他人と自分を比べてない? メンタルが弱い人向けチェックリストとおすすめの習慣術

「過去の失敗をいつまでも忘れられない」「常に人の目が気になる」その悩みの背景には、メンタルの弱さがあるかもしれません。

この記事では、メンタル強度を測るチェックリストと、メンタルを強くする習慣をセットで紹介しています。ぜひ参考にしてください。

「メンタルが弱い人」ってどんな人?

メンタルの強弱は、幼少期の経験やこれまでの人間関係、生活環境など、さまざまな要因が絡まりあって決まるもの。

「メンタルが弱い人」とは、具体的にどのような人をいうのでしょうか?

メンタルが弱い人の特徴【考え方】

メンタルが弱い人の特徴【考え方】

「どうせ自分には無理……」「失敗してまわりに迷惑をかけるのが怖い」「人からどう思われているか不安」

メンタルが弱い人の頭の中は、こんな否定的な考えに陥りがち。

ちょっとした失敗を深刻に受け止めすぎたり、人からの評価を必要以上に気にしたりする傾向があります。

自分の意見や考えに自信が持てず、常に誰かの承認を求めてしまうのもこのタイプの人の特徴。こうした思考のクセが、人生を生きづらいものにしてしまうのです。

メンタルが弱い人の特徴【行動】

メンタルが弱い人特有の思考のクセは、行動にも表れます。

・新しいことへのチャレンジを避けてしまう
・(自分に非がなくても)必要以上に謝ってしまう
・決断を先送りにする
・人と自分を比べて落ち込む
・自分の意見を主張できない

こういった行動は、自己肯定感を下げる原因になるものです。

自己肯定感が下がることでさらにネガティブ思考が進み、ますますメンタルが弱くなる、そんな悪循環を生んでいるのです。

自分のメンタルの強さが知りたい! チェックリスト

では、ここで自分自身のメンタルの強さを客観的にチェックしてみましょう。以下の項目について、率直に自己診断してみてください。

・ちょっとした失敗を長く引きずってしまう
・自分で決断することに強い不安を感じる
・人から嫌われることへの恐怖が強い
・SNSで他人の投稿を見て落ち込むことが多い
・新しいことへのチャレンジを避けてしまう
・「どうせ自分には無理」が口癖になっている
・必要以上に謝ることが多い
・人の顔色を常に伺ってしまう
・自分の意見を主張することが苦手
・寝る前に過去の失敗や恥ずかしい記憶がよみがえる
・批判されることに対して極度の恐れがある
・完璧にできない仕事は最初から避けてしまう
・「それでいいよ」「大丈夫だよ」が口癖
・予定の変更に強い不安を感じる
・自分の将来について考えると憂鬱になる

これらの項目は、日常生活の中でよくある場面を想定して作成されています。

あくまでもメンタルの傾向を示すものであり、チェックが多い=悪いことではありません。

メンタルを強くするならすぐ実践! 5つの習慣

中には「いまさら性格なんて変えられないし……」と考える人がいるかもしれません。しかし、メンタルの強さは小さな習慣の積み重ねでゆっくりと身についていくもの。

ここからは、すぐに始められるメンタル強化の具体的な方法を紹介します。

寝る前10分の「ご褒美日記」で自信を育てよう

寝る前10分の「ご褒美日記」で自信を育てよう

就寝前、その日に起きた「自分を褒められる出来事」を毎日3つずつ書き出してみましょう。

内容は、「電車でお年寄りに席を譲った」「仕事でお礼を言われた」など、どんな些細なことでもOKです。

書き出すツールは、スマホのメモ帳で十分。毎日の小さな成功体験を記録することで、自己肯定感が少しずつ高まり、メンタルの強化につながります。

「5分後の自分」を味方につける朝習慣

毎日朝一番に、その日のもっとも面倒なタスクに取り組んでみましょう。

成功のコツは、「5分だけ」と決めて始めること。たとえば「厳しい上司へ相談したい案件のメール作成」などです。

どんなに憂鬱なタスクでも、始めてしまえばこちらのもの。案外スムーズに進み、拍子抜けしてしまうケースも珍しくありません。

この習慣を続けることで、「嫌なことから逃げない自分」という自信が育ちます。取り組んだ後の達成感が、次のチャレンジへの原動力になるでしょう。

不安をリセットする呼吸テク

不安をリセットする呼吸テク

強い緊張や不安を感じたら、ぜひ挑戦したいのが「4-7-8呼吸法」。やり方はとても簡単で、以下の呼吸のステップを3回繰り返すだけです。

・4秒かけて吸う
・7秒止める
・8秒かけてゆっくり吐き出す

この方法は、会議中や移動中など、どんなシチュエーションでもさりげなく実践できるのが魅力。

自然と気持ちが落ち着いて、本来の自分を取り戻すことができます。

友達との会話で密かに鍛える「考え方シフト」

友達から悩み相談を、メンタル強化のチャンスに変えましょう。

具体的には、友達の悩みやトラブルを自分に置き換えて、「自分ならどうするだろう?」「次に活かせることってなんだろう?」と考えてみる方法です。

これは、他人の経験を通して自分の考え方のクセを知るトレーニング。

実践を繰り返すことで、前向きな考え方のコツを身につけることができるようになるのです。

SNSとの付き合い方を変えよう

SNSで目にする他人の幸せに、つい暗い気持ちになってはいませんか?

SNSに投稿されるのは、基本的にその人が見せたい理想の自分。真に受けて自分と比べる必要はありません。

もしも、やめたいにもかかわらずどうしても見るのをやめられないようならば、フォローする相手を「自分を高めてくれる人」だけに厳選しましょう。

SNSを、比較して落ち込むツールではなく、ポジティブな刺激をもらえるツールに変えることができますよ。

「メンタルの弱さ=悪」じゃない

世の中にはいろんなタイプの人がいて、誰もが弱い部分を持っています。大切なのは、自分自身の弱さと向き合い、少しずつでも前に向かおうとする気持ち。

メンタルを強くすることは難しいことではありません。そして、仮に強くなれなかったとしても、それは決して恥ずかしいことではありません。

誰もがそれぞれに弱さを抱えながら、それぞれの人生を精一杯生きています。

それを忘れずに自分のペースで一歩ずつ進んでいくことで、より強く、より魅力的な自分へと変わっていくことができるはずですよ。

Written by やまだうめ

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