社会人になると、恋のきっかけがぐんと減ったと感じる人も多いのではないでしょうか。
職場はもう出会いの場としては飽和状態、マッチングアプリはちょっと疲れてしまった……。
そんなときこそ注目したいのが「習い事」での出会い。実は、趣味やスキルアップのために始めた習い事が、思わぬ恋の入り口になることがあるんです。
今回は、実際に習い事で恋が始まった人のリアルなエピソードや、どんな習い事が出会いにつながりやすいのか、恋愛につなげるためのポイントなどをたっぷりご紹介します。
習い事と一口に言っても、種類はさまざま。中でも、恋が生まれやすいのはどんな習い事なのでしょうか?
はじめに、恋が生まれやすい習い事の特徴から見ていきましょう。
恋に発展しやすい習い事の特徴の一つは、「会話のきっかけが多い」こと。
たとえば料理教室や英会話教室、ダンスレッスンなどは、グループで参加することが多く、自然と隣の人と話す機会があります。
特に料理教室は、「これどうやるの?」「味見してみる?」といった、距離の縮まるやりとりが生まれやすく、男女の仲が深まりやすい環境です。
月に1回や単発の講座よりも、週1〜2回程度で継続的に参加できる習い事のほうが出会いのチャンスが多くなります。
顔を合わせる回数が増えるほど、「また会ったね!」と自然に会話が弾むようになり、距離もぐっと縮まります。
ヨガやスポーツジムのスタジオレッスンなども、同じ時間に通っていると自然に「常連さん同士」の空気ができて、話しやすい雰囲気になるのです。
では、実際にどんな恋が習い事から生まれているのでしょう?ここでは3つのリアルな恋愛エピソードをご紹介します。
会社員の美咲さん(28歳・仮名)は、婚活疲れのリフレッシュ目的で通い始めた料理教室で、32歳の彼と出会いました。
最初はぎこちない会話でしたが、毎週ペアで一緒に作業するうちに仲良くなり、彼の真面目さと優しさに惹かれていったそうです。
「今まで女性と付き合ったことないって彼に言われた時はびっくりしたけど、まっすぐな人柄に逆に安心しました」と美咲さん。交際に発展し、半年後には同棲をスタートしたとのこと。
広告代理店勤務の翔太さん(29歳。仮名)は、昇進に向けた英語力アップのために通い始めた英会話教室で、同じクラスのアパレル店員・紗希さんに出会いました。
「最初は英語で会話練習してただけだったけど、共通の趣味があるってわかって、終わった後にお茶するようになったんです」と翔太さん。
語学力とともに恋愛力もアップしたようで、今では週末に英語の映画を一緒に観るのが2人の定番デートになっているそうです。
都内在住の遥さん(30代。仮名)は、デスクワークによる肩こり解消のために始めたヨガで、会社員の彼と出会いました。
お互いに静かなタイプでしたが、マットを並べてレッスンを受けるうちに自然と話すようになったのだとか。
「無理に会話しようとしなくても、一緒にいる時間が心地よかった」と遥さん。
数ヶ月後には彼の方から「今度、一緒に外ヨガ行ってみない?」と誘いがあり、そのままお付き合いがスタート。自然体の恋が長続きしているそうです。
ただ習い事に通うだけでは恋は始まりません。恋につなげるためには、ちょっとした意識と行動が大切です。
習い事で意識したい、3つの習慣をご紹介します。
第一印象をよくする最大のポイントは、笑顔とあいさつ。会うたびに「こんにちは」「お疲れさまです」と声をかけるだけで、相手に親しみを感じてもらえます。
「このポーズ難しかったですよね」「今日の先生、ちょっと厳しかったですね」など、その日のレッスン内容をきっかけに話しかけると、自然に会話が生まれやすくなります。
見た目の印象も恋のきっかけには大切です。習い事の内容に合った服装で、清潔感を保ちつつ、ほんの少し自分らしさを取り入れると◎。
たとえば、ネイルや髪型など、小さな部分で個性を出すのも効果的です。
「え、こんなところで?」と思うような場所にこそ、恋のチャンスが隠れているが珍しくありません。
習い事は、自分磨きの場であると同時に、価値観の合う人と自然に出会える場でもあります。
出会いに前向きな気持ちと、ほんの少しの勇気があれば、あなたの“好き”が、誰かの“好き”とつながって、恋が始まるかも……?
もし何か新しいことを始めたいと思っているなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。恋のチャンスは、意外とすぐそばにありますよ。
Written by はるお