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離婚したいのにできない夫婦というのは意外に多いです。
離婚となれば、子どもの親権や養育費、財産分与や年金分割の問題が出てきます。さらには苗字変更、各種手続き、引っ越しや、忘れてはならない、親や親戚、友人に報告して回らなければならないという気の重い作業……考えただけでしんどいですよね。
ここでは離婚したいのに別れられない夫婦の特徴や幸せになる方法をお話していきます。
離婚したくてもできない夫婦の多くは、子どもの問題を抱えているのではないでしょうか。
離婚してしまえば、片方が子どもを引き取ることとなり、どちらかは簡単には会えなくなります。子どもを溺愛していたとしたら地獄のような苦しみでしょう。それならば、仮面夫婦で我慢している方がうんとマシだと思ってしまうのです。
また、子どもに不憫な思いをさせたくないという気持ちも、離婚にストップをかけます。離婚すれば経済的に困窮したり、学校行事に夫婦で参加できなくなってしまったり。子どもに構う時間が減ってしまう可能性も出てきます。
それら全てを考えると、離婚したくても子どものためにできないのです。
日々快適に生活していくために、最低限必要な家事というものがあります。
また、子どもがいれば、保育園や幼稚園の送迎をしたり、宿題や勉強を教えたり、学校行事に参加したり。このように普通の暮らしにもさまざまな必要事が発生します。
たいていの夫婦は、関係性がうまくいっていなかったとしても、どちらかが大黒柱として働き、どちらかが家事育児を担当しているケースが多いです。共働きしながらしっかり分担している夫婦もいます。
もし離婚するとなると、家事育児がおろそかになり、日々の暮らしが大変になるのは目に見えています。だから離婚できない夫婦もいるのです。
専業主婦(主夫)の場合。離婚したくても、経済的な不安がついてまわります。
家事や育児に全力投球していたので、突然離婚となると社会復帰が難しく、時間がかかってしまうかもしれません。キャリアがなかったりブランクが空いていたりして、正社員になるのさえ難しいような現実が待ち受けています。
パートだけで生活費を賄い、家事や子育てをするのは現実問題としてかなり難しいです。たとえ仮面夫婦だったとしても、関係を続けている方が安定した生活を送れるでしょう。
今や離婚は珍しいことではありませんが、それでも体裁が悪いと感じてしまう人は少なくありません。
実際、離婚するとキャリアに影響のある職種の人もいます。また、職場で面白おかしく噂されて、ストレスを抱えてしまうことも。
これら全てが煩わしくて、離婚したくてもしない夫婦は意外と多いのです。仮面夫婦でも、上辺さえ仲良くしていれば世間体は保たれるでしょう。
離婚すれば、財産分与や年金分割などお金についても考えなければなりません。
退職金や財産の分与については、経済的にゆとりのある夫婦であればあるほど大きな障害となってくるでしょう。離婚か仮面夫婦か、どちらが得でどちらが損なのか、それを考えて離婚できない夫婦もいます。