どんなに彼を想っても、どんなに切なく辛い涙を流しても、恋には叶わない恋というものがあります。
「この気持ち、報われる日がきっと来る」と信じて待つのもありだけど、しっかり現実を見つめて今しかないあなたの若さを大切にして欲しいと思うのです。

「友情」が成り立ってしまっている

叶わぬ恋の中でもこの「男友達にほんとは恋している」という女の子は世界中にたくさんいます。この叶わぬ関係は誰もが一度は通る道。
では何故、男友達への恋愛感情が報われにくいのでしょうか。

一般的な男性の意見として、「一度女友達として友情を持ってしまった相手が、恋愛対象にくつがえることはなかなか難しい」というのがあります。実際男性は「女の子」と「女友達」に対して、全く違う顔を見せる習性があります。

男性はその生殖本能から、女友達とセックスすることは出来ても、彼女としてお付き合いをすることは意外と避けるもの。何故でしょうか。

それは、女友達にはカッコ悪い自分も含め、「彼女」という存在の女の子には絶対見せたくない自分をすでにさらけ出してしまっているため、「今さら感」を強く感じてしまうのです。
ですから、女友達から告白されても、嬉しいことは嬉しい、でも「今さら……。」なのです。

男性は女友達に「お姉ちゃん」や「妹」のような感情を持っている人も多数います。むしろ、その方が多いかも知れません。ですので、女友達と付き合うなんて、まるで身内と付き合うようで抵抗がある、という意見もあります。これは生理的な反発感情ですので、やっぱり男友達への片思いは、どうしても叶わぬ恋と言わざるを得ません。

諦め時として挙げられるのは、男友達があなたに対して「意識してない態度」でいるなら、やっぱりそれは女の子として見られていない証拠です。

社内恋愛に多い既婚男性への憧れ

こちらも多くの女の子が経験する叶わぬ恋の典型です。会社へお勤めするようになり、社会で強く働く男性を間近に見て、気がついたら恋に落ちていた……。本当によくあります。

でも、そのお相手は既婚者です。間違いを犯せば慰謝料を請求され、あなたは社会的信用を一気に失います。どんなに素敵な上司や先輩でも、既婚者はダメ。

既婚者男性の素晴らしいところは、何と言っても「肩の力が抜けているところ」でしょうか。若い男性のように力んでもいないし、焦ったり急かしたりしない余裕があります。そして女性という男性とは別の性を持った私たちのことを良く理解し、知っています。

まだ若くて社会の入り口にいる女の子にとっても優しく、頼りがいがある。仕事でミスをしても一生懸命かばってくれたり、好きになっちゃうことをいっぱいするのが既婚者です。

ですが、これが罠なんですね。本当に「いい男」の既婚者は、未婚の女の子とは一線を引きますし、馴れ馴れしい態度や親しくなろうとする態度を一切取りません。

もしあなたが今会社の上司や先輩に片思いをしているとしたら、その相手が「悪い男」である可能性はゼロとは言えないのかな、と思います。少なからず誘い水を投げられた部分はあると言えそうです。

とにかく、既婚者はダメ。叶わぬ恋、絶対叶いません。言い切ります。
男性というのは、「奥さん」には本当にみな頭が上がらないんです。どんなに外で横柄な態度をとる男性だとしても、いざ奥さんが本気で怒れば、離婚したくなくて必死でオロオロするものなんです。
とある不倫中の男性の言葉を紹介します。

「奥さんは別格。彼女とは違う存在だよ。女神だね。」

諦め時は言うまでもなく、今です。相手は社会的に家庭を持っています。これは恋い焦がれるだけ時間の無駄です。あなたが擦り減っていきます。

芸能人への恋

これは厳しい言葉で言いますが、実際に恋愛に発展することはない、芸能人への恋愛感情は10代で卒業しておくべきでした。この手の女の子は夢見がちで、どこか騙されやすい傾向があります。

実際に憧れの芸能人と会ったり食事をしたりが出来なくても、ライブで「会えれば幸せ」という感覚は間違っています。「会えて」いません。「見えて」いるだけなんです。

思い詰めない程度の気持ちで芸能人のファンを続けるのはとても楽しいものだと思いますが、時には苦しくなって叶わぬ恋を泣くのは、もうやめにしましょう。

相手はどうあがいても手の届かぬ芸能人です。誰かのものになることはないんです。
彼はいずれ自分の周りにいる女の子の中からパートナーを選び出し、家庭を持つ事でしょう。ファンである女の子と結婚することは限りなくゼロに近いと、あなたも分かっていることではないでしょうか。

好きなだけでいい、彼を身近に感じて楽しければいい、とあなたの若さを無駄にすることは本当にもったいないです。
女の子も20代になったのなら、地に足のついた恋愛をするべきです。たくさんのお金をライブやグッズに費やすくらいなら、期限を決めて、きっぱりその芸能人から卒業する強さを持って下さい。

この叶わぬ恋の諦め時ですが、年齢的にも20代に入ったら卒業しないとダメですね。おばさんになるまでずっと片思いを続けてはいけません。

別れても好きな人

これも、叶わぬ恋の一種です。断言してしまうのは悲しいですが、男性ってなかなか別れの決断ができない方が多い傾向にあります。
ある意味女の子より男性の方が、情が深い部分があって、縁あって付き合った子なんだし、少しくらいは目をつぶろう、とおおらかに構えているもの。

そんな男性が別れを決断したということは、本当にもうダメだと思ったからなんです。
そして男性はいったん決断したことはまずくつがえしません。決めたことは決めたことなんですね。そんな男性にとって、過去の彼女は大切な存在ではあるけど、もう一度恋を再開しようとは思えないんです。

それは、気持ちが冷めたとか冷めないのレベルではなく、単純に「恋愛対象外」なんですね。
嫌いとか、憎いとか、そういうものすら、飛び越えて。一度ダメになった相手だから、もうトラウマレベルで「恋は上手く行かない」と決めつけているふしもありますし、セックスすることは絶対に無理、という男性もいます。

男性にとって「過去」は女の子ほど、簡単ではないのです。

この叶わぬ恋の特徴は、男性側に「拒絶心」があるということ。過去の彼女がもう一度恋愛対象になるのは、私たちが思っているほど簡単ではないのです。別れた彼にアプローチして、「復縁の話が出来ない」と感じたなら、男性側に拒絶心があると見て間違いありません。

叶わぬ恋のまとめ

大丈夫です。
誰もが経験する、通る道です。いま家庭を持って主婦をしたり、ママさんになっている女の子も、昔はこんな叶わぬ恋に泣いたっけ、という思い出が最低２つはあるものです。
今どんなに辛くても、叶う恋に巡り合えます。要はその叶わぬ恋を手放すか否かなんですね。

ひとつご縁を手放せば、新しいご縁が舞い込んでくるもの。
逆を返せば、いつまでも叶わぬ恋にしがみついていると、あなたは気がついたら高齢出産の年齢まで独身……怖いでしょう。

女の子はじっと耐えて一人で辛い恋に泣く傾向がありますが、それって本当に幸せなことでしょうか。
いっそその叶わぬ恋を手放して、街コンなどに飛び出して行きませんか？

いま新しい恋を見つければ、クリスマスには素敵な男性と2人で仲睦まじく温泉旅行に行ったり……なんて本当の幸せをかみしめることが出来るかも。
辛く切ない恋で泣くのはもう終わりにしましょうね。