「付き合っているカレから別れ話を切りだされて別れたのに結局その後電話がかかってきて元通りに付き合うことになったんです……」
筆者のところにはこのような相談をされにくる方もいます。「別れよう」「離婚しよう」と自ら言っておきながら結局は“今まで通りの関係”に収まる。一体、カレはどんな心理で別れ話をしているのでしょうか?
今回は5,200件超の恋愛・結婚相談を行ってきた筆者なりの考えをお伝えします。
この場合、相手との良好な関係を築きたければアナタが「離れるなんてイヤだ! 」とすがることです。
一般的には、相手が別れを切り出したり距離を置きたいと言ってきたならば追ってはいけません。
「わかった」とだけ言って、納得してあげる“ふり”をするのがセオリーだったりします。
別れたい理由はともあれ、別れ話しをしているのにすがられたら相手に嫌われるだけですもんね。
しかし、自分から別れ話をしておきながら話しを長引かせたりしてなかなか別れない相手の場合は「わかった」なんて言うのは逆効果。
なぜなら相手は本気で別れ話をしているわけではなく別れ話をすることでアナタのことを“試したい”だけだったりするのです。
「どうして試すことなんかするの? 」と本人に聞いても無意識に試している場合があり、きちんとした説明は返ってこない傾向にあります。ただ、アナタと自分自身の心の繋がりを心の底から実感したい気持ちが膨らんでいるのでしょうね。
個人差がはありますが付き合ってからカラダだけでなくココロの深い繋がりができてくると、どこからともなく「この人は自分から離れてしまうのではないか? 」と急に不安にかられることがあるのです。
同じように夫婦の場合“離婚する”というのもありますが、ほとんど同じことですから相手の言葉を本気にしてはいけません。
別れるかどうかより“アナタ自身が相手とどうしたいのか”“将来どういう人生を送っていきたいのか”の2つを忘れずに考えてみてください。
別れ話を突然されたら動揺して頭が真っ白になり何も考えられなくなるのは当然です。ですが、アナタの人生にお相手が必要であれば別れない方向で動けばいいし、そうでないなら適当なところで離れればいいわけです。
アナタ自身がどうしたいのかが見えてくると、おのずと相手にとるべき態度も決まってきますから。冷静に2つのことを考える時間を作ってみてください。
大切なのは、この選択を自分自身でするということ。
特に、夫婦の場合は2人の感情以外の家庭の問題が関係してくることがありますが、周りや相手の意見を聞くだけでなくアナタの気持ちを優先して考えてみる方が心がラクになると思いますよ。
Written by 橘つぐみ