今回は、23歳の女の子からこのような相談がありました。
「23歳社会人2年目です。合コンをしても街コンに行っても、好きじゃない人から好かれます。周りの友だちからモテると言われますが、違和感を覚えています。私は好きな人に好かれないとモテていると思えないのですが、モテるってなんですか？どうなったらモテていることになるのでしょうか。」
うーん。「モテる」って何だろう……。この方は既にモテているのでは……と思うのですが、彼女の中では納得いかないのでしょう。
実は、恋活・婚活を繰り返していた頃、私の周囲には沢山モテそうな女の子がいました。どんな女の子かというと、要するに見た目や雰囲気がキレイ・可愛い・オシャレっぽい女の子です。
私はいつも「絶対モテるでしょ？」と聞いていたのですが、その度に女の子達は「これがモテないのよ」と言います。しかし、実際に合コンや婚活に連れていくと明らかに男性に声をかけられているのです。
「やっぱり○○ちゃんはモテるねぇ」と私が言えば、「いやモテないよ。だってどうでもいい人にばかり声かけられていないもの。好きな人からモテてないから。」と否定する。
恋活・婚活中は、そんな女の子が凄く沢山いました。
一体、何故彼女達は自分の事を「モテる」と認めたくないのでしょうか？今回は、相談者の内容に基づいた「モテるの定義」をお伝えしたいと思います。
1. 「好きでもない人ばかり寄って来る」の言葉の真意とは？
裏を返せば理想と現実が伴っていないだけ
「好きでもない人ばかり寄って来るんだよね。」という人ほど、自分の理想が明確にある方や好きな人が他にいる方が多いです。
大抵の場合、好きな人と本人が釣り合いが取れていない事が多いです。つまり、高値の花を狙い続けて自分を高く見積もり続けている人ほど「どうでもいい人ばかり寄って来る」といった言葉を言ってしまうのです。
しかし、「どうでもいい人」って裏を返せば失礼な話です。せっかくあなたの傍に寄ってきたのだから「私の何がいいの？」位聞いておく事で自分の良い部分を再確認する事ができます。
また「類は友を呼ぶ」ということわざがあるように、人間は自分とあまりにかけ離れた人を追いかけません。自分よりも、ちょっと上にいる人を追いかけようとします。
特に、最近は草食系の男性も増えており、男性側にその傾向が多いかもしれません。
つまり、自分に寄ってきた男性はあなたに自分と少し似たような何かを感じているのかもしれません。
別に、わざわざ相手にするとか無理してデートする必要はありませんが、一度位「私の何がいいの？」と聞いてみたらどうでしょうか？好きな人には聞けないような質問かと思いますから、この時にガンガン聞いてみてはいかがでしょうか？
人の事を「どうでもいい人」という人ほど、意中の人に限って必死
人の事を平気で「どうでもいい人」と言ってしまう人は肝心な人が目の前に現れると必死になって追いかける傾向があります。すると、今度は自分が好意を寄せる男性に「どうでもいい人」と思われてしまいます。
拒む人はまだマシな方です。時と場合によっては、その「どうでもいい女の子」の気持ちを利用する男性もいますので、本当に注意して下さい。
無駄な片想い時間を費やす位で済むならまだマシです。酷い人は、金銭での詐欺や体を弄ぶような男性もいます。（しかし、人をランク付けするような女の子ほど悪い男性に利用されて捨てられやすいんですよ……。）
2. 「どうでもいい人」が寄って来たら、どうすれば良いの？
実はモテ女ほど、わけ隔てなく付き合う
実は、実際に彼氏が途切れない女の子、合コンや婚活で人気があった女の子は色んな男性に対してわけ隔てなく接する事が上手な方が多かったように思います。
勿論、笑顔で楽しそうに笑いながらも興味のない男性にはやんわり断り、意中の男性には少し態度を変える点はありますが、必死でガツガツアピールするといった方法ではありません。
むしろ、他の男性とは楽しそうに話しているのに意中の男性とは話すらしない。けど、チラチラ見たりジーッと見たり。時々、目が合うとニコッと静かに笑うんです。
やがて、どんどん近づいて隣には来るんだけど、でも特にガツガツ話す訳ではなく、あくまで向こうから話しかけられるのを待つんですよ……。
実は、こういった不思議なアピールをする女の子が恋活や婚活には沢山いました。
また、ガツガツと好きな人にアピールしたり興味のない男性にツンツンする女の子よりもずっとウケが良かったような気がします。
自分なりのモテ方を熟知している人ほど、真のモテ女なのかも
ガンガンボディタッチをして男性にドン引きされる人もいれば、ボディタッチが効果的な女の子もいます。
目が大きい人がウルウルした目でジーッと男性を見ると効果的ですが、これが目が小さい人の場合は目力がそもそもないので気がついてもらえない事も……。
静かにウンウンと相手の話を聞いたり、特にアピールする訳でもないのに周囲を気遣って動いている女の子をいいなと思う人もいますし、人には人のモテ方があるのだと思います。
少しでも声をかけられたのならば、きっとその人はモテているんです。あなたがモテる事を認めたくないのは、声をかけてくれた人（自分の理想とは違う人）にあなたが声をかけられているという事実をただ受け入れたくないからです。
せっかく声をかけられたなら、自分の魅力を聞いて引き延ばしてみてはいかがでしょうか？もしかしたら、自分が納得のいくモテ女になるチャンスなのかもしれませんよ。
3. 真のモテる定義とは？モテるという事とは何なのか？まとめ
今回相談を受けた23歳の方は、おそらく周囲が「モテる」と認識しているのだからモテているのだと思います。
年齢が23歳で社会人2年生。20代前半は特に声をかけられやすい時期ですし、社会人としての自信も少しついて自由に使えるお金もある頃。いくらでも自分磨きだってできるし、いくらでも出会いがあると思ってしまう時期でもあります。
実は、私自身も23歳の時は大変傲慢でした。モテてはいませんでしたが、「私は、願えば何でも手に入るのだ」と真剣に思っていました。（何も手に入れてないのに、若さって怖い）
しかし、その気持ちは年齢を重ねる度に薄れていきます。沢山の小さな失敗を積み重ね、色んな人と会っていくうちに「私には、こういう人が合っているのかもしれない」と、自分なりに理想と現実に折り合いをつけるようになります。
また、「小悪魔になる方法」といった本を読んで必死に背伸びして男性にアピールしていた時よりも、自分らしく人に対して振る舞えるようになりました。
世間では、これを妥協というのかもしれません。しかし、私はそうは思いません。妥協ではなく「色んな人との出会いや、経験を通じて自分自身の事がよくわかるようになった」のだと思うのです。
今、もし自分の状況をみて「モテない」と思うのであれば、数年後、きっと今の状況に感謝する日がやって来ると思うのですよ。ああ、どんな人でも声をかけられるだけで幸せな事なんだって思う日が来るんです。
どうか、今の若くて恵まれた時を大切にして下さい。「どうでもいい人に好かれてばかりで嫌」と言わずに、フランクに今のモテ期を楽しんでくださいね。
