人間関係を築く上で、相手が本当に信用できる人かどうかを見極める判断力はとても大切です。
後悔先に立たず。裏切られたり、トラブルに巻き込まれたりした後で「やっぱり信用しなければよかった……」と思ってももう遅いのです。
そこで今回は、信用してはいけない人の特徴を深堀り。ぜひ今後の人間関係構築の参考にしてくださいね!
まずは、信用してはいけない人の特徴について詳しくみていきましょう。
誠実さや正直な態度は、信頼関係を築く上で欠かせないもの。
だからこそ、嘘を頻繁につく人は信用してはいけません。
たとえ一つひとつは小さい嘘であっても、自分の利益のためなら平気で嘘をつく人は要注意です。
こういう人は自分をよく見せるために事実を歪めたり、都合の悪いことを隠したりする傾向が強いんですよね。
特に、嘘をつくことに罪悪感を抱かない人はかなり危険。「この人、嘘やごまかしが多いな」と感じたら、一定の距離を置いて付き合うのが身のためでしょう。
普段から言い訳が多い人は、トラブルが発生した際に他人に責任を押し付ける可能性が高いため要注意です。
こういう人は、とにかく自分を守ることを優先しがち。
何かあっても問題の解決よりも自己弁護に時間を費やすことが多いため、信用すると痛い目を見ます。
さらに、責任逃れの言動が多い人が一人いるだけで周囲の人間関係にも悪影響が生じ、全体の協力体制が崩れる可能性も……。
人間関係を良好に保つためにも、言い訳ばかりする人との関わり方には注意したほうがよいでしょう。
約束を平気で破る人は、他人を軽視している傾向にあるため信用してはいけません。
前提として、約束を守ることは誠実さの証であり、相手に対する敬意の表れでもあります。
そもそもまともな感覚の人なら、やむを得ない事情で約束を守れない場合は誠実に謝罪し、代替案を提案するはず。
だからこそ、何度も約束を破る人は相手を対等な立場で見ていない可能性が高いのです。
相手によって言葉や態度がコロコロ変わる人にも注意が必要です。
そもそも、言動や行動に一貫性のない人って何が本心なのかわからないため、一緒にいると不安になりませんか?
多くの場合、場の雰囲気や都合によって意見を変える人は、自分にとって都合のよい関係を築こうとしているだけ。
耳障りの良いことを言っていても、本心から相手を大切に思っているとは限らないのです。
こうした人と深く関わると、こちらが一方的に振り回される可能性大。いざというときに裏切られる恐れもあるため注意しましょう。
怒りっぽかったり、機嫌によって態度が変わったりするような人も要注意。深く関わると、後々で苦労する可能性が高いといえます。
感情の起伏が激しすぎる人は、気分がよいときには協力的ですが、機嫌が悪くなると態度が一変。
普段は優しいからと油断してはいけません。精神状態によって冷たくなったり攻撃的になったりする人のそばにいると、関係が長くなるほどこちらが消耗する場面が増えていきます。
安定した関係を築くためには、感情に振り回されることなく、自分を大切にできる距離感を意識することが大切なのです。
噂話やゴシップが好きな人も要注意! 下手に信用すると、思いもよらない形で裏切られる可能性があります。
普通の感覚の人なら、自分に関する情報がむやみに広まることに不安を感じるもの。
しかし、噂やゴシップを好む人は、プライバシーを守ろうとする意識が元々弱めな傾向にあります。
こうした人と深く付き合っていると、周囲との関係が徐々に悪化する可能性大。
最終的には自分自身の信用も失うことにもなりかねないため、注意したほうがよいでしょう。
安心できる人間関係を築くためには、金銭感覚がしっかりしているかの見極めも大切。
たとえば、借りたお金を返さない人は約束を守る意識が低いため、信頼関係を築くのが難しいでしょう。
また、金遣いが荒く浪費癖がある人は計画性がなく、金銭トラブルを引き起こしやすい傾向があります。
このようにお金関係にルーズな人と深く関わると、無用な争いやトラブルに巻き込まれる可能性大。
周囲の人に迷惑をかけるタイプの人とは、適度な距離を保つことが重要です。
信用に値しない相手とは深く関わらないのが一番です。しかし、立場や状況によって関わらざるを得ないケースもあるのが現実。
では、信用できない相手とはどのように付き合っていけばよいのでしょうか。
相手に対する期待が大きければ大きいほど、その期待が裏切られた際のショックも大きくなるものです。
だからこそ、信用できない相手にはそもそもあまり期待しないことが大事。
相手に対する期待値をあらかじめ下げておくことで、裏切られたときのダメージを減らすことができます。
「協力してもらえたらラッキー」くらいに考えておけば、たとえ頼んだことを断られても平静を保てるでしょう。
また、信用の置けない相手とは適切な距離感を保つことも重要です。
前提として、信頼できない相手には必要以上に深入りしないことが一番。
相手に振り回されず、自分の価値観や信念を軸に行動すれば、不必要なトラブルに巻き込まれるリスクを抑えられるでしょう。
無用なトラブルを避けるためには、あなた自身がリスク管理の意識を持つことも欠かせません。
たとえば仕事上の付き合いであれば、契約や約束ごとは必ず文書に残し、曖昧なまま進めないようにすることが大切。
また、大切な情報や個人的な悩みを打ち明けるのも避けたほうがよいでしょう。
不安がある場合は、相手の発言をうのみにせず、第三者の意見を参考にするのも有効です。
安定した人間関係を築くためには、「この人は本当に信用できるのか?」という見極めはとても大切です。
時には信用できない相手と関わらざるを得ない場面もありますが、相手に必要以上に期待せず、一定の距離を保っていれば大きなトラブルは避けられるはず。
心地よい人間関係を築くには、他人に振り回されるのではなく、自分の軸を持って生きることが一番です。
まずは自分自身の価値観を明確にし、それにもとづいて判断する力を養いましょう。
Written by 糸野旬