女性は「年上の男性」を好む傾向がありますが、その理由は包容力や頼りがいを求めるからなのかもしれません。
けれど、今どきは精神的にも社会的にも自立した女性が増えています。
安易に男性を頼らなくなって、「年下の男性」も恋愛対象に見る人が少なくないでしょう。
自分が主導権を握れるとか、育てがいがあるといった魅力があるようです。
ただし、年下だからこそ気をつけたい部分があります。
甘えるだけならカワイイですが、女性に依存するようであれば、厄介な彼氏になりかねないのです。
基本的に単独行動が少なく、つねに誰かと連れ立って外出したり、趣味などを楽しむにも仲間を欲しがったりする年下男性は、要注意! 一見すると社交的で協調性があるように見えますが、実は一人で何もできないタイプかもしれません。
彼女が行くところには必ず「俺も! 」とくっついてきて、自主性に乏しく、依存性も高いという男性をカワイく感じるのは、付き合い始めの頃だけでしょう。
「彼ってば、一瞬でも私と離れたくないのね」と、うれしく感じても、交際をスタートさせて数ヶ月も経てばウザくなってしまいます。
しかも、ただついてくるだけで、本当に何もしない年下男性に対して、年上女性は「この人と一緒にいてもメリットがない……」と思うかもしれません。
自分にとって良い刺激が与えられるわけでもなく、余計な手間がかかるだけなら、愛が冷めるのも早いはずです。
自分というものを持っておらず、ひたすら彼女に「俺も! 」と付いてくる年下男性は、決して良い彼氏にはならないでしょう。
年齢が若いほど、社会的にまだそれほど成長できていなくて、月収も低い可能性があります。
デートの食事代くらいは奢ってほしいと思っても、彼の懐具合を考慮すれば、割り勘になったり、女性のほうが多く払ったりする場合もあるでしょう。
しかし、しっかりした仕事に就く年上女性に、金銭的に頼ろうとする年下男性は、「ただのヒモ」になるかもしれません。
初回のデートではお金を出しても、2回目、3回目のデートでは、そもそも持ち合わせが少ないとか、財布を忘れたと言う……などといった行動が見られるなら、交際には慎重になったほうが良さそう。
気づけば家に住み着いて、彼氏の生活のほとんどの面倒を見る、なんて状態になってしまいます。
年上女性と付き合う年下男性は、大きく分類すると2つのパターンに分かれます。
初めから「自分は年下だから」と下手に出るタイプと、年上彼女になめられないよう、必死に対等な関係を築こうとするタイプ。
後者は向上心があり、女性に対する依存度は低いのですが、彼氏として付き合うには少々面倒くさいかもしれません。
ムリに背伸びをしたり、弱音を吐くのを嫌っていつも強気ばかり言ったりするのに、子どもっぽさが拭いきれず、年上彼女からすれば「まったく、ガキんちょなんだから……」と呆れてしまう、という。
女性側からすれば、素直に負けを認めてくれたほうがラクな状況だってあるのですが、年下彼氏が意地を張るなら、そのプライドを傷つけることもできず、色々と疲れる場面が多いはずです。
年の差による人生経験の差や、社会人としての立場の違いなどは、本当にどうしようもないので、「頑張りすぎない」年下男性のほうが、彼氏として付き合うには気楽かもしれません。
Written by 岡崎咲