突然ですが、あなたには友達と呼べる人が何人位いますか? 友達がいる事って当たり前なのでしょうか。
「友達は多いに越したことない」という考えの人もいれば、中には「友達がいないのが楽」と、敢えて友達を作らない人もいます。
そう考える人の心理や、友達がいない事のメリットについてまとめてみました。
友達がいなのが楽だと感じる人は、心理的にどのような傾向があるのでしょうか。
そう思うに至った経緯も含め、3つに分けて分析してみました。
友達がいないのが楽と思う人の多くが、人の感情を読み取りやすく、影響を受けやすい傾向にあります。相手が機嫌が悪かったり、疲れていると、自分までしんどくなってしまいます。
特に大人数の集まりでは、家に帰ってぐったり……なんてことも。相手のニーズを察知するのも得意なため、気付いたら自分よりも他人優先になってしまいがちです。
次第に、友達と会わない事で余計なエネルギーを使わずに済み、他人の感情に影響されず、自分を大切にできる環境の心地よさを実感していきます。
結果、友達がいないのが楽! という結論に辿り着くのです。
仕事やプライベートでどうしても達成したい目標がある人も、友達がいないのが楽だと感じる事が多いです。
友達が多いと、どうしても遊びの誘いも多くなります。すると次第に、自分の時間が削られる感覚になって、純粋に楽しむ事ができなくなったり、断る事自体がストレスになっていきます。
その点友達がいないと、時間を有効的に使う事ができ、自分の事に集中できます。また、周りからのプレッシャーを感じる事もないので精神的に楽だと感じます。
友達と一緒にいると、いつでも自分の食べたい物や行きたい所を選べる訳ではありません。時に相手に合わせて妥協しなければいけない時もあります。
自分のやりたい事がはっきりしている人ほど、時間やお金を使い、人に合わせるという事に対してストレスを感じてしまいます。
その点、一人だと誰の意見も気にすることなく全て自分の思うように、時間とお金を使う事ができます。
最初は一人で行動する事に戸惑いがあった人も、その気楽さから徐々に、友達がいないのが楽だと感じてくる人も多いです。
友達がいない事は一見マイナスに感じてしまう人も多いですが、そんな事はありません。友達がいない事でのメリットもあるはずです。
「自分には友達がいない……」とネガティブになってしまっている方は、一度メリットに目を向けてみてください。
友達がいない事のメリットとして一番に思いつくのが、出費を抑えられるという事ではないでしょうか。
付き合いで何となく参加する飲み会、恒例行事となった誕生日会やプレゼント交換。それだけではなく、ライフステージの変化とともに結婚、出産へのお祝儀となると、その度に万単位の出費になります。
特に独身の身からすると、おめでたい事、仕方のない事とはいえ、何だか損をしている気持ちにもなってしまうのが本音でもあります。
友達がいない事で、そんな複雑な気持ちにもならず、出費を抑えながら自分が本当に使いたいと思える事に投資する事ができます。
友達だからといって、相手も人間ですから良い面ばかりではありませんよね。何気ない一言に傷ついたり、反対に自分の言った言葉が誤解を生んでしまったり。
楽しい時ばかりではなく、些細な事からトラブルに発展する場合もありますよね。また、第三者の友達の愚痴を聞かされ、どう反応したら良いのか困ってしまったり、時には自分までトラブルに巻き込まれてしまう事も……。
友達が多ければ多いほと、楽しい場面もありますが、トラブルに発展する確率も上がります。精神的なストレスから仕事にまで影響してしまう場合も珍しくありません。
友達がいない事で人間関係での悩みを最小限にし、身軽に生きる事ができるのです。
限られた休日を誰と過ごすのかって重要ですよね。友達が沢山いると、その分割く時間も増え、恋人や家族との時間が二の次になってしまう事も。
時には友達を優先する事で、恋人との喧嘩の元になってしまう場合もあります。
友達がいない事で大切にしたい人との時間を迷わず優先する事ができます。特に家族との時間は、忙しさのあまりついつい後回しになってしまいがちです。
一緒に過ごす事ができる時間が限られている関係だからこそ、意識的に時間を作ってみるのはどうでしょうか。
友達と一緒にいる事で少なからず、その人の価値観や考え方に影響を受けているものです。
それ自体は悪い事ではないのですが、影響を受け過ぎると自分自身で考える機会が減ったり、本当は自分がどうしたいのか分からなくなってしまいます。
友達がいない事で、自分で決める機会は多くなります。旅行のプランを立てるにしても、経路や観光名所を調べたりと、自分一人でやらないといけないことも多いでしょう。
でも、その経験は必ず自分の糧となり、自信に繋がります。
「友達がいないのが楽」という事に焦点を当てて書いていきましたが、もちろん、友達がいるからこそ味わえる経験や喜びがあるのも事実。どちらが良い、悪いという話ではありません。
大切な事は、友達がいる・いないではなく、そのスタイルがが自分に合っているか、という事だと思います。大勢の友達に囲まれて賑やかに過ごす事が好きな人もいれば、友達よりも優先したいものがあり、友達がいないのが楽だと思って生きている人もいる。
いろんなスタイルの人がいて良いし、友達の数で人の価値が決まる訳でもありません。
ちなみに筆者も友達はごく限られた人数で、それが楽だと感じています。自分らしい友達関係の在り方を大切にしましょう!
Written by 花山こころ