良かれと思って発した一言が、実は相手を遠ざけていた……そんな経験はありませんか?多くの場合、本人に悪気はなく、癖として無意識に出てしまっているものです。今回は、嫌われる人がやりがちな言葉選びと、見直すためにできることを紹介します。
「いや、それはちょっと」と、話の出だしで否定から入る人は、悪気がなくても相手に身構えられやすくなります。内容そのものは的確でも、最初の一言が強いと、その後の話が届きにくくなってしまうのです。会話の入り口で否定されたと感じると、相手はそれ以降、本音を話しにくくなることもあります。指摘したい内容がある場合ほど、切り出し方を工夫する必要があるでしょう。
相手が話している途中で「でも」と割り込む癖がある人は、話を聞いてもらえていないという印象を与えがちです。反論するタイミングを最後まで待てるかどうかで、相手の受け取り方は大きく変わります。話の途中で遮られること自体が、相手にとっては軽く扱われたと感じる原因になるのです。伝えたい反論があるときほど、相手の話が終わるのを待つ余裕が必要になります。
相手の話に相槌を打ちながらも、隙を見て「それより私の話なんだけど」と自分の話題に戻す人がいます。一度や二度なら気にされなくても、繰り返すと「話を聞く気がない人」という印象が定着してしまいます。話題を戻すタイミングは、相手の話が一区切りついてからでも遅くはありません。自分の話をする機会は、焦らなくても自然に巡ってくるものです。
「いや」が口をつきそうになったら、まず「そうなんだ」とワンクッション挟んでみてください。それだけで、同じ意見を伝えるにしても相手の受け取り方は柔らかくなります。慣れるまでは、意識的にゆっくり話すことを心がけてみましょう。急いでいるときほど、こうした癖が出やすいものです。
自分の話をしたくなったときほど、相手の話が一区切りつくまで待つ意識を持ってみましょう。急いで話題を変えようとしなくても、会話は自然と巡ってくるものです。待つ余裕を持てると、相手からも「話しやすい人」だと思われやすくなります。
言葉の内容だけでなく、相槌のタイミングや表情も、相手が「聞いてもらえている」と感じる材料になります。目線を合わせることも、思っている以上に大きな安心感につながります。言葉選びと合わせて、聞く姿勢そのものも見直してみましょう。
言葉を発する前に、自分が同じことを言われたらどう感じるかを一瞬考えてみましょう。立場を入れ替えて考える癖がつくと、きつい言い方は自然と減っていきます。周囲の反応をよく観察してみると、気づきが得られるはずです。
自分がよく使う否定的な言葉を紙に書き出してみると、思っている以上に頻度が高いことに気づく人も多いようです。可視化することで、直すべき癖が具体的に見えてきます。気づいたその日から、少しずつ言い換えを意識してみましょう。一つずつ直していけば、印象は確実に変わっていきます。
嫌われる言葉選びの多くは、ちょっとした癖やタイミングのずれから生まれています。一つひとつは小さな違いでも、積み重なると人間関係に差が出てくるもの。まずは口癖になっている一言から、見直してみてください。
Written by 紬(つむぎ)