自分から振ったくせに、なぜか元カノを忘れられない男性がいます。忘れられないまま次の女性と付き合う男性もいますし、ずっとシングルでいる男性もいるでしょう。
自分から振ったのに忘れられないなんて、不思議ですね。
この記事では、自分から振ったくせに元カノを忘れられない理由をご紹介します。
別れたときは元カノに未練はなかったとしても、時間が経てば思い出が美化されていくものです。
元カノと訪れた場所、元カノと食べた料理、元カノが好きだった曲……そういうものに触れたとき、美化された思い出が蘇り「あぁ、いい彼女だったな……」なんて感傷に浸るのです。
一度美化された思い出は劣化しにくく、人によってはどんどん美しい思い出として記憶が上書きされていきます。
美しい思い出は何度も思い返してしまいます。その結果、元カノが忘れられない存在になっていくのです。
振る側は少なからず罪悪感をもっているものです。しかし、自分が悪者になることはなんとか避けたいと思っています。
そこで罪悪感をどうにかするために、元カノをいつまでも覚えていようとするのです。振ったうえにさっさと忘れてしまうなんて、ひどい男だと思われやすいですから。
さらに、「俺から振っちゃったけれど……でも、あいつはいい女だったよ……」と思うことで、元カノのよさを自分はわかっている、決して忘れたわけではない、自分は悪い男じゃない……と思い込みたいのです。
愛し合っていたとしても、なにかしらの事情で別れなければいけないときもあるでしょう。
多額の借金ができた、仕事一筋になりたい、病気の治療に専念したい……別れの理由はそれぞれだと思います。
好きな状態で別れると、好きという気持ちと別れてしまった悲しさが強く残ってしまいます。好きであるうちは、気持ちの切り替えも難しいでしょうね。
この場合だと、会わないうちに気持ちを忘れてしまうこともあれば、会えないことで気持ちが募ってしまうことも。
どちらにせよ、忘れるにはかなりの時間を要してしまいそうです。
はじめての相手というのはなかなか忘れられないものです。というより、忘れることはないかもしれません。
はじめて付き合った彼女、はじめて抱き合った彼女、はじめて一年以上付き合った彼女……。二番目、三番目は印象に残らなくても、はじめての人はそれだけで特別です。
この「はじめての相手」は、過去の恋愛の中でも不動の位置についてしまいます。次の彼女で上塗り、なんてことはできません。
特に「はじめて付き合った彼女」と「はじめて性行為をした彼女」は印象が強く残ると思います。
彼氏が元カノを忘れられないのなら、元カノの思い出が色あせてしまうくらい、あなたと素敵な思い出を作ればいいと思います。
ただ、「元カノを忘れられない」というのは彼氏の心の中の問題ですから、あなたの手でどうにかするのも難しい話ではあります。
無理に「忘れて!」と責めてしまうのは、彼氏に負担を強いることです。彼氏にとって大切な思い出なのなら、忘れてと強要するのはよくありません。
こういうときは、時間に任せてしまいましょう。時間の経過が味方してくれると思いますよ。
Written by 神之 れい