お世話になっております。ダメ男案内人の株式会社たかだまなみと申します。自分の子宮がダメ男しか求めないバグに悩んだ末、ウェブでお婿さんを募集し、友人たちにお婿さん採用をしてもらう企画を進めています。

いつも私の暗くて重いブラックホールのような話を読んでくださり、ありがとうございます。編集さんもよくDVのネタなんかもさらりと載せてくれるなぁ! と懐の深さに驚きます。


今回はダメ男あつめの大好きな私が、ダメ男を好きになるだけでなく、どのようにダメ男原石に磨きをかけるのかお伝えしていきます。

「東京」と「女子」を付け足すことで響の良いブランド感出してみましたが、東京メサイア・コンプレックス女子、もといダメ男好きな乙女はこの記事を見て、私を軽蔑して、ダメ男好きな自分と秒速で別れてくださいね!

 

ダメ男製造機たかだまなみの、メサイアをこじらせて

皆さんはメサイア・コンプレックス(以下、メサコン)という言葉をご存知でしょうか。メサイアとは救世主のことで、簡単にいうならば救ってあげたい症候群です。私は物心ついた時からこんな調子で、「彼のことをわかってあげられるのは、私しかいないの!」という精神が骨の髄まで浸透しています。つまり私の汗はメサコン汁ということになります。

え? もしかしてあなたも同志?

もちろん救世主になりたい、とあからさまに思っている訳ではありませんが、八方美人じゃもの足りません。「私は価値ある人間である」という幻想に、浸っていたのです。いえ、ひたひたのビシャビシャでも足りなくて、私には価値があると思い込むことでしか、生きることが難しかったのです。

 

メサコンはダメ男製造機能を備えております

しかし、ただ他人のために与え、施し、救うだけなら”コンプレックス”にはなりませんよね。それに損得感情は誰にもありますから、自分の利益のために行動するのは特段ダメな行為という訳ではありません。他人のためにはたらくことが喜び……それだけなら問題ありません。

人の嫌がることをいとわず、進んで手伝いを申し出たり、酔っている人の介抱をしたり、困っている人の力になろうとする。モテない人にも分け隔てなく接する、メサコン特有の行動は一見、気が利く良い人、とあなたにはうつるかもしれません。メサコン悪くないじゃん、なにがダメなの? と聞かれれば、答えてあげるが世の情け! ニャース!


問題その1:ふつうの男性を、生産ラインに乗せてダメ男化すること

問題その2 :ダメな男をスーパーダメ男に研磨すること

問題その3 :ダメ男に依存、メンヘラ化して、自分も周りも不幸にすること


三つも揃えば、ダメ男メーカーとしてダメ男産業屈指の生産率を誇っています! おめでとうございます!
男性をあなたのあたたかい胸で抱きしめて1〜3ヶ月ほど置くと……ホラ! ダメ男のできあがり〜〜!!!

では、実際にダメ男製造の過程をお見せします。

 

ダメ男製造事例1
「ダイスケをダメにするまで」

【婚活はつらいよシリーズ9】東京メサイア・コンプレックス女子〜私にダメ男を救わせて〜

以前にもお話した医者の卵だったダイスケは、クラシカルなDV野郎でした。もちろん誰でも殴ると言うわけではありませんし、外では良い顔するんですよね。だからこそ、なんとかしてあげたいと思ってしまったんです。最初に些細なことで突き飛ばされた時から、首を閉められて意識をダウンさせるまでの間には、確実に二人の間の立ち位置が変化しています。では、二人の掃除中のやりとりをご覧ください。


【付き合ってすぐ、ラブラブ期。】

まなみ「ダイスケ〜〜。ちょっと部屋のお掃除して欲しいな〜。」
ダイスケ「え〜やだなあ。俺、掃除嫌いだし。まぁ、あとでやるよ。」
まなみ「そっかあ。」

彼の外出中にお掃除する私。部屋を綺麗にできる男性って本当に少ないですよね。
プンスカ! でもいいの。好きな人の役に立ちたいの。だってそれが私の幸せだから……。

まなみ「ダイスケ〜。お掃除しておいたよ。はい、これとこれは自分でしまってね。」
ダイスケ「わ〜〜マジ嬉しい! ありがとう! まなみ!」

――喜んでくれる彼をみて大満足。こんなことで喜んでくれるなら、いつだってやってあげる。


【3ヶ月後】

ダイスケ「まなみ、ここ、埃が溜まってるよ。」
まなみ「え〜本当!?ごめんね。」

――綺麗な状態がどういうことなのか理解できてるのね!えらい、えらいよダイスケ!


【半年後】

ダイスケ「お前が最近俺の部屋に来ないから、床が汚くなっとるやんか。」
まなみ「……。ごめんね。」

――そうだよね、部屋は綺麗にしたいもんね。私が悪かったね。


【一年後】

ダイスケ「飯はまだか!トマトの皮は湯むきしろ!(机バンバン)」
まなみ「はい、今すぐ。」

――この人に堪えられるのは私しかいない私しかいない……(エンドレスリピート)。だってそれが私の幸せだから。この人に求められていることが私の幸せだから……。

たかだまなみ奴隷化完了宣言!

 

ダメ男製造事例2
「ユウをダメにするまで」

【婚活はつらいよシリーズ9】東京メサイア・コンプレックス女子〜私にダメ男を救わせて〜

ユウくんは自由人。自由にこだわっていて、実は不自由人という面白いキャラで、人から干渉されるのが嫌いなタイプ。一緒に数ヶ月暮らしたものの、最終的には自分の領域が私に侵略されいくようで怖かったらしく、鼻く●そを飛ばずかのように家から弾き出されました。


【ガチャ、日本汚部屋大賞に入賞しそうな勢いの部屋に入る。】

まなみ「ちょっと〜ユウくん、お部屋片付けてください〜。」
ユウ「うん〜やっとく〜。」


【1週間後、さらに汚くなっている部屋、うず高く積まれた洗濯物。】

まなみ「仕方ない、片付けよう。よいしょ、よいしょ……。」
ユウ「あ〜やっといてくれたんだ〜!今やろうと思ったんだよ〜。」
まなみ「そうなんだ。」
ユウ「ありがとう、まなみ!愛してる!」

――喜んでくれてよかった〜。頑張る私は愛されてる!これからも頑張る!


【2週間後、また汚くなっている部屋。】

まなみ「よいしょ、よいしょ……。」
ユウ「あ〜ありがとうね〜!最近遊びにきた友達が、部屋綺麗って褒めてくれたんだよ〜。」
まなみ「よかったね。」

――友人からの評価が高まったならすごい! きっと彼の友人は良い彼女を持ったねって言ってくれてるに違いない。よかった〜。


【1ヶ月後】

まなみ「よいしょ、よいしょ……。」
ユウ「ありがとね〜。」

――掃除=ライフワーク、私の使命……。


【2ヶ月後】

まなみ「よいしょ、よいしょ……。」
ユウ「……。」

――掃除=ライフワーク、私の使命、私の義務、普通の女子には堪えられないでも私には耐えられる堪え忍べ私きっと喜んでくれてるはずきっと……(以下略)。


【3ヶ月後】

まなみ「よいしょ、よいしょ……。」
ユウ「……。もう掃除しなくていい!」
まなみ「え? なんで?」
ユウ「俺が何もできないやつみたいに感じるから!」
まなみ「え? じゃあこの異臭のする洗濯物に囲まれて、ハムスターの寝床みたいな布団で寝ろってことかな?」
ユウ「俺は気にしない!」
まなみ「私は気になるなぁ。」
ユウ「そうやって掃除して、俺より自分がエライってマウンティングしてるんだろう!」
まなみ「!? そ、掃除でマウンティング……!? 逆に新しい!」

 

メサコン、負のスパイラルへようこそ

【婚活はつらいよシリーズ9】東京メサイア・コンプレックス女子〜私にダメ男を救わせて〜

その後のストーリーは想像におかませしますが、こんな彼らでも別れるのは死ぬほど辛いのです。いつも別れた直後はメサコンこじらせメンヘラ化。
負のスパイラル突入率は非常に高く、拒食になったり過食になったり……。恋って本当に大変ですよね〜。無料じゃできません。


ダメ男製造は長年切磋琢磨して身につけた「高度なテクニック」で職人技(ドヤっ)です。メサコンではない方からすれば、なにゆえダメ男に時間を割いているのか、理解できないと思われます。ええ、理性では私もそう思うんですよ。頭では!


――救われたい、だから誰かを救いたい


メサイア、つまり救世主になぜなってしまうのか、賢い皆さまならだんだんこの闇深さがお判りになってきたでしょうか。
私がナンパ師なら「こんばんは、キミ、可愛いね。どこ行くの? 今日これから救わせて? がんばるからさ。」変質者にもほどがありますね〜。誰がついて行くか!


先の例のように、掃除が苦手な男性と掃除が好きな男性がいるとします。二者択一なら私は掃除のできない男性を好きになってしまいます。私がせっせと掃除をすることで、彼も喜んでくれますし、私は自身を努力をするので価値がある、生きていて良い人間と思うことができるのです。完璧な人にはちっとも惹かれないんです。

 

ダメ男が意外にモテる理由はメサコン女子がいるからなのかも

【婚活はつらいよシリーズ9】東京メサイア・コンプレックス女子〜私にダメ男を救わせて〜

さらに言うなら自分のはたらきによって「彼を補強している感じ」が得られるんです。自分は変えられないからこそ、他人を変えようとしてしまうのかもしれません。こうして文字に書いてみると、危険な思想ですよね〜。ここまで客観的に捉えるまでにも30年近く時間がかかりました。メサコンボンバー発動中の時は生きることに無我夢中で、意識できないものなのです。自分のことって本当に見えないものですよね。常に鏡を目の前にぶら下げた方が良いでしょう。


ダメ男が意外にモテる秘密も、私のようなメサコン女子がいるからなのかもしれませんね。彼らは尽くしてくれる人の扱いがうまいですし、都合よく洗脳することができます。彼らもメサコンセンサーを下半身に搭載しており、ビビッとわかるのです。ダメ男とメサコンの親和性、高すぎ〜。

 

付き合う相手を間違えないことがメサコンの生き残る道である

メサコンは根っからの悪人という訳ではありませんが、救世主の皮をかぶった偽善者という言い方をしてしまえば、なんだか悪質な新興宗教の教祖感ありますね。

とにかく、付き合う人を間違えてはいけないのです。相手から搾取され、他人を変えようとしない為にも。私のようなメサコンが生き残るにはこの方法しか残されていません。

あなたの周りにも一人はいるであろう、ダメ男が好きなメサコン女子。「そんなダメな彼氏と別れた方がいいよ!」とか、「もっと良い人いるはずだよ!」とか何を言っても、メサコン女子はあなたの言うことを聞かないはずです。

……いえ、聞けないんです。聞けるはずがない! そこには夜の富士山の樹海より恐ろしい理由があるのです。おっと、良い子は寝る時間! 次回も一字一句お見逃しなく!

 

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