます。
【相手の話を親身になって聞いてくれる】
相手が話をしたい時には親身になって話を聞いてくれます。
途中で批判めいたことを言ったり、話の腰を折って自分の意見を押し付けることはしません。
全て聞いた上で必要に応じて素直な意見や的確なアドバイスを伝えてくれます。
相手のためになることであれば、時には厳しい意見さえも言ってくれる懐の深さがあるのです。
【謙虚さを持ち合わせている】
包容力のある人は自分のことを客観的に捉えることができるため、自分の素晴らしさとともに相手の素晴らしさも尊重してくれます。
自信があることに関しては最大限の能力を発揮しつつも、自分が及ばないことに関しては謙虚になって人の意見を聞き入れる、柔軟な心を持ち合わせています。
【どんな人とも円滑な関係が築ける】
どんな人に対しても平等で、性別や年代に関係なくコミュニケーションがとれる能力を持っています。
包容力がある人が醸し出す温かみ溢れる雰囲気に自然と周りの人の心も和み、初対面であってもぎこちなさを全く感じさせないほどです。
【トラブルに対して華麗に対応してくれる】
いざという時に頼ることができる人=包容力のある人というイメージを持つ人も多いようです。
また、どのようなトラブルが起こり得るかについて予測できている人も包容力のある人の特徴と言えるでしょう。
それは物事を様々な角度から見ることができる人だからかもしれません。
「自分は我が強くて怒りっぽいから、包容力がある人になんてなれない……」と思ってしまうかもしれません。
人の性格は良くも悪くもどんどん変化していくものなので、なれないということはありません。
生まれながらの素質よりも、日頃の心がけなどでいくらでも変化していけるものです。
包容力がある人になるためにまず3つの習慣を心がけてみましょう。
【聞き上手になる】
誰かと会話を交わすとき、ついつい相手の話の腰折ったり自分の話ばかりしたりしていませんか?
自分の意見ばかり押し付けていませんか?
まずは相手の話に興味を持ち相手の話をじっくり聞いてみましょう。
自分では思いつかないような考え方に出会えるかもしれません。
共感できなくても頭ごなしに否定はせず、人にはそれぞれの考え方があることを理解しましょう。
【失敗を許す】
小さいことから大きなことまで様々な失敗がありますが、人の失敗を許せる心を持つことが大事です。
ほんの些細な失敗なら笑って許せるくらいの心の余裕を持てるようにしましょう。
失敗した時には一緒に原因を分析し、対策を考える方が失敗を責め立てるよりよっぽど建設的です。
人の失敗に寄り添える人こそが包容力がある人と言えるのではないでしょうか。
【ゆとりを持つ】
1番心がけておきたいのがゆとりです。
時間にゆとりがないと精神的にイライラしてしまいますし、お金にゆとりがないと生活面で常に悩みそのことだけで頭がいっぱいになりがちです。
ゆとりがないと心がどんどん狭く苦しくなっていってしまいます。
自分自身の心にゆとりがあることで他人のこと思いやる余裕が出てくるものです。
心にゆとりがあるからこそ聞き上手になることもできますし、失敗を許すこともできるので、心にゆとりを持てるようにしておきましょう。
包容力というのは、自分自身にゆとりを持つことで生まれる他人への思いやりから始まります。
そして様々な人との出会いや経験によって磨きあげられ、広い心で受け止める力が養われ包容力という力になっていくのです。
日頃のちょっとした心がけで誰もが包容力のある人になれるでしょう。
Written by 早紀