カレが嫉妬しないのは愛がない証拠?

束縛されるのはイヤといいつつ、まったく嫉妬してもらえないのも何だか物足りなくないですか?
“私のこと愛してないのかな? ”と不安になりますよね。
でも、心理学の研究によると、「愛しているから嫉妬する」「嫉妬しないのは愛の量が少ない」と単純に考えられるわけではないようです。『愛と嫉妬』は結びつく場合もあれば、まったく結びつかない場合もあるとか。

今回は“恋愛における嫉妬”についてお話したいと思います!

「嫉妬深い人」と「嫉妬しない人」それぞれの特徴

まずは心理学から導き出されたそれぞれのパーソナリティの特徴をあげてみましょう。

◆「嫉妬深い人」の特徴
・ 過去にトラウマ(親の浮気で家庭が壊れた、初めてつきあった人が浮気した、など)がある。そのために愛や他人を心から信じることができない。
・ 自分自身に浮気願望がある。そのため相手に同じ思いがあると考えている。
・ 競争心が人一倍強い。浮気される=自分の負け、という思考が嫉妬に繋がっている。
・ 自分に自信がなく、常に「捨てられる」不安を抱えている。

◆「嫉妬しない人」の特徴
・ 愛そのものを信じている。「何があっても愛しているという気持ちは簡単に変わらない」という信念が強い。
・ 自分に自信がある。「彼女(彼)は私を裏切るはずがない」と思うことができる。

ただし、「まったく嫉妬しない」という人は、その心の裏側に、自分のつらい感情を認めるのがいやで感情を閉じてしまう「自己防衛」本能や、嫉妬を感じているのに本心を押し込める「抑圧」の心理が働いている場合があります。
そういう人は、いつか爆発します。
「カレは全然嫉妬しないから~」なんて侮っていると大惨事が起きる可能性もあるので要注意です。

恋の再燃に「嫉妬」は有効?

2人の仲がマンネリ化してきたとき、または相手の心が少し離れたように感じるとき、「嫉妬」は恋の再燃に役立つ場合もあります。

◆相手の嫉妬
カレの前で他の男性と楽しそうに喋ったり、誰かに誘われた話を思わせぶりに打ち明けたり……誰だってそれくらいの経験はあるんじゃないでしょうか。
「奪われそうになると惜しくなる」「人に目をつけられると価値があがる」というのは実際起こり得ること、だから「わざと嫉妬させる」ことは恋に有効ではあります。
でもあまりに見え透いていたり、相手がそれ以上に冷めていたら……返って悪い方向へいく場合もあるんです。
「だったらいいよ」と相手も新しいパートナーをみつけてしまうケースも……。
特に男性は「他の男」というのを具体的に見せられると、「焦る」よりは「怒る」「冷める」だそうです。

ではどうすればいいかというと、異性の影をちらつかせるよりも、カレが焦るほど綺麗になった方がいい!
ヘアメイクやファッション、スタイルも磨いて綺麗になれば、彼は勝手に「他の男がほっとかないかも」と心配になりますから。
あるいは“ちょっと突き放し”もオススメです。
いつも必ず週末にデートしていたとすれば、3回に1回は、「たまには1人の時間をつくらない? いつも週末べったりじゃマンネリになっちゃうし」なんてやんわり断ってみる。
“ちょっと突き放し”は、異性の影をちらつかせるより何倍もカレの心を惹きつけるテクニック。
自分のいない1人の時間を楽しめる女性に、男性はぐぐっと惹かれるものです。

◆自分の嫉妬
自分の方が嫉妬をするときも方法を間違えると取り返しのつかないことになります。
男性はとにかく責められるのが嫌い。
自分に非がある場合でも、頭から「どうしてあの子と飲みにいったのよ! 」「飲み会に女子はいなかったなんてウソでしょ! 」などと責められると、逆切れしたり、面倒になって気持ちが冷めたりします。
「つきあいなら仕方ないけど、今度から先に言ってね。心配だから」
とか、「浮気したら怒っちゃう」と可愛い怒り方にとどめる……。
もっと言いたいけど我慢してるくらいの方が、カレも「可愛いな」と感じるし、むしろ浮気にもブレーキがかかります。

おわりに

いかがでしょうか。誰にだって「嫉妬」の感情はあります。
嫉妬する人もしない人も、もしその感情が人と比べて度を超している場合には、自分(あるいはパートナー)の深層心理を探ってみるといいかもしれません。今、恋が上手くいっていないとすれば、そんなところから本当の理由が見えてくることもありますよ。

参考文献
「恋ができない うまくいかない あなたのための恋愛心理学」 伊東明

Written by mami

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