社会人になれば、恋愛のきっかけの約7割が仕事絡みだといわれます。同じ職場で知り合い、恋人同士になるケースも多々あるでしょう。また、職場が同じだと、毎日顔を合わせられるので、寂しくないし不安も少ないはず。
ですが、けんかをしたり、別れたりしたなら、職場恋愛は最悪です。
お互いに「できれば会いたくない」と思っても、会わないわけにはいかず、仕事上の接点が多いほど気まずい思いをすることになります。社内恋愛だった彼氏とうまくいかないとき、仕事に影響が出ないためには、いろいろと心がけが必要だといえます。
同僚や上司も公認の交際であれば、別れが職場の人にも影響をもたらす場合があります。
周囲に余計な気を遣わせないためにも、別れるときはできるだけサッパリ、潔く別れることが大事でしょう。
自分から振るときは、ちゃんと理由を述べて相手が納得するように心がけるべきですし、相手から別れ話が出て、修復不可能だと察したなら、しつこく引き下がらないで別れを受け入れたほうが良いでしょう。
サヨナラしても、職場ではポーカーフェイスをつらぬける別れ方をするのが、社内恋愛のマナーだといえます。
恋愛関係が終わったからといって、急に態度が冷たくなったり、明らかに避けたりするのはNG! 付き合う前の状態に戻れば良いだけで、淡々と振る舞うことが大事です。
それは、自分のメンタルがブレないためにも大切ですし、周囲に気を遣わせないためにも重要でしょう。
筆者も経験がありますが、社内で付き合っていた同僚たちの態度に、別れたことがありありとにじみ出ていれば、周りは非常に気を遣います。そして、そういう気遣いは、なかなか面倒くさく感じるのです。自分のためにも、周囲のためにも、ビジネスライクな態度をつらぬいたほうが良いでしょう。
堂々とアピールする必要はありませんが、親しい同僚にはそれとなく言っておいたほうが良いかもしれません。
周りは付き合っていることを前提に、良かれと思って社内カップルを考慮したりするものです。
人づてに別れたことが社内に広まっていくことを考えると、良い気分はしませんが、職場恋愛にはそうしたリスクも含まれていると思うべきでしょう。
多少恥ずかしい思いはしても、周りに何となくでも別れたことを言っておいたほうが、何かと便利だといえます。
また、周囲も大人ですから、別れたとわかっても、いたずらに失恋を話題にしたり、傷に塩を塗ったりするようなことはしないはずです。
彼氏から一方的にフラれた場合、気まずいというよりも精神的につらくなりますが、それでも社会人として恋愛と仕事は切り離して考えることが大切です。別れたからといって「もう会社辞める」とは言わないようにしましょう。
そもそも、恋愛がうまくいかないからと退職するのは、子供じみていて、周囲からの反感も買いやすいといえます。
特に年長者は、「会社に何しに来てんだ? 職場は恋人を探す場じゃない」と憤慨するはず。
失恋の痛みは、時間が経つとともに消えるものです。しばらくはつらくても、仕事に打ち込むなどして、頑張って乗り切りましょう。
職場恋愛には、それなりにリスクがあります。仕事場に相手がいるだけに、付き合っていることが周囲にバレやすく、仕事にも影響が出やすいのです。
また、付き合うことが決まった時と別れる時は、周りに知られることを覚悟する必要があるでしょう。
場合によっては、上司などにちゃんと伝えたほうが良いかもしれません。
そうした部分もひっくるめて、職場恋愛の彼氏とサヨナラしたなら、キチンとした対応をするべきだといえます。
Written by 岡崎咲