長い間付き合っている彼氏であっても、いざプロポーズをされると、返事を迷ってしまうのが女心というもの。
「よくよく考えてみると、今彼のことが好きかどうかわからない」
「もしかすると今の彼以外に、もっといい人がいるかも」
酸いも甘いも知ったアラサー女性なら、打算や計算で頭の中がいっぱいになってしまうのも無理はありません。……しかし、ここで返事を待たせすぎるのは要注意。
高ぶった彼氏のテンションがガタ落ちしてしまうだけでなく、最悪の場合は別れを切り出されてしまうことも。
バツイチ子持連れ再婚をした筆者が、嫌いじゃないなら結婚してみるべき3つの理由をご説明します。
①「嫌いじゃない」は相性の良し悪しを示すバロメーター
「嫌い」と言うのは、一度感じてしまうと中々払拭できないもの。
「臭いが嫌」などの生理的な嫌悪感はもちろん、「一緒にいると気が滅入る」ような相手とは、例え短い時間であっても一緒にいたいとは思わないでしょう。
つまり「嫌いじゃない」というのは相性の良し悪しを示すバロメーターであり、相性の良さを暗に示しているのです。
ちなみに「好きかどうかわからない」と言うのは、付き合いが長くなればなるほど起こりがちなマンネリの一種。
むしろ、どんなに好きな相手であっても、毎日キュンキュンした気持ちを維持し続けるのは想像以上に難しいものです。
②理想と現実の差は結婚してみないと分からない
結婚して一緒に暮らすようになると、今までは気付かなかった彼氏の“欠点”にも目が行くようになります。
「脱いだ服はそのままソファーにかけてほったらかし」
「食事の用意は手伝うことなく、テーブルに料理が並ぶのを椅子に座って待っている」など。
はじめのうちは受け流すことができても、それが毎度毎度のこととなるとストレスが溜まるのは避けられません。
しかし、こうした理想と現実の差は、誰が相手であっても多かれ少なかれ起こりうるものです。
結婚相手とは言っても所詮は他人なので、今まで育ってきた生活環境が違えば違うほど、多くの洗礼を受けることになります。
つまり、彼の本性は、結婚してみないと分からないのが現実なのです。
③どうしても我慢できなくなった時こそが別れるタイミング
好きかどうかわからないままに結婚したとしても、嫌いじゃないならそこそこは上手くいくのが結婚生活。
むしろ好きすぎるが故に相手を束縛してしまうということもないので、お互いに気負うことなく結婚生活を楽しむこともできるでしょう。
しかし、子どもを産むとなると話は別。
子どもができるのはとても幸せなこととは言え、妊娠・出産は女性側に過度の負担がかかり、今までしていた我慢が続けられなくなるのです。
「つわりで吐き気がするから、ご飯くらいは作って欲しい」
「身重で動くのが大変だから、家の片付けや掃除は任せたい」
男性側に改善して欲しいこと、努力して欲しいことが山ほど出てきます。
また、出産・育児休暇を取るのも女性にとっては想像以上にストレスになります。
特に、実績をほどほどに積んだアラサー女性であれば、仕事を休むことがキャリアを傷付けてしまうリスクも。
今まで頑張っていたこと、張りつめていた気持ちがプツンと音を立てて切れてしまうことがあります。
この時、相手の男性に対して、本当に愛があるのかどうかが試されるのです。
「もうこれ以上は無理!」という相手とは、我慢して結婚生活を続けるよりも、離婚して次の人生を歩み始める方が正解。
所詮は相手が誰であっても、上手くいかない運命であれば避けることはできないのです。
しかし、このような未来は付き合っている間には絶対に分かりません。だからこそ、迷うくらいならまずは結婚してみて。
それから結果を判断するのもアリなのでは? というのが筆者の意見です。
Written by nana