「好きな人の前だとなぜか素直になれない」「愛されると不安になって逃げ出してしまう」そんな自分に気づいて後悔したことはありませんか? 本当は愛されたいのに、無意識に相手を遠ざけてしまう。今回は、そんな愛され下手な女性の特徴と克服方法を紹介します。
相手から好意を向けられると、なぜか素直に受け取れない。まずは、そんな愛され下手な女性に共通する5つの特徴を紹介します。

相手が「好き」と言ってくれたり、優しくしてくれたりすると、なぜか急に怖くなってしまう。その結果、LINEの返信をわざと遅らせたり、そっけない返事をしたりと、冷たい態度で自分から関係を壊してしまいます。
この背景にあるのが、「こんなに好きになってもらえるはずがない」「きっと裏がある」という強い不安。本音ではうれしくて仕方がないのに、その気持ちを素直に受け取れないのが愛され下手の典型的なパターンです。
「かわいいね」と褒められても、思わず「そんなことないよ」と否定してしまう。このタイプの女性は自己肯定感が低く、相手の好意を信じられません。
せっかくの愛情表現を拒絶した結果、相手も「受け入れてもらえないんだな」と諦めてしまい、せっかくの恋のチャンスが失われることに。
自分を下げる発言が、実は相手を傷つけている可能性について知っておくことが大切です。
本当は寂しいのに「全然平気」。会いたいのに「別に」。弱みを見せることが怖くて、つい強がった態度を取ってしまうケースも多く見られます。
「重い女だと思われたくない」「依存してると思われたくない」と本音を隠し続けた結果、「自分は必要とされていない」と誤解されてしまうことも。
素直な気持ちを伝えられないことは、愛され下手な女性の大きな特徴です。

愛され下手な女性は、「頼りたくない」「迷惑かけたくない」と、何でも一人で抱え込んでしまいがち。相手が「手伝おうか?」と声をかけてくれても「大丈夫」と断ってしまいます。
たとえそれが相手の負担になりたくないからゆえの対応だとしても、相手からすると「必要とされていないサイン」に違いありません。気付かないうちに自分から「NO」を突きつけているのです。
関係がうまくいっているときほど、「いつか終わるかもしれない」という不安に襲われてしまう——それもまた、愛され下手な女性に多く見られる特徴のひとつ。
幸せな時間が続くと、その幸せを失う恐怖から、わざと喧嘩を仕掛けたり、試すような態度を取ったりして自分から関係を壊してしまいます。
幸せを信じられずに自ら手放してしまうのは、愛され下手の悲しい習性です。
女性が愛され下手になるのには、大きく分けて2つの理由があります。詳しく見ていきましょう。

過去に裏切られたり、突然振られたりした経験があると、「また同じことが起こるかもしれない」という恐怖心が働き、無意識に幸せを遠ざけてしまいます。
愛されることが怖いのは、失う痛みを知っているから。深く愛されれば愛されるほど、失ったときのダメージも大きいもの。深く愛される前に自分から壁を作って距離を取り、傷つかないように予防線を張ってしまうのです。
幼少期に十分な愛情を受けられなかったり、過去に「お前なんか」と否定された経験があると、「自分は愛される価値がない」という思い込みが潜在意識に深く根付いてしまいます。
このタイプの女性は、相手が好意を向けてくれても、「きっと本気じゃない」「知れば知るほど幻滅されるはず」と疑ってしまいがち。
「失って傷つくのなら、はじめから手に入らないほうがマシ」と、幸せな関係への可能性を自ら壊してしまうのです。
愛され下手は、生まれつきの性格ではありません。少しずつ意識を変えることで、改善が可能なものです。ここでは、誰でも今日から実践できる方法を2つ紹介します。
愛され下手な女性にとって、いきなり本音を全部さらけ出したり、弱音を吐いたりするのは難しいもの。
まずは、相手の好意に対して「ありがとう」と素直に伝えることから始めてみましょう。
褒められたら否定せずに「うれしい」と受け取る。気になる人からデートに誘われたら「行きたい」と答える。そんな小さな素直さの積み重ねが、心の壁を少しずつ溶かしていきます。
否定する癖を、感謝する習慣に変えていくこと。それが愛され下手卒業の第一歩です。
完璧でなくても、弱さを見せても、それでも愛してくれる人は必ず存在します。むしろ、心の壁を取り払い素直な弱さを見せたときこそ、相手はあなたを大切に思い、守りたいと感じるもの。
無理に強がらなくても、ありのままのあなたには十分な価値があります。寂しいときは「寂しい」、会いたいときは「会いたい」と伝えてみましょう。
弱さを見せることは、恥ずかしいことではなく、信頼の証。弱さを見せるその勇気が、二人の距離を縮めます。
愛され下手な人は、実は誰よりも深く愛することができる人。怖がっているのは、それだけ本気で愛したいと思っているからです。
あなたが自分の心を守るために築いた高い壁は、あなたを守ってくれている一方で、本当の幸せを隔てるものでもあります。その壁を少しずつ低くする勇気を持つことで、きっとあなたの世界は変わるはず。
思い切って小さな一歩を踏み出してみませんか?
Written by やまだうめ