「港区女子」という言葉が浸透して、もう何年が経過したでしょうか。SNSを中心に広がり、今や多数のメディアに取り上げられるほどの知名度。社会人であれば、この言葉を知らない人はいないと思います。
そんな港区女子ですが、単語を知っていても実態が全く分からない、という人も多いとか。
いざ彼女たちを紹介する記事でも意味合いが異なっていたり、「それはないわ」という実例を挙げるケースも少なくはないので、間違った情報が世の中に伝わっているのかもしれません。
そこで今回は、元セクシー女優ライターである私が、ホンモノの港区女子について解説。“あるある”ネタを大暴露しちゃいます!
本来の港区女子とは自分の力で稼ぐバリキャリで、港区周辺に住むor港区に勤務する女性を指していました。
それが今や港区を拠点にして水商売、パパ活、ギャラ飲み等でお金を稼ぎながら、六本木や西麻布あたりに生息する女の子たちを指すため、昔とは意味合いが大きく異なっています。
よって六本木周辺がお出かけスポットだとか、行動範囲が港区を中心とするだけの人を港区女子と言うのは大きな間違い。
真の意味を履き違えて使うと恥ずかしいだけではなく、その界隈の住人にも激しく嫌がられるので注意しましょう。
港区女子を題材に取り扱うものは多けれど、読んでいて「これは違うぞ……」とツッコミを入れたくなる内容が山ほどあります。
実際の港区女子はみなさんが抱くイメージと全く同じ部分もあれば、予想外に異なる部分も多いので、本当の港区女子あるあるをここでお伝えします。
港区女子初心者に多いのが、流行りものにすぐ手を出すこと。例えばSNSでバズり出したハイブランドのバック、アクセサリーなどなど……。
「みんな持っていて、値段がそこそこ高いもの」は高収入な港区女子ならマネをしやすいので、流行りだすと街のあちこちに同じものを持った人が次々と現れるのだとか。
ちなみにある程度の港区ベテランは、流行りものにすぐ飛びつきません。
むしろ彼女たちは他人と被るのを嫌がり「港区女子御用達バッグ」なんて言われるのを嫌いますから、敢えて人と被らないように工夫するのもよくある話です。
彼女たちはとにかくハイブランドが大好き。
バッグ、靴、アクセサリーといった小物は絶対にハイブランド! というこだわりを持つ人も多く、トップクラスに稼ぐ人だと普段着も全てブランドもので統一します。
持ち物が自分のレベルを示すといっても過言ではないほど、港区女子はステータスを激しく気にするのです。
かといって何もかもがハイブランドな人ばかりではなく、中には「ブランドは小物だけ。服はグレ〇ルやSH〇IN」なんてパターンが意外と多いそう。
“高見え”を意識するので安っぽい服は着ないものの、プチプラを好むのはどんな女性も一緒なのですね。
港区女子の多くはシーシャとサウナが大好き。キラキラ系インスタグラマーや有名キャバ嬢のSNSアカウントを覗くとシーシャを吸う姿やら、サウナハットに水着姿の自撮りを載せていることが多いですよね。
流行りものに飛びつきやすいのはもちろんのこと、高級個室サウナやシーシャは彼氏か、お手当をもらうパパの影響である可能性が高いです。
「デートに付き合ううちにハマッていった」という人は多く、特に個室サウナはパパ活の延長で楽しんでいるケースが少なくはないとか。シーシャとサウナは港区女子鉄板の趣味といっても過言ではありません。
港区女子同士で友達になる場合、多くの人が自分と同等レベルの相手とつるみます。
彼女たちはステータスや周りからの見られ方を気にするため、自分の価値が下がらないようにするには、付き合う友達の種類を選ばねばなりません。だからこそ可愛い子同士、有名な子同士で仲良くするのがセオリーとなっているのでしょう。
たまに自分だけに注目を集めるため、敢えてレベルが低い子を周りに寄せる嫌なパターンもあるようですが、この街ではあまり多くない光景かも。
いずれにせよ、本当の友情なのか? と突っ込まれると完全に謎です。
親友になるケースもあれば、上っ面だけの関係であることも多く、後者の場合はトラブルが絶えないとか、何とか……。
「港区女子」の数は多くても、世間が狭いのが港区です。
誰かと誰かが知り合いとかはしょっちゅうで、問題を起こしたらすぐに噂が回りがち。ゆえに、やらかして泣く泣く街を去る人が出るのは日常茶飯事です。
港区という大都会ですが、実態はちょっぴり“村”っぽいもの。ただ歌舞伎町や銀座なども同じような在り方ですから、港区あるあるではなく「繁華街あるある」といっても過言ではないでしょう。
彼女たちのSNSはとても華やかで、現実世界とは思えないようなきらめきがありますよね。
一部の女性は港区女子に憧れを持ち、「私もああなりたいとか」「羨ましい」と思い、目を皿のようにしてアカウントを眺めるかと思います。
単に美女を見ていると心が癒されるだけではなく、閉ざされた空間を覗いたかのような錯覚に陥り、より一層興味が湧くでしょう。
しかし、現実は悲しいかな、いいことばかりではありません。
特に写真では全てが分からないからこそ、彼女たちのきらめきは“表向きだけ”ということが多いのです。
水商売、パパ活、ギャラ飲みは高額のお金を手にできるかもしれませんが、泥臭いことに変わりはないでしょう。その中でもブラックな稼ぎ方をする人もいて、“キラキラ”と程遠い人間さえいるのです。
自由に憧れを持つ分には構いませんが、外側から見た輝きだけに惑わされないようにしましょう。
Written by たかなし亜妖