獅子座の男性は、とにかく目立ったり、みんなの注目を集めることが大好きです。合コンやイベントごとでは、堂々と振る舞ったり、影響力のある発言をしたりしてつねに話題の中心となるでしょう。
そして、賑やかに周りが自分を取り巻くことに慣れているからか、獅子座の男性は寂しがり屋な一面も持ちます。
百獣の王ライオンの誇り高さとカリスマ性を備えながらも、一方でウサギのような心細さも隠し持つ獅子座の男性……。さて、どう接していくと良いのでしょうか?
獅子座生まれの有名人といえば、バラク・オバマ元米大統領、ナポレオン、ミック・ジャガー、ココ・シャネル、マドンナ、など。彼らに象徴されるように、獅子座はしっかりとした自分を持っていて、年齢が若いうちから社会に対して圧倒的な存在感を示し、高い地位・収入を確立していることが多いです。
筆者は過去に、年齢層高めのある婚活パーティーに誘われて参加したことがありますが、年齢が高めだったせいか、男性参加者に経営者、あるいは有名企業の管理職が多く、そのほとんどが獅子座でした。その偏り方にも驚きましたが、獅子座の男性が仕事に対して貪欲で、実行力に富んでいることを再確認したものです。
彼らは超現実的で、たとえばスピリチュアルだとか、占いといったものは、まず信じません。職種でいえば、営業・販売など成果が数字でわかりやすく出る仕事に就いていることが多いでしょう。
獅子座の男性はしっかりした自分を持っているために、価値観が違う人とはまったく馴染まず、仲良くしようとも考えません。自分のことを理解してくれる人がそばにいればいいので、恋愛においてもとにかく「俺のことが大好きなオンナ」が好きです。
そして、リアクションがわかりやすく、さっぱりした愛情表現を好みます。もじもじと恥じらいながら本音を少しずつ打ち明けるというタイプより、「ねえ俺のこと好き?」「うん、好き」と即答してくれる、ノリの良い女性のほうが付き合いやすいと感じるでしょう。
獅子座の男性は、びっくりするほどストレートで情熱的なアピールをしますが、いざという時にはカッコつけたがります。たとえば、冗談交じりで気軽に「愛してる」と言ったり、出会ってすぐに付き合おうと言ったりもするのに、プロポーズなど肝心な言葉は恥ずかしがって、なかなか言えなかったりします。本当に大事な場面では、過剰にかしこまってしまうのです。
獅子座は基本的にチヤホヤされるのが好きなので、彼女からも褒められたいと考えます。プライドが高い「王様」ですから、愛する人には一目置かれたいし、彼女にとって自分はつねに1番じゃないと気が済みません。
男友達や男性の上司であっても、好きな女性が自分以外のオトコと仲良くするのは面白くないのです。
そのため、彼女が浮気をすれば、何より悲しいと感じます。怒りもするでしょうが、裏切られたショックのほうが大きく、精神的なダメージを負うこともあるでしょう。
獅子座の男性は、好きと思った女性に一途で、浮気を面倒くさいと考える傾向があります。「好きな人を自分のものにすれば満足」なので、他の人との間に恋の可能性を探ること自体、ほとんど興味がないのです。
というか、サバサバしている獅子座男性にとって、乙女心は厄介で理解しがたいモノ。彼女一人でも大変なのに、さらにもう一人を相手する……なんて、決して楽しくはない状況なのでしょう。
好きなものや、「こうしよう」「やり遂げよう」と思うものに対して、獅子座の男性は一直線に突き進んでいきます。自分が納得する成果が出るまでは、スピードを緩めずに前進し続けるので、そういう時は恋愛の優先順位が自然と下がります。
逆に、そうした状況で彼女から「私と仕事、どっちが大事なの?」なんて詰め寄られれば、「仕事。じゃ、別れようか」とあっさり言うのです。
孤独は寂しくて嫌いだけど、放っておいてほしい時はある……。なんて、身勝手かもしれませんが、それが獅子座の男性。世界は自分を中心に回っていると思っていて、自分だけがそう思うだけでなく、実際にそういう状態を作り出してしまうツワモノです。
獅子座男性を好きになったなら、すすんで振り回されてみたほうが幸せかもしれません。
Written by 沙木貴咲