・彼が急に「キミを好きかどうか分からなくなってきた」なんて言い出した。
・つき合って3ヶ月、急に連絡回数が減りコールバックもない。
・ 忙しいを理由に記念日にもデートしてくれなかった。
……こんな現象が起きたとき、多くの女性は「自爆」に走ります。
「別れたいならそう言って」
「最後に一度だけ会って欲しい」
なんて言葉を彼に突きつけますが、男性にすれば青天の霹靂。
『別れ』なんて言葉、一切頭に浮かんでいないことがほとんどです。
自爆しなければ愛は続いたのに、女性自らが彼に『別れ』を意識させ、
『そうか、最後なのかあ』、なんて思わせてしまうんです。
そんなのいやじゃないですか!
”でも別れたくないなら、なぜ彼は冷たくなったの? “
彼は冷たくしている意識なんてないんですよ。
“苦しまない恋”をするために知っておきたい男性脳についてお話しましょう。
男性には狩りの本能があります。獲物を追いかけて獲得することに喜びを感じるのです。
ですが残念なことに、男性の獲物に対する興味の賞味期限は半年といわれています。
そのころ反対に女性(獲物)の男性への愛情が高まるので…愛情の逆転現象が起き、『彼の気持ちが変わってしまった…』という苦しみが始まるのです。
だからといって、ここで彼を責めたり、ましてや「自爆」したら一環の終わりです。
実は賞味期限はいくらでも長引かせることができます。
どうすればいいか? それは…
「彼を好きにならないこと」です。
無理やりでも「彼よりは醒めた好き」をキープする努力をしてください。
男性が恋愛に飽きかけた頃、連絡が減ったり、扱いが変わっても心配して彼を好きにならないようにするんです。
私を待たせるとんでもない男…そんな彼なら相手にしない…別れたって構わない…くらいの気持ちをキープしてこちらから連絡なんてしないこと。
男性脳にとっては、
「放っておくと去っていくかもしれない女性」=常に「価値のある獲物」
です。
長く彼に愛されたければ「価値のある獲物」としての誇りをいつまでも失わないこと。
男性は労力をかけて捕まえた獲物を誇りに思いたいんです。獲物の方から「好き、愛して」と寄ってきたのでは価値が暴落してしまいます。
冒頭で書きましたが、「好きかどうかわからない」なんて言われたら、そりゃ不安になりますよね。でも男性脳は時としてこんな風なことを言わせます。
他にも、「前ほど連絡できなくなるかも」、「俺自身優先順位が分からなくなってるんだ」等々…
つい、「どうして?」「何かあったの?」「もしかして他に好きな人が??」
なんて問い詰めてしまいそうですが、あまり惑わされない方が賢明です。
なぜなら、男性の「意味不明」な言葉には「意味がない」ことが多いから。
心理学的に立証されているのですが、男性ってこと恋愛に関しては「単純」が好きなんです。
男「デートする?」→女「うん、いいよ!」
男「仕事で会えなくなったゴメン」→女「わかった、頑張ってね」
バカみたいですけど、こういう会話で充分だってどこかで思ってるのが男性。
女性のように「気持ち」をあれこれ表現したり深く掘り下げたりするのは苦手だし嫌い。
だから、「気持ち」を求められすぎると面倒になり、仕事や遊びに逃避します。
そのタイミングでさらに「どうしてそうなの」と責められたり泣かれたりしたら…上記のような言葉が出てきてしまうというわけです。女性に合わせて複雑に考えようとすればするほど、男性は混乱しちゃうんですね。
男性の意味不明な言葉を詮索して悩まないこと。そこはスルーして、
「じゃ来月でいいから●●行こうよ」なんて提案をすれば、彼も自分の意味のない言葉なんて忘れる可能性大です。
いかがでしょうか。
同じ人間なのにどうして? と思うほど男性脳と女性脳には違いがあります。
彼との恋愛を上手く続けていくには男性脳を理解した方がいいでしょう。
合わせろということではなく、男性脳を知っていれば苦しまずに済むことがたくさんあるからです。
“苦しめば苦しむほど相手のことをもっともっと好きになってしまう”
という格言をご存知でしょうか?
たとえ相手が大した男性でなくとも、そんなに好きじゃなかった人でも、背中を向けられ苦しみ出した途端どんどん好きになってしまうものなんです。
行き着く先は「自爆」ですし、そんな「好き」は不幸です。
それはそれで女性脳の為せるわざかもしれませんが、男性脳を理解していれば苦しみの多くは回避できます。
参考文献
「男を夢中にさせる恋愛のルール」 沖川東横 中経出版
Written by mami
Photo by Daniele Zedda