婚活を行うにあたり最重要なのは「年収」(男性の場合)「容姿・年齢」(女性の場合)だと言われますが、学歴はどうなのでしょうか?
あまり考えない人もいますが、意外と学歴コンプレックスを持っている人が多いみたいです。
一般的に婚活では、あるいは昔からのお見合いもそうでしょうか? 学歴については「男性≧女性」を望む人が多いようです。
有名ビジネス誌『President』調査によると、女性は結婚する男性に対して高い学歴を求めます。
ぶっちゃけると高ければ高いほどよくて、女性は自分の学歴に関係なく、東大、京大や早稲田、慶応など一般的に「高学歴、高偏差値」の男性を好みます。
あまり有名な大学出身ではない男性や、高卒男性にとっては、その時点で女性のフィルタにかかってしまうので、必然的に学歴コンプレックスに陥ってしまいます。
「学歴じゃない、中身」というのはその通りで、かつて私がいた職場でも出世と学歴は比例していません。(むしろ「あんないい大学出ているのにこれは……」という人も)
アラフォーにあれば、婚活上学歴はほとんど意味がなくなり、年収と職業が大切になるのですが、その現実を知らずに勝手に学歴コンプレックスを感じている人が結構いるのでもったいないです。
女性の場合は、婚活では逆学歴コンプレックスを感じている人がいます。つまり高学歴、高偏差値の大学、大学院出身者ほど婚活で苦戦してしまいます。
それはなぜなのか、「男性の学歴コンプレックス」と相俟って、高学歴の女性と結婚しようという男性が少ないからです。そういう時代でもないのですが……。
「夫は妻よりも高学歴であるべき」(「高収入であるべき」もついて来ますが)と考える男性、その家族親族が少なくないからです。
上のPresidentの調査でも「大卒男性が女性に求める学歴(図1)は「無名でもいいので大学卒」と明快だ。」とあるように、ある程度の教養さえあれば別にいい(大卒=教養とも言えないのですが)と考える男性がかなりいます。
要は昔からある「良妻賢母育成大学」的な「○○女子大学」出身者ならばかなり婚活でモテるということで、逆に「国立大工学部機械工学科卒業」みたいな学歴を避ける男性が結構いるということです。
でも大学入試時に結婚のことまで考えて受験する人は少数ですよね。いざ卒業して、婚活で逆学歴コンプレックスに陥ってしまうというわけです。(「もっと楽な大学にしておけばよかった……」など)
学歴コンプレックスを持つなといっても、実際は男女ともにそれぞれ逆の学歴コンプレックスを持つのは仕方がないことだと思います。しかし、実際の結婚生活では、学歴よりも年収や安定した職業かどうかが大切です。
知人に夫が高卒、妻が早稲田卒の夫婦がいます。しかも恋愛結婚ではなくてお見合い結婚です。しかし、夫婦仲は良好ですし、夫の方は高校卒業後自分で会社を立ち上げて、今は社長として安定した基盤を築いています。おそらく高学歴サラリーマンよりも稼いでいるでしょう。
実際に結婚すれば学歴はそれほど重要な要素ではなくなります。
学歴フィルタが悪いということではなく、一定の知識や教養のバロメータになることは事実です。しかし、あまり杓子定規に学歴で判断しても結婚は意味がないです。
学歴コンプレックスを持つなというのは難しいかもしれませんが、それ以外にアピールできる要素があるなら結婚も婚活も大丈夫です。
婚活をする際も、一度学歴フィルタを外してみてはいかがでしょうか? 学歴コンプレックスを持つのも、学歴フィルタを使ってしまうのもせっかくの機会を失うだけですごくもったいないです。
Written by 松田(松本)謙太郎