同じミスをしても、次に活きる人とそうでない人がいます。その差は、ちょっとした口癖に表れているようです。今回は、仕事ができる人とできない人の口癖の違いを紹介します。
何か頼まれたとき、「まず確認します」とすぐ動き出せるか、「後で確認します」で止まってしまうか。この差は小さいようで、実は相手が受ける印象を大きく左右します。「後で」を繰り返すうちに、確認そのものを忘れてしまい、相手からの信頼に関わってきてしまいます。
新しい仕事が発生したとき、「私が担当します」と手を挙げられるかどうかも分かれ道です。「誰かやってくれないかな」という空気を出してしまう人は、周囲から頼りにされにくくなっていきます。
指摘やアドバイスを受けたとき、「なるほど」とまず受け止められるか、「いや、でも」と否定から入ってしまうか。反射的に否定する癖がある人は、本人が気づかないうちに周囲を遠ざけていることが多いものです。
失敗したときに「次はこうします」と前を向けるか、「だって〜」と言い訳から入ってしまうか。同じ失敗でも、その後の一言で評価はまったく違ってきます。
何かをしてもらったとき、「ありがとうございます」を自然に言えるかどうか。当たり前のようで、忙しさに追われるとつい省略してしまう人も少なくありません。この一言があるかないかで、次に協力してもらえるかが変わってきます。
分からないことを「わかりません、確認します」と素直に言えるか、知ったかぶりで誤魔化そうとするか。誤魔化しは、後になってより大きな問題として返ってくることがほとんどです。
難しい依頼をされたとき、「無理です」で会話を止めてしまうか、「ここまでならできます」と代替案を出せるか。この違いが、仕事ができる人かどうかを分けています。
口癖は、意識するだけで変えられます。筆者の知人は、「でも」を使う代わりに「なるほど、それなら」と返す練習を1か月続けたところ、上司から「話しやすくなった」と言われるようになったそうです。特別なスキルではなく、言葉選びを変えるだけで印象は変わるのです。
同じ内容を伝えるときも、口癖ひとつで相手の受け取り方は変わります。「無理です」ではなく「ここまでならできます」と言い換えるだけで、協力的な印象に変わるのです。
自分の口癖には、案外気づきにくいものです。会議やメールの文面を後から振り返ってみたり、信頼できる同僚に聞いてみたりすることで、初めて自覚できることもあります。
言葉を変える練習は、考え方そのものを整理することにもつながります。「無理です」と言う前に代替案を考える癖がつけば、物事を諦める前に一歩踏み込んで考えられるようになるでしょう。
仕事ができる人とできない人の差は、能力よりも普段の口癖に表れていることが多いようです。「まず確認します」「私が担当します」——こうした一言を意識するだけで、周囲からの印象は変わっていきます。今日の会話から、ひとつ口癖を変えてみてください。
Written by 紬(つむぎ)