モテるというか、男性に「おっ!」と思わせて興味を抱かせることができる女性には、いくつかの特徴があります。容姿など、生まれ持った素養で目を惹くタイプもいますが、付き合いたいと彼女候補に求められるタイプは、性格や価値観など、内面の良さが際立ちます。
単に目の保養とするなら、スタイルの良い美女でも良いでしょう。けれど、交際するとなれば、男性も見た目だけでは決めません。「一緒にいると楽しい時間が過ごせるだろうな」と期待できる、実のある女性が良いのです。
また、そうした内面の魅力として、良い意味で勘違いできることは、男性から好感を持たれやすいようです。変な思い込みのある女性は嫌われてしまいますが、トンチンカンでも前向きな勘違いをする女性は、「面白い人だね」「そんな考え方をするなんて、驚いた」と男性の興味を惹くでしょう。
たとえば……どうしても行きたかった会員限定のイベントに応募したものの、抽選から外れてしまった場合、良い意味で勘違いできる女性は「悔しいけど……でも、この日はひょっとして、もっと楽しい出来事が私を待っているのかも。だから抽選に落ちた、と考えたほうが良さそう」と考えます。
イベントに行けないというショックはありながらも、頭の中はポジティブに現状を捉えて、新たな期待を生み出すのです。
一方、同じシチュエーションでネガティブな思い込みをしてしまう女性は、「やっぱり、私ってツイてない。もう立ち直れない。片想い中の彼から連絡が来ないのも、運が悪いせいかも。失恋したらどうしよ……」なんて考えます。
イベントの抽選から外れたことに過剰に落ち込み、まったく関係のない出来事まで不運に結びつけてしまいます。
この二人の女性が目の前にいたら、男性のほとんどが前者に好感を抱くでしょう。お気楽すぎる思考ですが、それが可愛らしい・面白いと感じるはずです。
今どきは「ヤンデレ」(ちょっとメンタルを病んでいる女性の、悶々とした部分と甘いデレデレした部分)を好む人もいるそうですが……多くの男性は、明るく元気な女性が好きです。物事をポジティブに捉えて、いつも笑顔を見せてくれる彼女となら、楽しい恋人関係が築けると考えるのでしょう。
ジメジメと暗い雰囲気を漂わせて、日ごろから不安や不満ばかりを口にする女性は、男性に「大丈夫?」と気を遣ってはもらえますが、恋愛対象にはなりにくいのです。慎重さや最悪の状況まで想定できる深い思考は、仕事などではプラスになるとしても、恋愛ではマイナスだといえます。
もし、自分は杞憂が多いとか、慎重すぎて不安を抱えやすいといった自覚があるなら、自分でも気づかないうちに、男性を遠ざけているかもしれません。男女関係においては、いい加減なくらいにざっくりと物事を捉えたほうが良いですよ。
筆者の男友達は、仕事で取引先の女性担当者と外を歩いているときに、スーツに鳥のフンを落とされたことがあります。友達は、なんとも惨めな気分になったそうですが、取引先の女性が何食わぬ顔で、「運がつきましたね」と笑ったんだとか。
鳥のフンを落とされた友達にイヤな顔をするどころか、一緒に進めている案件が「きっとうまくいくはず」と、無邪気に喜んだそうです。その女性の発言はトンチンカンに聞こえるかもしれませんが、男友達は突き抜けたポジティブさに惹かれて、今では二人は恋人同士です。
スマホを落とした時でさえ、「電話やメールから解放された!」と喜ぶ彼女は、なかなかの面白キャラですが、その底抜けな前向きさに友達は惚れ込んでいます。
アラサーを迎えれば、男性は仕事や人間関係で面白くない状況に陥ることも多くなります。けれど、失敗や困難をプラスに捉えられる彼女がいつもそばにいれば、心強く感じるはず。
いつもニコニコと笑っているだけでも、安心できるんじゃないでしょうか。とにかく明るいということは、恋をするうえで強力な武器の一つになるに違いありません。
Written by 沙木貴咲
Written by 沙木貴咲