結婚相手の条件に同じ価値観を持つことを求める人は多いでしょう。しかし、どんなことでも価値観が合う人にはなかなか出会えません。家族でさえお金や時間の使い方、食べ物の好き嫌いで衝突するのですから、違う環境で育ってきた男女なら違って当たり前。
価値観の合わない相手とは付き合うことができないのか?
そんなことはなく、互いの理解によって、価値観のズレは歩み寄っていけるのです。価値観が違う相手と長く付き合うために押さえておきたいポイントを紹介します。
1:マイルールにこだわらない
筆者は趣味も食の好みも合わない男性と付き合っています。「うわ~、趣味嗜好がホントに合わないね~」と彼と言い合いながら。
食の好みで言うなら、私はお酒と激辛な食べ物が好きだけれど、彼はお酒をあまり飲まないし辛いものが苦手なスイーツ男子です。見たい映画の傾向も合わないし、共通の趣味もありません。
もし「結婚するなら一緒にお酒を飲める人がいい!食べ物の趣味も同じがいい!!」とこだわると彼は対象外になってしまうでしょう。
ですが、それぞれが好きなものを食べればいいし、それぞれが好きな趣味に打ち込む時間があればいいので、あまり問題ではないと思っています。
どんなことでも価値観が合う人なんて、そんなに出会うものではないからこそ、相手に求める価値観に絶対的なルールは持たないほうが良いと思うのです。
2:自分のこだわりを相手に押し付けない
「価値観」は「こうでなければイヤだ」というこだわりのようなものだと思います。
たとえば部屋の清潔感で言うなら「いつも部屋がキレイでないとゼッタイにイヤ!」とこだわる人は「掃除はあまりしなくても平気」と言う相手と生活していくのは難しいかもしれません。
仮に一緒に生活を始めたとしても、部屋がキレイであることを相手にも強制してしまうと「ちゃんと片付けてよ!掃除してよ!」と、ケンカは避けられないでしょう。
対策としては、自分のこだわりを押し付けないこと。「キレイな部屋がいいから、掃除は私がするね!」と頑張ってこだわりを貫くのも良いでしょう。でも一番手っ取り早いのは、キレイ加減を妥協していくことだと思います。
3:相手のこだわりを受け入れる(または受け流す)
自分のこだわりを相手に押し付けてしまうように、相手から押し付けられる場合もあるでしょう。本当に彼と長く関係を続けていきたいなら、そのこだわりをある程度受け入れる覚悟が必要だと思います。
受け入れられなければ受け流すことです。私の場合は、押し付けられたことはあまりありませんが、携帯ゲームばかりする彼の趣味を受け流しました。友人は旦那のパチンコの趣味を受け流しているそうです。
4:価値観が同じものを大切にする
価値観の違う男性といてもあまりストレスを感じないでいられるのは、価値観が同じポイントもあるからだと思うのです。
たとえば、彼とは食の好みが合わなくても「焼肉が好き」という共通点があるので、焼肉を食べる時は盛り上がれるし、外食も一緒に楽しむことができます。
価値観が何でも合う人が滅多にいないように、価値観が何もかもまったく合わないという人も滅多にいないと思うのです。どこかに共感できる価値観があるはず。そのポイントを大切にすることで、価値観の違いが気にならなくなることはあります。
それでもどうしても価値観の違いが気になるとか、1~4のいずれの歩み寄りもしたくないなどのこだわりがある場合は、おそらく別の人を探したほうが早いと思います。
「価値観は違って当たり前」という心の準備をしておくことも、価値観の違いにガッカリしないための対策になるでしょう。