過去に結婚経験があったものの、既に離婚している場合をバツイチと言います。
バツイチになったため、新しいパートナー探しや出会いを楽しみにしていたものの、結果的に再婚になってしまうため「相手から避けられるのではないか」「バツイチはマイナスなイメージだから」など言われないか不安になる方もいるでしょう。
そこで、この記事では40代バツイチが婚活パーティーを成功する方法や再婚への道について解説します。
再婚を視野に入れている方は参考にしてください。
厚生労働省「結婚と家族をめぐる基礎データ」を見ていくと、離婚件数が1960代と2020年代を比較した場合に大幅に増加していることがわかります。
近年は婚姻の約4件に1件が再婚となる傾向であり、その割合は26.4%です。
結婚する物に対して、再婚者の割合は男女ともに増加傾向にありますが、男性の方が一貫して高い傾向になっています。
さらに離婚して5年以内に再婚した男性の割合は40歳~44歳で約22.7%、45歳~49歳で約19.7%となり、5年以内に再婚している割合が多いことがわかりました。
ここでは、さらにバツイチの婚活現状についてみていきましょう。
続いて、男女別の婚活事情についてみていきましょう。
「人口動態統計(2023)」を確認してみると、男女ともに再婚件数が多いのは30代前半となります。
人口の約1.2~1.3%が再婚となる結果です。
男女の違いについてみていくと、30代前半までは女性の再婚率が男性を上回る結果になりますが、30代後半以降は男性の再婚率が女性よりも多くなっています。
再婚全体を見ていくと、女性に比べて男性の方は再婚率が高い傾向で、60代前半まで男女の再婚率に2倍の差が付いているのです。
この内容から、男性は再婚の可能性が高い一方で女性は年齢や子どもの有無によって再婚の選択が変わってくることがわかりました。
男性の場合、再婚率は女性に比べて高いものの離婚で学んだことを活かせないと再婚できるとは限りません。
40代の男性が婚活で直面しやすい問題は、今の年齢で一から新しい関係を築けるかどうかです。
新しい関係では、心理的な部分で「また同じことを繰り返してしまわないか」などの不安を抱えることもあるでしょう。
これは女性も同じですが子どもを連れての再婚となると、より慎重になるのは当然です。
年齢に対しての焦り、再婚を急がなければという心理的な要因により、相手選びを慎重にしなければならない気持ちとここで決めなければ相手がいないかもという不安を抱きやすくなります。
このような不安と焦りが渦巻く婚活事情の中でも、再婚を決めて幸せになっている方も多くいます。
ここでは、再婚した方の体験談をご紹介します。
「前妻と離婚後、娘から”再婚しないの?”と言われた時に、はっと気が付きました。他の子どもたちも賛成して応援してくれました。(40代後半・男性)」
「子どもに”ママはいつできる?”と聞かれたことをきっかけに再婚に向けて進みました。(40代前半・男性)」
実際に再婚を決めた方からはこのような話もありました。
これらを考えると、以前よりも再婚に関する機会が増えてきたことがわかります。
今まで”バツイチ”と聞くと、マイナスなイメージがあるだけでなく「人間的に問題があるからバツイチなんだ」という印象になりがちでした。
しかし、近年は結婚を取り巻く環境そのものに変化が訪れていて、離婚に対しての偏見の減少、再婚増加なども起こっているのです。
以前に比べて離婚が珍しくなくなった理由として、メディアやSNSを通じたバツイチ経験者の体験談の発信、離婚から再婚に至るまでの内容やアドバイスなどを見かける機会が増えたことで、バツイチへのネガティブな印象が捉えにくくなりました。
さらに、婚活パーティーなどでは再婚を対象にしたものもあり、積極的に再婚できる環境が整っています。
実際に婚活サイトや結婚相談所を利用した方の中には、「お互いに離婚経験者で理解しあえた」「今の悩みを打ち明けられた」などの声もありました。
これらの内容から、以前よりもバツイチや再婚に対しての風当たりは強くないと感じるでしょう。
40代のバツイチには、バツイチにしかない強みもあります。
現時点でバツイチという状態になっているものの、それまでには心の葛藤や大きな負担などがかかり、辛い思いをした方も多いでしょう。
しかし、離婚を経たことで人生において学んだ部分がとても多いのがバツイチの強みとなります。
例えば、「相手ときちんと向き合えなかった」「もっと歩み寄ればよかった」「2人の時間を大事にすべきだった」など、離婚して学んだこともあるはずです。
このような人生経験はそう何度も経験するものではないので、これらの反省を繰り返さないように意識するでしょう。
また、相手を受け入れる余裕や家事などの生活力、40代という年齢からくる経済力なども持っています。
このような経験豊富さを再婚で活かした場合、大きなメリットに感じるのは間違いありません。
実際にバツイチと再婚した人からは「言い合いになっても大きなケンカになる前に歩み寄ってくれる」、「思いやりがあって自分で積極的に家のことを手伝ってくれる」、「過去の離婚経験を活かしてくれる」などの声もあがっています。
今は、40代バツイチは弱点ではなく強みになる時代でしょう。
40代バツイチで、これから新しいパートナーを見つけたいと考えている方もいるでしょう。
ここでは、40代バツイチ向けの婚活パーティーについてご紹介します。
それぞれのパーティーの特徴なども解説していくので参考にしてください。
婚活パーティーでは、特定の年代限定のパーティーも開催されています。
婚活スタイルはパーティー形式が40代に最も人気があり、結婚相談所やネット系の婚活サービス以上の需要があることがわかっています。
そのため、婚活サービスを提供する側も40代をメインとした様々な婚活パーティーを開催しています。
【40代限定パーティーの種類】
・40代以上限定
・正社員、一流企業、金融機関限定
・大手企業、公務員限定
・独身限定
・趣味コン
・価値観系
・グルメ
40代限定の婚活パーティーには、このような種類がありました。
年齢制限が設けられているので、テーマや条件に合った婚活に参加できるのがポイントです。
年代が限定された婚活に参加すると、自分と同年代なので何かと話題に尽きないでしょう。
同じ時期に流行したものなども同じなので、自然な会話の中から話題が生まれてきます。
バツイチや再婚者向けの婚活パーティーでは、バツイチで再婚を視野に入れている人が集まります。
子どもがいる人も多く、離婚歴や子どもに対しての理解ある参加者が多い傾向です。
過去の離婚経験から結婚生活においてのリアルな面も把握しているので、相手に対して過度な期待を持つことがないので価値観の合う相手が見つかりやすいです。
また、結婚に対しての理想と現実も知っているので、気持ちがフラットな状態でいられる相手が見つかります。
再婚者向けパーティーの場合、参加の条件はバツイチで再婚を視野に入れている方がメインです。
定期的に再婚者向けパーティーは開催されているので、婚活パーティーサイトをチェックしておくのがおすすめです。
参加者からは「どんな風にすればお互いの価値観が尊重できるか」「過去の反省を生かせるか」などをお互いに考えていることから、安心して理解できる相手を見つけやすいと言われています。
趣味・価値観系パーティーは、お互いの趣味や似た価値観の相手を探せるパーティーです。
趣味コンには料理系、動物系、スポーツ系、アニメ系、ゲーム系など、ジャンルの数だけ婚活パーティーも開催されます。
一般的に趣味コンは「楽しく相手を探したい」、「趣味を理解してくれる相手を見つけたい」などの理由で気軽に参加できるのが特徴です。
料理コンは、一緒に料理を作ったり食べたりしながらお互いに親しくなっていくものです。
動物系は、一緒に動物園や水族館に行くもので動物好きという部分からお互いに関係を築けます。
スポーツ系は一緒にランニングやボーリングなどを通じてコミュニケーションを取るものです。
趣味や価値観が同じなのはとても重要なことであり、共通のテーマを持つことでより楽しくなります。
様々な婚活パーティーが開催されていることがわかり、この内容から気軽に婚活パーティーに参加してみたいと感じた方もいるでしょう。
40代のバツイチ男性が婚活パーティーに参加する場合、どのような視点を意識すべきでしょうか?
ここでは、男性の婚活戦略について解説していきます。
婚活において自己PRが重要になります。
自己PRには、以下の内容を含めて書くようにしましょう。
【自己PRに入れる項目】
・婚活を始めたきっかけ
・職業
・性格
・趣味や得意なもの
・結婚観
・休日の過ごし方
たかが自己PRに思うかもしれませんが、成功させるには効果的なものにするのがおすすめです。
相手に良い印象を持って欲しい場合は、自分を想像してもらえる言葉を入れるのも良いでしょう。
過去に離婚したという経験を自己PRに入れるとネガティブな印象になるかもと不安になりますが、その経験を活かしたり強みにしたりすれば全く問題ありません。
例えば、離婚して自分の時間が増えた場合は「普段一人で過ごしています」と書くのではなく「自分の時間を丁寧にしています」などポジティブな表現にしてみましょう。
婚活を成功させるには、服装や身だしなみを整えて第一印象をよくしましょう。
婚活パーティーでは、基本的に1人と会話できる時間が10分程度しかありません。
その短時間で相手に対して良い印象を残すには、服装や身だしなみを整えて清潔感を出すことです。
シワだらけになっていたりサイズが合っていなかったりする服はだらしなく見えるので、自分に合ったものを選びましょう。
靴が汚れているのもマナー違反なので、つま先まで意識を怠らないようにしてください。
婚活パーティーで、相手からまた会いたいと思ってもらうには、ある程度の信頼関係を築いておく必要があります。
相手のプロフィールにはきちんと目を通して、自然な会話が生まれるようにすると良いでしょう。
基本的には聞き上手になれるよう、相手の目を見てうなずいて共感するようにあいづちを打ちます。
相手が話したことは軽く繰り返し、反復するときちんと聞いていることを示せます。
話しを遮らないように意識するのもポイントです。
さらに、盛り上げる話題と避けたい話題などもチェックしておきましょう。
【盛り上げる話題】
・最近見た映画や本
・行きたい旅行先や思い出の場所
・季節の行事やイベント
・美味しかった食べ物やお店
・趣味
・休日の過ごし方
【避けたい話題】
・年収などお金に関する話題
・過去の恋愛について
・健康問題や家族など重い話題
・政治や宗教的な内容
・仕事の不満
・人間関係について
婚活パーティーに参加したなら、できるだけ成功したいと誰もが考えるでしょう。
さらに、40代でバツイチとなれば次は失敗したくないという想いも強くなります。
ここでは、婚活パーティーで成功する男性の特徴をご紹介します。
年齢やバツイチなどに関係なく、包容力や誠実さのある男性は女性からの人気が高いです。
女性を否定することなく、黙って優しく包み込んでくれる包容力があると相手を安心させてくれる存在として成功するでしょう。
また、包容力があって誠実な男性は婚活で成功しやすいです。
その場限りの包容力では、女性から見抜かれてしまいます。
相手の話をよく聞き、気持ちや意見を尊重することでお互いの関係性も深まっていくでしょう。
そのため、婚活パーティーでは相手の会話をよく聞き、その感情に寄り添いながら共感を示すように心掛けましょう。
そして、困っていることがあれば手を貸すことを伝えておくと、相手からは頼りになると感じてもらえます。
他にも、バツイチであることを素直に伝えるのも誠実さを感じます。
どうしてもバツイチということに偏見を感じた経験があると、がっかりしたくないために自分からバツイチであることを言いたくないと考えるでしょう。
しかし、離婚したことを隠しているほうが、バレた時にトラブルになる可能性が高いです。
相手に対して誠実な表現や行動をすることで、過去を乗り越えて真剣な交際に発展できるでしょう。
婚活している女性は、「経済力」「人間性」「価値観の合致」から男性を選ぶ傾向にあります。
そのため、これらの内容を女性にうまくアピールすることが婚活成功のポイントになってきます。
会話の中で収入などについて聞かれたら簡単に答える程度にしておき、自分から積極的に経済的安定感のアピールをしないようにしましょう。
本当に経済的な安定があったとしても、過剰なアピールは自慢に受け取られるかもしれません。
そのため、経済的な安定感を伝えるには「年収1,000万円以上あります。不動産投資も積極的に行っています。」など直接的な言い方を避けて、「15年以上金融関係の仕事をしています。お客様の資産運用をメインで担当し、その中で自身も将来設計について学んできました。将来はパートナーの意見も取り入れて資産形成していければと思います。」というように、直接的な言い方を避けつつも詳しく説明できると良いでしょう。
女性は、経済的な安定がきっかけで物理的安定や将来のビジョンを描きやすくなります。
そのため、女性に対して経済的なアピールをさりげなく行うようにしましょう。
離婚歴がある場合、どうしても相手から「なぜ離婚したのか」という質問を受けることもあるでしょう。
このような質問をする側は興味本位で聞いているのではなく、今後どのように過去の経験をして、今後どのように活かしていくのかという意味で聞いています。
このような質問をされた時は、離婚経験を成長のストーリーとして前向きに伝えるようにしましょう。
例え、相手に非があったとしても悪い責任を押し付けるように言うのはNGです。
離婚原因を相手のせいにするのではなく、自分自身の至らなかった点についても話せるようにしましょう。
離婚原因を正しく見つめ直すことで、今後の生活が良くなるだけでなく、同じミスを起こさないという意味でも重要になってきます。
以下のNGな伝え方と印象が良くなる伝え方を参考にして言い方を変えてみましょう。
【NGな伝え方と印象が良くなる伝え方】
・(NG)性格の不一致や価値観が違う。相手の価値観がおかしかった。
・(好印象)性格の不一致や価値観が違った。お互いに譲り合えなかった。
・(NG)相手が不倫していた。最悪な出来事だった。
・(好印象)相手が不倫していた。でも自分にも悪い部分や至らないことがあった。
バツイチの男性は女性に比べて再婚の割合が高く、以前に比べてバツイチに対しての風当りも強くありません。
今までバツイチにはマイナスなイメージがありましたが、今では離婚そのものが珍しくないためネガティブな印象は少なくなっています。
そんな40代男性のバツイチは、離婚を経験したことを今後の生活に生かせるという強みもあり、積極的に婚活パーティーで相手を見つけている方も増えているのです。
もし、バツイチの男性が婚活パーティーに行く場合は効果的な自己PRを作ったり、信頼関係が築けるように意識して接したりしましょう。
また、結果的に成功する男性には包容力や誠実さ、経済的な安定感なども含まれます。
過去の経験を活かして積極的に婚活パーティーに参加してみましょう。
厚生労働省が発表したデータでは男性の再婚率は40歳から44歳で22.74%、45歳から
49歳まで19.7%でした。人数でいえば離婚して5年以内に再婚している人が多いこともわかります。
バツイチでも婚活できるサイトはいくつもあります
主な婚活サイトは以下の通りです。
【バツイチでも可能な婚活サイト】
・With
・ペアーズ
・マリッシュ
・ブライダルネット
・パートナーズ
・ラス恋
・アンジュ
・セクシー縁結び
これらを参考してみましょう。
Written by 早紀